日経クロステック Special

カーボンニュートラルを実現するアナログ・デバイセズのオートモーティブ・ソリューション Vol.4 プロセス技術やパッケージング技術を融合 ライティングやE/Eアーキテクチャの進化に応える電源ソリューション

車載向けのLEDドライバ・ソリューションや電源ソリューションで10年以上の実績を誇るアナログ・デバイセズ。LEDライティングの高機能やE/E(電気/電子)アーキテクチャの進化に応える形で、高い変換効率、部品点数の削減と回路の小型化、優れた過渡応答特性といった特徴を持つ電源ソリューションの拡充に努めている。数ある製品の中から、今回はヘッドライト用LEDドライバ、バックライト用LEDドライバ、および高性能SoC用DC/DCコンバータに注目したい。
門川氏
アナログ・デバイセズ
オートモーティブ
カスタマーオフィス パワー
シニアテクニカルリーダ
門川 貴彦

 クルマの近年のトレンドを、電源回路の視点から2つ取り上げたい。

 まず、クルマに搭載されるLEDの増加が挙げられる。LEDがヘッドライトに初めて採用されたのは2007年。当初はハロゲン・ランプやHIDランプの置き換えが目的だったが、その後さまざまな機能が組み込まれるようになり、現在ではLEDライティングだけで1つの技術分野を形成するまでになっている。

 「対向車や先行車を検知した際に、マトリックス構成のLEDによって照射エリアを制御して、相手から見た眩しさを軽減する機能がその一例です。アダプティブ・ライティングやダイナミック・ライティングなどと呼ばれています」とアナログ・デバイセズの門川貴彦氏は説明する。

 LEDはデジタル・コックピット(デジタル・メータークラスター)のバックライトとしても使われていて、画面の領域ごとに明るさを制御する「ローカルディミング」が新たな技術として登場している。画面のコントラスト向上や、パネルの視野角に起因する明るさの低下を補正することが目的だ。暗部領域の発光を抑えることで、消費電力の削減も図れる。