
クルマに搭載されるカメラの台数は増加し続けている。近年の市販車の場合なら、前方監視用に1台(単眼)から複数台、サラウンドビュー用に前後左右4台、ドライブレコーダー用に前後2台程度、デジタルインナーミラー用に後方1台、ドライバーモニタ用に1台など、10台前後が標準になりつつある。2027年にはその3倍程度にまで増え、高解像度化も進むと見込まれている。
ディスプレイの台数も増えてきた。メーターパネル、センターコンソール、デジタルインナーミラーの他、オプションでデジタルサイドミラーやリアシートディスプレイが提供されつつある。
「クルマはさまざまな方向で進化を続けています。イマーシブ(没入感)な車室空間の実現、機能やサービスのパーソナライズ化、安全機能や自動運転機能の向上などがその例であり、そうしたトレンドを背景に、カメラ、ディスプレイ、およびECUの間で、デジタルビデオ信号をいかに安定的かつ効率的に伝送するかが技術課題の一つになっています」と、アナログ・デバイセズの江口慶亮氏はトレンドを説明する。