“明日”をつむぐテクノロジー special

次世代のコンピューティングスタイルに向けて「フラッシュメモリー技術をフル活用するストレージ戦略」

※記事中の情報につきましては、すべて取材時点のものとなります。
東芝は、「安心・安全・快適な社会=Human Smart Community」の実現をめざして、「エネルギー」「ストレージ」「ヘルスケア」の3つを柱に、事業に取り組んでいる。ビッグデータの利活用がいわれ、クラウドが普及する中で、データセンターは社会インフラとして大きな役割を果たしていく。その重要な構成要素であるストレージについて、東芝の戦略とソリューションを紹介する。
菊地 宏臣 氏 (株)東芝 クラウド&ソリューション社クラウドプラットフォーム&サービス推進部ストレージプロダクト&サービス商品技術部部長

センサデータ(M2M)やソーシャルメディア(SNS)などの膨大なデータを集めて、利活用するビッグデータが注目され、クラウドの普及が進む中で、社会インフラとして重要な役割を果たすのがデータセンターだ。その能力を高めるとともに、地球温暖化対策のために、消費電力を抑えることが必要になる。その切り札と目されているのがフラッシュストレージで構成されるオールフラッシュデータセンターだ。現在、容量あたりの単価が安いことから、ストレージには主にハードディスクドライブ(HDD)が使われている。しかし2018~20年にはフラッシュメモリーの方が容量単価が安くなると予測されている。そこでは、HDDに代わって、高速で消費電力も少ないフラッシュメモリーが使われるフラッシュストレージになることは確実だ。

「東芝はフラッシュメモリー技術とデバイス、ストレージシステム、それを活用するソリューション技術のすべてを持っている企業です。企業が去年や今年入れ替えたシステムが次の更新時期を迎える時には、ITの世界は劇的に変化しているはずです。そこに向けて東芝は持てる力を結集して、ストレージを軸に新しいコンピューティングスタイルを作り出していきます」とクラウド&ソリューション社部長の菊地宏臣氏は話す。

東芝グループが持つストレージ技術
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強みを生かして、次のコンピューティングスタイルを生み出す

ビッグデータではデータを集めるだけでなく、それをつないで分析し、ビジネスに役立てることが求められる。そのため、中心となるストレージにはデータの収集・蓄積、相互連携、セキュリティを担保したマネジメントなど多くの機能が必要になる。それに対応して、東芝は様々な周辺技術を使って、データを集め、それを守り、うまく活用していくためのソリューションを提供しようとしている。

一方、ITの世界では、昔ながらのサーバー、ネットワーク、ストレージという3階層構造が崩れてきている。その中で次のコンピューティングスタイルに向けて、ネットワーク、ストレージの仮想化へ進む仮想化ベンダーやサーバー技術を取り込むネットワークベンダーなども出てきている。

「ストレージの世界では、フラッシュストレージが普及してくると、メモリーからドライブまでが遅延なく接続され、新しいソリューションが生まれます。東芝は幅広いストレージ技術を生かして、アライアンスパートナーや様々な知見を持っている人たちと組んで、オールフラッシュデータセンターの構築をはじめ、Human Smart Communityの実現に貢献していきます 」(菊地氏)。

オールフラッシュデータセンター
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様々なニーズに対応する製品やサービスを提供

こうした中、ITの世界ではクラウドが主流となる時代がやってきている。そこでは、ストレージもオンプレミスだけでなく、クラウド単体、あるいは複数のクラウドを連携して使うようなニーズに対応して、ソリューションが用意されなければならない。そのために、東芝ではエンタープライズやクラウドサービスプロバイダー(CSP)など幅広い分野での使われ方を意識した製品を企画し、提供している。

その中でユニークなのが2014年2月に提供を開始した「東芝クラウドストレージアレイサービス」である。これを利用すれば、企業はストレージを所有する必要がなくなる。IT投資ではサーバーの占める比率が減少する中で、ストレージと運用コストの占める比率が相対的に大きくなっている。このサービスはそこでの課題であるストレージ投資額の削減ニーズに応えるもので、グローバルなパブリッククラウドサービスよりも信頼性は高く、遅延は少ない。その上でクラウドサービスの利点である、ストレージ更新時に不可欠だったデータ移行の必要がなくなり、バックアップと災害対策も行うことができる。「データをためるのにも、守るのにも、そして移すのにもお金がかかります。それを解決するのがこのサービスで、DR(ディザスタリカバリ)にも使えます」(菊地氏)。

データの重要性がますます高まる中で、東芝ではこうしたサービスも含めて、エコシステムを構築し、フラッシュストレージの大きな特長である低消費電力を生かした環境にやさしく高速なストレージ製品やサービスを提供。様々なニーズに応えていく考えだ。

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