第1回意見交換会(大企業編)を開催

 2017年10月16日に、東京築地の国立がん研究センター中央病院において「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」2017年度第1回意見交換会(大企業編)が開催されました。

 今回は、東京都の「がん患者の治療と仕事の両立への優良な取組を行う企業表彰」において、平成28(2016)年度大企業部門優良賞を受賞したアフラックの取り組みが発表され、その後、意見交換が行われました。外はいっきに冬になったような寒さだったにも関わらず、111名が参加。会場内は、熱気に包まれました。

第1回意見交換会(大企業編)登壇者

武田 雅子氏(たけだ・まさこ)(座長)

株式会社クレディセゾン 取締役 営業推進事業部長 兼 戦略人事部 キャリア開発室長
1989年入社、セゾンカウンターに配属後、ショップマスターを全国5拠点にて経験し、営業推進部トレーニング課長、人事部人材開発課長、戦略人事部長を経て、昨年6月より現職。ダイバーシティを掲げつつ、組織の一体感を醸成するために人事が行う全社表彰式など、組織活性を推進するのと併せて、人事部内にあるキャリア開発室を通して「働き続ける」をテーマに傷病休職者の支援プログラムを展開。自身も11年前に乳がんを経験しており、オフタイムには「一般社団法人CSRプロジェクト」の理事として、がんサバイバーの就労支援を行っている。

金室 麗子氏(かなむろ・れいこ)

アフラック 人事部 健康管理室 室長
1991年東京女子医科大学を卒業後、同大学病院の糖尿病・代謝内科に入局。1998年アフラックに入社。社員の健康管理を担う医務部を経て、2002年より現職。現在、東京女子医科大学病院の非常勤講師として週に一回外来診療を行っている。

伊藤 道博氏(いとう・みちひろ)

アフラック 人事部 人事課長
アフラックに入社後、保険金・給付金の支払査定業務に従事し、2002年より人事部門で人事制度の設計や、採用・教育・労務など幅広く経験。2011年に営業部門へ異動、支社長としてメガバンクや大手乗合代理店を担当後、2015年より現職。

若尾 文彦(わかお・ふみひこ)

国立がん研究センターがん対策情報センターセンター長
1986年横浜市立大学医学部卒業。国立がんセンター病院放射線診断部医長などを経て2012年より現職。「がん情報サービス」や「がんの冊子」などを通して、がんの情報の発信と普及に取り組んでいる。

高橋 都(たかはし・みやこ)

国立がん研究センターがん対策情報センターがんサバイバーシップ支援部長
一般内科医として勤務後、がん患者の生活の質やサバイバーシップに関する研究に従事。罹患後の暮らし全般、特に本人や家族の就労問題に取り組む。厚労省「がん患者・経験者の就労支援のあり方に関する検討会」構成員。

 最初に国立がん研究センター(NCC)の若尾文彦がん対策情報センター長から、このプロジェクトの背景と、がんと就労の現状について説明がありました。

 「この意見交換会は4年目を迎えた。がんと就労の両立は個別性が高く、これが正解というものはない。できるだけ多くの事例を集めて、意見交換会やサイトで紹介している。これまでの事例はウェブや『がんと就労白書』に掲載していて、読んでいただける。

 いまは、がん=不治の病ではない。働くがん患者は35万人いる。一方で、仕事をやめてしまう人も多い。厚生労働省はがん患者の就労を重要課題として、健康局、職業安定局、労働基準局の3局で取り組んでいる。一昨年2月に労働基準局が出した『事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン』は、がんなど私傷病も対象としている。必要な環境整備や具体的な文書のひな形が載っているので、ぜひ参考にしてほしい。

 昨年12月にがん対策基本法の一部が改正され、事業主の責務や、国及び地方公共団体の役割について追加された。今年3月の働き方改革実行計画には、「病気の治療と仕事の両立」という項目があり、両立支援コーディネーターを介したトライアングル型サポート支援をうたっている。

 5年ごとに更新されるがん対策推進基本計画は、今年3期目が始まる。まだ案の段階だが、3つの柱のひとつに「がんとの共生」があげられ、「社会連携に基づくがん対策・がん患者支援」「がん患者等の就労を含めた社会的な問題」などの項目がある。それに基づき、両立支援制度を進めるための表彰制度、経営者や産業スタッフへの啓発活動、人事担当者への研修などが実施されていく予定だ。

 また、個別目標として、国は3年以内に「治療と仕事両立プラン」(仮称)を開発し、体制整備を進めることになっている。

 国はがん患者を中心とした治療と仕事の両立を進めようとしているし、企業もいままで以上に取り組んでいると思う。

 今日発表されるアフラックの取り組みを、ぜひ参考にしてほしい」とのことでした。

 次に、アフラックの伊藤道博人事課長から、アフラックの取り組みについて発表がありました。その内容は別途取材したものとあわせて別の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください。ここでは、その後の意見交換について報告します。

テーマ1:アフラックにおける「がんと就労」への取り組みについて

 座長の武田雅子クレディセゾン取締役から、「アフラックでは時間をかけじっくり取り組んだように見えるが、実際にはどうだったのか」と問われて、アフラックの産業医である金室麗子健康管理室室長は、「がん対策を計画的に進めたわけではなく、個々の社員や上司と話をしながら、個々の事例で悩みながら積み上げてきた。両立のためには、社内でがんの話を言い出しやすいことが大切だ。そのためには一般社員がどこまで自分事化できるかだ。がん保険の会社だから、社員はがんのことは一通り知っているだろうと思っていたが、2009年に調査したところ、がん検診についてきちんと知っている人は5割未満だった。そこで、がんを自分事として身近に感じてもらうために、まず、がん検診受診率を上げるよう取り組んだ。その間、がん患者が自分のことを会社に語れるようサポートしていくうちに制度が追いついてきて、支援がしやすくなった」と述べました。

 若尾センター長から、「がんについて認知度を調べようと思ったのは金室先生か」と問われて、金室氏は、「自分は当然知っているものと思っていたが、まず、がん検診の受診率を調べようと考えたところから始まった」と答えました。

 若尾センター長から、「在宅勤務など両立支援の制度が2017年に一気に始まったのはなぜか」と問われて、伊藤氏は、「働き方改革の影響が大きい。当初は育児との両立支援を想定していた。経営トップの判断でいっきに制度ができた結果、がんや病気の人が、制度を上手に使っている。がんの両立支援のために制度を整えたわけではない」と説明しました。

 NCCの高橋都がんサバイバーシップ支援部長から「治療に専念する制度は1970年代から80年代にできていたのが、両立支援制度は2016年と17年にいっきにできた。政策の追い風以外に、社内のがんに対する啓発活動が影響したのか」と質問があったところ、武田座長が「広報との連携があったと聞いているがどうか」と、会場に在席していたアフラック広報部参与の飯田吉宣広報課長に発言を促しました。飯田氏は、「地方自治体とがん対策推進で提携するために、2010年に広報部にがん対策推進室を作った。地方自治体との提携が一通り済んだあと、社内ではどうだろうと考えて、e-Learningでがん検診の認知度を調べた。ところが5割程度しか知らないと判明し、社内向けの啓発活動を展開することにした。がん対策推進室は3年ほどで発展的に解消した。現在は広報部の社外広報活動推進課が業務を引き継ぎ、社内向けの啓発活動も行っている」と説明しました。

 また、金室氏から「がん対策推進室から声をかけてもらって、健康管理室、健康保険組合、がん対策推進室の3者でe-Learningによる啓発活動を始めた。1年では効果がなく、5年近く繰り返し行って、ようやくがん検診の認識率が8割になった。なお、2013年にがん検診の受診率が上がったのは、e-Learningの影響よりも、定期健康診断でがん検診を受けられるようにしたためだ」と説明がありました。

 武田座長から「産業医と広報の連携は珍しいと思うが、これはアフラックの社風なのか」と問われて、金室氏は「私は長年産業医をしているので、廊下ですれ違ったときに社員から気軽に声をかけられたりする風土がある」と答えました。

 若尾センター長から、「定期検診との一本化というニーズがあることがどうやってわかったのか」という問いに、金室氏は「e-Learningで『なぜ検診を受けないのか』と質問したところ、怖いから、費用がかかるから、忙しいからなどの回答があったので、受診機会を提供すれば伸びると思った」と答えました。

テーマ2:制度活用の実際や工夫など(サバイバーから)

 2つめのテーマでは、がん治療と仕事の両立体験者としてゲストとして登壇したアフラック総務部ファシリティマネジメント課の井上想さんに、体験を語っていただきました。

 「2006年頃に肺がんの父の看護と2歳になった長女の子育てと仕事が重り、介護休職がない当時は大変だった。その後、2009年に第二子、第三子となる双子を出産した。介護と3人の育児に追われ、記憶にないくらい忙しかったが、がん検診は定期的に受けていた。しかしながら、授乳期の頃から右胸に異変を感じていた。複数の病院で検査をしたが、なかなか診断がつかないまま、2013年にようやく特殊なタイプの乳がんと判明し、手術を受けてホルモン治療を行った。さらに同年、2007年に肺がんを経験していた母の再発も判明。当時は治療と仕事と介護を両立する制度は整っていなかったため、有休などを駆使した。

 手術をして約2カ月で仕事に復帰したが、病気の影響で体力と気力が落ち、ホルモン治療の副作用が強く出ていたこともあり、以前と同じような働き方ができなくなっていた。がんになって迷惑をかけて申し訳ないと自分を責め、助けが必要な状況であることを、周囲に上手く説明できなかった。もし時が戻せるなら、4年前の自分に『今、大変だから手伝ってほしいと周囲に言っていいんだよ』と言ってあげたい。気持ちが空回りした結果、適応障害になり、翌年に1年間休職となった。復職後も、元のようには上手くコミュニケーションをとれなかったが、2016年に異動してからは、気持ちを切り替えて働けるようになってきた。その頃、制度が整ってきて、体調に合わせて在宅勤務やフレックスタイムを利用して、緩急付けて働く技を身につけた」とのことでした。

 若尾センター長から、「当時、もっとこういう環境があったら周囲に話しやすかっただろうということはあるか」と問われて、井上さんは、「がん患者の社内ネットワークがあればよかったと思う。子育ては明るい話題なので情報を得やすいが、がん患者の仲間を見つけることは難しい。元上司から、すでに退職した乳がん経験者の先輩を紹介してもらったところ、そのアドバイスがすごく役立った。また、人生には病気や子育てや介護などさまざまな事情で100%の力で働けなくなるときが、人間のライフスパンには必ずある。そんなときは一時期ペースを落としてもいいんだと、自分も周囲も理解していれば、もう少し言いやすかったかもしれない」と答えました。

 若尾センター長から、「いろいろなペースの人がいることをみんなで理解するために、人事や産業医としてやっている取り組みはあるか」と問われて、金室氏は、「上司は自分の部署の成果を上げなければならないし、他の社員から『同じ給料なのに不公平』と言われる。そのときには、私から上司に『人生にはそういう時期がある』と話したり、本人が語れなかったことを代わりに言ってあげたりする。また、『人生はいろいろな時期があるので、明日は我が身かもしれない』と、さまざまな研修で少しずつ話すようにしている」と答えました。

 高橋部長は、「人生にはアップダウンがあるし、一定の人数が集まれば、必ず病人はでる。それが普通なんだという認識を、会社側が研修などで伝えていくことが大切だろう」と意見を述べました。

テーマ3:他社への応用は可能か?

 武田座長から、他社への応用について意見を問われて、若尾センター長は、「女性は若い世代にがんが多いし、これから定年延長があると、がんに罹る社員は増えていくので、他人事ではない。がん保険の会社だからということではなく、社会人は、みんながんのことを考える必要がある。また、社内の啓発活動で全体の雰囲気作りをしていけば、患者は話しやすくなり、上司も何らかの対応がしやすくなる。上司は、最低限、健康管理室や産業医につなぐだけでもできればいい」と意見を述べました。

 高橋部長は、「今日の話を聞いて、時間をかけて社内のいろいろな困りごとや気づきを、とてもていねいにすくい上げて、ひとつひとつ対応してこられたのが印象的だ」と感想を述べました。

会場を交えての意見交換

 次に、会場から質問や意見を募って、意見交換を行いました。

上司への教育

 人事担当者という男性から、「いろいろな制度を導入する際に、上司への教育をどのように組み込んでいるのか」と質問がありました。伊藤氏は、「現状は、十分な管理者教育ができているとは思っていない。新任のときに金室先生に話してもらうが、その後のフォローアップが十分ではない。制度の使い方は、各現場の実例から学ぶこともある。実例を広報からPRしたり、産業医や人事に相談されたときに紹介したりすることで、制度利用が広がっている。人事だけではなく、広報を含めて連携ができればいいと思う」と答えました。

 金室氏から「研修など実務的な場できちんと伝えていくことが大切だ。それから、いま働き方改革を進める中で、残業時間が短くなってきた。そうすると、身体がつらい人たちも、やっていけそうだと思えるようになる。周りの人がすごく忙しそうだと、『ゆっくり働いていいんだよ』と言われても、そうはいかない。がんについて教育するだけではなく、全体的な働き方の変化があると意外に効果がある」と発言しました。

 また、広報の飯田さんから「健康管理室は、うちでは小学校の保健室のような存在だ。社内報で健康に関するメッセージをよく発信してもらうので、金室先生は社員によく知られている。しかも気さくな人柄で、誰よりも現場のことを知り、適切なアドバイスをしていただける。わが社では、産業医の存在が大きいと思う」と発言がありました。

メンタル面のサポート

 産業医をしているという男性から、「がんになった社員は、がんと診断されたときのメンタル面での衝撃が大きく孤立してしまいがちだ。精神面のサポートについて、何か工夫はあるか」と質問がありました。

 金室氏は、「がんと診断された時点で産業医につながることが少なく、その点は課題がある。また、個人によって考えは違うので、その人の話をじっくり聞くことが大事だ。仕事との両立のことばかりを話すと、働かなければいけないとあせってしまう」と答えました。

 高橋部長から、「診断時の衝撃は、本当に大きい。診断時に3割が離職するが、そのうち4割は治療が始まる前に離職する、いわゆるびっくり離職だ。びっくり離職を防ぐには、主治医が何か言わなくてはならないし、職場でのサポートも必要だ。いろいろな人の話を聞くと、意外に『待っていますよ』『大丈夫ですよ』といった、小さな励ましが人の心に残るようだ。そういう励ましがあるのは、社内風土だろうか」と発言がありました。

 武田座長は、「びっくり離職もあるが、1年ほど経ったときにも3割程度の離職がある。精神的な浮き沈みには波があるし、個人の事情もそれぞれ違うので、本当に難しい。ただ、やはり職場に少しでも居場所があるとか、ミッションがあると大きいのかなと思う」と意見を述べました。

社内ネットワーク&再雇用

 自身も前立腺がんに罹ったという男性から、「社内ネットワークを作らないかと人事に言ったら、『公表したがらない人が多いから、作りたくてもできない』と言われた。アフラックは、そこをどう解決するつもりか」と質問がありました。伊藤氏は「望まない人もいると思うが、今回、発表のために改めて3人のがん経験者に意見を聞いたところ、全員に『ぜひ作ってほしい』と本音で言われた。若い人には『社内ネットワークがあればキャリアの相談をしたい』と言われたが、人事には相談しにくいこともあるだろう。第三者で同じような立場の人たちが世代を超えてつながる必要がある。金室先生にも声をかけてもらって、少人数でもスタートすれば、意外にうまくいくのではないか」と答えました。

 同じ男性から、さらに「人事に病気のことが伝わっていない場合もある。伝わっていない人こそ本来ネットワークが必要だと思うが、どうするか」と問われて、伊藤氏は、「その通りなので、産業医のサポートが必要だ。ただ、絶対に会社に明かしたくない人もいるだろうから、大切なことは個人の意思を尊重すること」と答えました。

 また、同じ男性から「すでに退職した人が、もう一度働きたいと言ってきたときには受け入れるのか」と質問がありました。伊藤氏は、「がんに罹患して退職した人を再雇用する制度はないし、自分の記憶では経験もない。ただ、わが社は一度辞めた人を再雇用することは珍しくない。他の中途採用と同じで、求めるポストに当てはまるキャリアがあれば、雇用する。がんの罹患者についても、当社での職務発揮に問題ないのであれば疎外する理由はないと思う」と回答しました。

短時間勤務中の給料

 昨年、がんで8カ月くらい休職したという男性から、「私が復職するときには、面談をして、復職をするときに、まず午前中だけ、それに慣れたら3時までと、徐々に勤務時間を増やしていき、最後に8時間勤務に戻った。ならしで短時間勤務の間は休職期間で、賃金は出なかった。アフラックはどう判断しているのか」と質問がありました。

 金室氏から、「復職は、基本的に安全に通勤ができて、9時から5時までフルに働ける体力があることが大前提だ。化学療法などで1カ月のうち3、4日はちょっと体調を崩すというときに、そのときだけ少し短めに働いて時間給にすることはある。基本的に復職すれば、給料は支払われる。アフラックでは休職中でも95%もの給料がでるので、その点も含めて考えたらどうかとアドバイスすることもある」と答えました。

まとめ

 最後に、武田座長から全体の感想を求められて、伊藤氏は、「このような機会をいただいたことに感謝する。発表ではきれいにまとめたが、実際には、順序立てて計画的に制度を整えてきたわけではない。試行錯誤の中で制度ができ、それを運用してきた。いま、ダイバーシティで女性活躍ということは、各社でやっていると思う。2人に1人ががんになる、2人に1人が女性だと考えると、同じだと思う。このあと、社員の年齢層が上がれば、介護の問題も出てくるだろう。結局は、多様性の受容だと理解することだ。また、それができる社内風土や人材を作っていくことが大切だ」と発言しました。

 武田座長は、「アフラックでは、さまざまな部門の人が自分事として、きちんと自分の仕事をしているところが、印象深かった。同じがんになった社員でも、人それぞれだ。『働けるよ、大丈夫だよ』という前に、それぞれの考えを確認する必要がある。それから、上司を孤独にさせないという言葉が何度も出てきて、自分は反省した。ともすれば、『上司が協力してくれない』とやり込めがちだが、仕事をきちんと回せるような環境を、人事、産業医、その他回りの人が作っていくことで、上司を孤独にしないことが重要だ。アフラックでは、みんながサポートしてみんなで成果を出すという姿勢が感じられて、とても勉強になった。多様性を受容していく中で、このがんと就労の問題を制することが、働き方改革を制することにつながるのではないか。すごく勇気をもらった」と発言しました。

 最後に、若尾センター長は、「アフラックの事例は、初めからすごいものがあったわけではなく、いろいろなものを積み上げていった。それも、働き方改革で作ったものをがんに応用したり、その逆もあったりする。先ほど伊藤氏に、『アフラックが他社と違うところはありますか』と聞いたら、『がんに対する偏見が他社よりも少ないことはあるかもしれない』と言われた。武田座長の言うように、がんを多様性と置き換えて、それに対する偏見や難しさをなくすことで、どの会社でもいい取り組みにつなげられるのではないか」と締めくくりました。

ご来場頂いた皆様から貴重なご意見を頂きました!

第1回意見交換会(大企業編)会場アンケート結果

あなたのがんとの関わり方は?(複数回答)

本日の意見交換会は?

9割近くの方に「役にたった」とお答えいただきました

本日の意見交換会は?

本日のご感想をお聞かせください。今後とりあげてほしい事例や話題・論点などがあれば、お書きください。(一部をご紹介しています。また、読みやすいよう加筆や修正などをしています)

・人事、産業医、患者等、様々な立場の意見が聞けて良かった

・まさにがんと共に働くというテーマに促した内容です。私の会社も在宅勤務制度が充実しているのですが、介護に利用されることが多く、今後の応用に活かしたいと思いました。

・”がん”を自分ごと化することの重要性を改めて感じた。また社内啓発を進めていくことが制度をつくることよりも大切になってくると思った。

・アフラックにおける病気&がんの治療のサポートや制度について、事例を知ることができ、有意義だった。病気になっても、働くことは生涯のテーマである一方で、「病人=休まなくてはいけない、働いてはいけない」などの偏見が社会が根強いと感じている。病気や治療、生活に関して、社会の理解をどう広めるかが、大きな課題だと思います。

・アフラックさんの現在の素晴らしい制度や社内風土がどのようにできたのか、というお話をイチからうかがうことができて大変勉強になりました。またサバイバーの井上さんのお話しをうかがい、双方向で「がんと就労」の問題について見る事ができたのも良かったです。

・きれいごとばかりでない、リアルな話を聞けてよかったです。

・人事、産業医、広報の連携がよくとれ、話の通りやすさが印象的でした。社員への啓発は参考になりました。

・私が、がんと診断された時、今後どうしようかと上司に相談しましたが「好きなだけ休んでよい」と言うだけで本当に悩みました。会社のことも病気のことも理解している産業医の方に相談できるアフラックさんが羨ましいです。傷病・がん就労支援ハンドブックもいざがんだと診断された時に落ち着いてゆっくり調べている余裕はないので、とても役立つのではないかと思います。

・上司、人事だけでなく、産業医もあわせて〝三位一体"の仕組みでそれぞれが新たに何ができることを見つけて取り組んでいらっしゃることが良くわかりました。気づきを戴くことができました。

・顔の見える関係、相談、話せる関係をつくる大切さを感じました。ありがとうございました。

・がん保険の会社としての努力の跡がよく理解できました。

・今回は家族が罹患したため参加したが、就労者として「もし」自分ががんになった時のシミュレーションとして役に立った。次回は中小企業編に参加したい。

・e-Learningの活用でがんの社員教育を取り入れているのは大変よい事例だと思いました。そもそも健康診断の受診率が悪く健康意識の低い社員が多い会社なので、まずはそこからの取り組みになりますが、がん教育を取り入れることで健康意識向上につながるのかも知れません。

・自分の経験を通して、疑問に思ってきた事や、こうすれば良いのでは?という思いつきが、実は自分の事だけではなく、ここに来ている関係者や実際に人事・産業医として運用にあたっている方々の間でも検討、悩まされてきたことがわかり、少しほっとしました。

・他社の事例は自社に導入する際の参考になります。制度的には今回のものとほぼ変わらないものをそろえていますが、浸透、理解がいまいちです。社内への説得には、今日のお話しの中ででてきたワードを積極的につかってプッシュしていこうと思います。

・産業医金室さんのコミットメントの深さに感動した。自身は2011年からステージ4の乳がんを患い、治療を続けるが、確定診断後の心理経過は、登壇された女性とほぼ同じ、罹患前は働かない人間に冷酷だったし、それゆえがんになった自分をなかなか受容できず、やはり抗ホルモン薬を服用し始めた当初は不安定になったものの、その苦しさは主治医にしか打ち明けられなかった。同僚を見ても認知症の親の介護をしながら働いている者もいるが、不治のがんを患う自身と同様「終わり」が見通せないこうした状況に対する社会的企業内の支援は、期間が限られる子育てに比べ、あまりに貧弱と感じる。

・がん(病気)の実態と制度と運用を連携していく難しさが理解出来ました。

・自分が在籍している企業ではアフラック様のように社内での啓発が進んでいないので、大いに参考になりました。

・自分がいま働いている会社と比べて、人事や産業医の在り方が大きく異なる(良い方に)と思った。どうしてこれ程の違いができてしまうのだろうと強く感じた。 質問タイムが短かったと思う。

・社内(患者同士)のネットワークは必要と感じました。

・制度の設計のヒントをもらえました。

・アフラック社様の社内制度設立に至る経緯がよくわかりやすかった。サバイバーの方の“生”のコメントが現実的で参考になった。

・がんと共に働くがテーマでしたが、ダイバーシティ化のながれとして育児、介護も含めて、幅広く企業として取りくんでいかないといけないと実感した。とても勉強になった。

・会社での仕事の仕方、また、自分が癌になったときの意識づくりに大変参考になりました。ありがとうございました。

・制度は手探りでつくっていくものだ。ということが実感できました。ありがとうございました。

・治療と仕事の両立は必要だが、人によって仕事への距離感が違うということは印象的な言葉でした。「がん」について知ることは、本当に大切であると感じます。

・意見交換会への参加は今回で3回目でしたが、人事と産業医と患者それぞれのお立場からの発言はどれもとても役に立ちました。有難うございました。(当社も現在ハンドブック作成中なのでグットタイミングでした)

・はじめて参加いたしました。昨年がんを発症し、すぐに仕事を退職しましたが、体調も戻り再就職することができました。自身の経験とアフラックさんの会社のことがつながり、今後自分が会社でどのように役立てられるか、考えていきたいと思います。

・がんサバイバーの方々がパネリストだった関係もあって、がんサバイバーの参加者の意見なども聞くことができて非常に有益だった。

・この会のコンセプトや目標に対し、とても共感しました。意見交換会以外にも活動に参加できる機会がありましたら、ぜひ参加したいと思います。

・アフラック社内の実例を聞いて、仕事と闘病の両立をされている方が多い事、周りの方々のサポートの大切さを感じました。休職からの復帰する段階の短時間勤務の制度を検討してみたい。

・職場でがん患者さんをフォローしていく上でのヒントがたくさん得られました。ふだんの関わりが、いざという時(がん患者さんだけでなく、メンタル面でのフォローが必要な時も含めて)の支援を行っていくための大切な下地になるんだなと思いました。

・産業医の方の話が参考になりました。

・アフラック社の自分ごと化は大変参考になりました。企業内ネットワーキング是非成功させて下さい。自分の現状(特に抗がん剤投与後の体調低下、パフォーマンスの低下時)を伝えられなかった事、大変共感しました。

・管理職に向けての「がんと就労」に関する研修方法や社内の意識改革を行う上でやってきたことなどの具体的事例をぜひ取り上げてほしいです。

・がん診断を受けて退職してしまう方が多いとのお話がありました。動揺した患者に対して、周囲は何ができるのか、患者は何をしたら良いのか、そのようなテーマでお話を伺う機会があると良いです。

・経営的、人材的に余裕のない中小企業にとっての「がんと就労」についても、そのうちとりあげていただければと思います。

・アフラックさんをはじめとする好事例はわかったのですが、「悪い会社」の例を知りたい。と思いました。

・企業が両立支援に取り組むにあたってのコストについて取り上げてほしい。

・私自身が部下に罹患者(甲状腺がん)を持つ上司ですが、抗がん治療と就労の両立に正に直面している中で“がん罹患者を持つ部下”と上司のあるべき接し方のテーマで事例説明をお願いしたい。

・患者の上司の立場から見ると、自分が承認する人勤関連の事項で自分がよくわからないことでリスクを取りたくない(万一、出張先等で病気が重くなる)という本音がある。この点について、上司の責任を取り除いてあげるといった制度が望まれるが、人事、産業医の意見も踏まえて議論いただきたい。

・患者さん同志の意見交換会を行って欲しいです。

・がん患者に対するメンタル面からのサポートについての取り組みについての話をうかがいたい。

事例紹介

「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」では、がんと共に働く事例をご紹介してまいります。

企業レポート

「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」で紹介した、企業の「がんと就労」事例です。

意見交換会

「がんと共に働く 知る・伝える・動きだす」が開催した意見交換会の模様をレポートします。

セミナーレポート

「がんと共に働く 知る・伝える・動き出す」が開催したセミナーをレポートします。

セミナーレポート

「がんと共に働く 知る・伝える・動き出す」が開催したセミナーをレポートします。

インタビュー

がんと共に働く、をテーマにしたインタビュー記事を掲載しています。

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