“明日”をつむぐテクノロジー special

近未来ショールームがその機能を評価し採用 安全性・安心感・快適性を高め省エネにも優れる東芝のエレベーター

※記事中の情報につきましては、すべて取材時点のものとなります。
「ハピネスに満ちあふれる、カーライフのための情報発信基地」をテーマに2016年9月にオープンした広島トヨペットのショールーム「CLiP」(広島県広島市)に、東芝エレベータの「SPACEL-GR II」<スペーセルGR II>初号機が導入された。高い省エネ性に加え、「しきい間すきまレス」機構などの新機軸が選定のポイントである。
古谷 英明 氏 広島トヨペット株式会社 代表取締役社長
北川 宗 氏 広島トヨペット株式会社 総務人事部 次長

およそ120万人の人口を抱える中国地方最大の都市、広島市。その玄関口ともいえるJR広島駅から南西におよそ3kmのところにある広島大学本部の跡地で、総面積11.4haにも及ぶ「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト」と呼ぶ大規模な再開発事業が進められている。

このうち、およそ3.8haのエリアを対象に事業者の公募が行われ、人材の育成、支援、交流、定着を目指したコミュニティづくりなどを柱に据えた「広島ナレッジシェアパーク」事業が選定された。

広島ナレッジシェアパーク全体の完成は2018年の予定だが、その一角に一足早くオープンしたのが、広島トヨペットの新ショールーム「CLiP HIROSHIMA」である。

「馬力や燃費などのスペックを売るのではなく、クルマのある生活を提案したいという考えを以前から抱いており、再開発のお話をいただいた中で、新たな情報発信拠点として『CLiP』を開設しました」と、広島県に36店舗を展開する広島トヨペットで代表取締役社長を務める古谷英明氏は説明する。

2016年9月にオープンした広島トヨペットのショールーム「CLiP」
リンク

新機能を評価しエレベーターを選定。近未来ショールームの上下階を結ぶ

「CLiP」は1階がクルマのショールームで、トヨタの最新の燃料電池自動車「MIRAI」などが並べられているほか、実物大に近いサイズでクルマの映像が見られる60インチ×12面のモニタなどが備え付けられている。

2階には、「クルマに興味のない人も『CLiP』を気軽に利用してほしい」(古谷氏)との考えで、新刊本などを自由に読めるカフェと、ミーティングやセミナーにも使えるナレッジルームを設けた。

この1階と2階とを結んでいるのが、東芝エレベータの「SPACEL-GR II」<スペーセルGR II>である。

一般にエレベーターの機種選定は設計事務所などが担当するが、「CLiP」では広島トヨペットが直接関わった。

「『CLiP』は、ショールーム全面をガラス張りにしたり、屋根には50kw/hの太陽光発電設備を設けるなど、意匠を含めて近未来の表現をコンセプトに据えています。そのためエレベーターについても最新のモデルを使いたいと考えていました」と、同社総務・人事部の北川宗氏は経緯を説明する。

「そのような折、当社の本社ビルのエレベーターも手掛ける東芝エレベータから提案があり、省エネを追求していることに加えて、カゴとドアの隙間から鍵などの落下を防止する『しきい間すきまレス』機能や、豪雨でも浸水被害が及ばないように巻上モータを上部に設置した構造など、新しい仕組みが『CLiP』のコンセプトに合うと判断し選定しました」(北川氏)

図1 カゴと乗り場との間の隙間を塞ぐ「しきい間すきまレス」機能を搭載
リンク

従来機に比べ最大50%の省エネ化。安全性・安心感・快適性も向上

SPACEL-GR II」は省エネ性能と環境性能に優れたマシンルームレスのエレベーターで、従来モデルに対して安全性・安心感・快適性をさらに高めたのが特徴である。マンションや住宅向けモデルのほか、寝台用モデルや展望用モデルなど、定員6人(450kg)から20人(1300kg)までをラインアップする(オーダー型では最大定員26人/1750kgまで対応)。

まず省エネ性については、高効率な巻上機およびドアモータの採用、待機時電力を削減した制御装置、LEDの天井照明、カゴの軽量化。そして、巻上機を発電機として使う回生電力機能を組み合わせると、従来機に比べて最大50%もの消費電力の削減が図れる※。

「しきい間すきまレス」は乗降時にカゴと乗り場との間にできる10㎜程度の隙間を塞ぐ仕組みだ(図)。隙間からの落とし物を減らすことができるのが最大の特徴だ。

もう一つの特徴が災害への対応機能だ。ゲリラ豪雨や大型台風による浸水に備えて巻上モータや制御装置を上部に配置したほか、地震のP波(初期微動)を感知すると最寄り階に停止して降カゴをアナウンスする機能など、さまざまな機能を装備している。

その他に、他人との同乗時に安心な広角ミラー付き操作盤を新たに開発。標準モデルとしてコストを抑えつつ、多様なニーズに対応した。

(一部機能は有償オプション)
※ 東芝エレベータ調べ

今後の利用者の増加にも安心。東芝の省エネ技術などにも期待

エレベーターは利用者からすればあって当たり前でなかなか価値としては捉えられにくいが、それでも東芝エレベータの「SPACEL-GR II」を選定してよかったと北川氏は評価する。

「隙間を塞ぐ仕組みがあるため幅広い層のお客様の利用にも安心ですし、カゴの昇降もスムーズかつ静かなので高級感を感じさせてくれます」

今後「CLiP」の存在が周知され、さらに広島ナレッジシェアパーク全体が完成すれば、2階のカフェを中心に利用者の大幅な増加が見込まれる。安全性・安心感・快適性を高めながら省エネを図った「SPACEL-GR II」は、スムーズで静粛がゆえに、利用者のほとんどが意識しないまま乗り降りするはずで、それこそが「CLiP」にとっての価値になるだろう。

最近の自動車は、電気自動車や燃料電池自動車など電動化が進んでいるほか、衝突被害軽減ブレーキや自動運転機能などの技術革新も目覚ましい。

「ディーラーも社会の変化や要請を無視していては会社が成り立たない時代になっています。さらなる省エネや新エネルギーへの取り組みを含めて、東芝グループの技術力と提案に期待しています」と古谷氏は述べる。

企業情報

広島トヨペット株式会社
●設 立:1943年1月
●資本金:9,600万円
●本 社:広島市西区観音町7-8
●事業内容:新車/中古車の販売
●URL:http://www.h-toyopet.com/
ユーザーが安全・安心にカーライフを送れるために、かつカーライフを豊かにするために、真に満足できる優れた商品とサービスの提供をモットーに、広島県内に新車店25店、中古車店9店、レクサス店2店を展開している。
pagetop

お問い合わせ

  • 東芝エレベータ株式会社

    〒212-8585 神奈川県川崎市幸区堀川町72-34(ラゾーナ川崎東芝ビル)
    広報室  TEL. 044-331-7001
    http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/