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ビジネスモバイル最強化計画

レッツノート/タフパッドで企業力UP !最新モバイル活用シーン・事例を完全網羅!

ビジネスモバイル最強化計画

特集2020年1月24日公開

快適な操作性を長く維持する最新機種

第10世代Core™搭載「レッツノートSV9」を戸田覚がインプレッションレッツ

2020年1月、パナソニックはレッツノート2020年春モデルを発表した。現行のレッツノートは、LV/SV/QV/RZの4シリーズがあり、モバイルワーカーのさまざまな要求に応えることができる。今回は、2020年春モデルの中でも唯一、最新の第10世代インテル® Core™プロセッサーを搭載した「レッツノートSV9」を取り上げる。戸田 覚氏は以前から、「レッツノートSV」シリーズの前身モデルであるSZシリーズを愛用している。そこで、2020年春モデルとして登場した「SV9」について、長年レッツノートを使い続けてきた戸田氏ならではの、率直な印象を訊いた。

戸田 覚 氏(とだ・さとる)
ビジネス書作家。著書は150冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。自身もモバイルノートとして「レッツノート」を愛用する。現在、日経 xTECHで「戸田覚のIT辛口研究所」、日経クロストレンドで「『刺さる』プレゼンの極意」を好評連載中。


※このプロフィールは、掲載時点のものです。最新のものとは異なる場合があります。

レッツノートSV9はビジネスパーソンが選ぶPCの最適解だ

「レッツノートSV9」は、レッツノートシリーズで唯一、最新の第10世代インテル® Core™プロセッサーを搭載。
「レッツノートSV9」は、レッツノートシリーズで唯一、最新の第10世代インテル® Core™プロセッサーを搭載。

 ビジネスパーソンがPCを選ぶ場合、その業務にとって最適なPCしか買うべきではないと思いますし、買う必要もないと思います。ポイントは2in1である必要があるかどうかということで、私はプレゼンや講演などの用途で2in1が必要なので今は最新の「レッツノートQV」シリーズを使用していますが、必要でない方もいる。そうすると、この「レッツノートSV9」(以下、SV9)がよくできているんです。

 私は長らく「SV」シリーズの前身モデルSZシリーズを使用してきましたから分かるのですが、まず優れているのは、良い意味で変わっていないことです。ビジネス上で必要な頑丈性や軽さ、バッテリー駆動時間に対する信頼に変わらずに応えてくれます。また、「SV9」は大きさも絶妙です。他社の13.3インチモデルに比べるとより小さいので、細長いスマホなどを本体の横に入れても普通のカバンに入りますが、これが14インチや他社の13.3インチのものですと入らなかったりします。

 それから、キーボードでの入力性が高いというのが重要です。「SV9」はキーストロークが2mmあります。これだけストロークが深いモバイルPCはレッツノートの他にはほとんどありません。もちろん、個人の好みもありますが、プロのプログラマーとかキーパンチャーはストロークが深いキーボードしか使いません。ある程度深いほうが入力していて、人間工学的にも疲れにくく打ちやすいのです。ただ、本体を薄くするためとか、デザインをよくするためにストロークを犠牲にしてしまっているわけですね。キーボードでの入力性の高さからも、「SV9」はビジネスパーソンが選ぶPCの最適解です。

「SV9」のキーボード性能を試す戸田氏。「SV9」は2mmのキーストロークを維持している。ボディの端まできっちりキーボードを入れている(右)。
「SV9」のキーボード性能を試す戸田氏。「SV9」は2mmのキーストロークを維持している。ボディの端まできっちりキーボードを入れている(右)。

ビジネスパーソンにとってのPCの速さはベンチマークだけでは決まらない

 いわゆるPCの処理性能の速さというと、多くの方がベンチマークの値のことを言いますが、ベンチマークの比較はあまり意味がなくなっています。ベンチマークの数値が良いから仕事でのタスク処理が速いとは限りません。Excelで100万行の計算をするなどの使い方では当然速さは必要ですし、少しでも速いほうが生産性も上がります。ただ、多くのビジネスパーソンはあまりそういうことをしないですよね。大量のデータを処理する場合、少しでも性能が高いほうが時間を短縮できるのでいいのですが、昔だとこれがWindowsの起動とかExcelの起動だけでも時間がすごくかかったので、PCが速くあればあらゆる生産性の向上に寄与したのですが、今はその部分は十分速くなってますので、あまり関係がなくなっています。

戸田氏はベンチマーク上の数値と実用上での処理の速さは異なると指摘する。
戸田氏はベンチマーク上の数値と実用上での処理の速さは異なると指摘する。

 モバイルノートは画面が狭いので、複数のウインドウを同時に開いて使うよりは、2画面くらいで切り替えて使うことが多くなると思います。その状態でたとえばブラウザを開きながら、Excelやパワポ、メール、Slackなど複数のアプリを開いてスタンバイの状態にしながら、テキパキと切り替えて使うというときに、やはり処理能力が低いとアプリの切り替えがだんだんもたつくようになったりします。朝から晩までスタンバイで使っていて処理能力が低いと、なかなか反応が返ってこなくなったり、反応が返ってこないまま別のアプリを切り替えたりしていると、フリーズしてファイルの保存ができないなどの事象が起きたりします。

 このような複数のアプリを使用したマルチタスクでの処理能力のほうが実際の仕事の生産性向上には効いてくるのです。これはCPUだけでなく、メモリとかSSDにも関わってくるのですが、ベンチマークが速いからといってタスク処理など実用上で速いわけではありません。

第10世代Core™プロセッサーは5年後でも快適に使えることに意味がある

 どのメーカーのPCが第何世代のどのCPUを積んでるというのは実はあまり意味がありません。10万円程度のモバイルノートでも第10世代のCPUを搭載した製品が出ていたりします。重要なことは、仕事でExcelやWordやSlackなど複数のアプリを使うときに、CPUパワーは現時点では十分快適なんです。重要なのは、PCの買い替えスパンである5年から7年の間に、快適さを維持できるかどうかです。

長年「レッツノート SV」シリーズの前身モデルであるSZシリーズを愛用している戸田氏。写真左が「SV9」。右奥が戸田氏の愛用品だ。
長年「レッツノート SV」シリーズの前身モデルであるSZシリーズを愛用している戸田氏。写真左が「SV9」。右奥が戸田氏の愛用品だ。

 たとえば今はCore i3のモデルでも普通に使えるわけです。ただ、3年、4年経ったときに、「処理が重いなあ」「マルチタスクでたくさん起動すると切り替えが遅いな」「スタンバイからの復帰も遅いね」となるわけです。ストレージでも、PCIe対応で速いものがありますが、少し遅いものを使っていると、「なんか遅いね」と感じ始める時期が違ってきます。

 そういったことが第8世代と第10世代の違いとして私は効いてくると思っています。たとえば第8世代と第10世代のPCを同時期に使用し始めたときに、5年、6年後に第8世代だと重くなってきたと感じるところが、第10世代だといやいや5年経っても快適だねとなるわけです。

 今日Excelを使ううえでは、第8世代でも第10世代でも大して変わりません。大事なことは、見かけ上の速さでなはく、長くしっかりと使えることなのです。ベンチマークで処理速度が速いとされるPCを購入しても、途中で壊れたり、外装がボロボロになってしまったり、キーボードの入力が悪くなったり、タッチパッドの反応が悪くなったり、液晶の色がムラになったりしてくると意味がないですよね。要するに、PCを長期間快適に使うための速さが重要なのに、速さ以外の面で使えなくなってしまうケースが非常に多いのです。

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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