EVやPHEVの充電には2種類の方法がある。1つが直流を使う急速充電だ。国内で主流の充電規格「CHAdeMO」の場合で、電圧は最高500VDC、電流は最大400Aである。
もう1つが、一般的な交流100Vまたは交流200Vを使った普通充電である。急速充電ほどの充電電力を得ることはできないが、夜間などクルマを使わない時間帯を利用すれば満充電も可能だ。
自動車メーカー(OEM)が課題とするのは、直流による急速充電と、交流による普通充電のそれぞれに対応したオンボード・チャージャを、いかに小型、高効率かつ低コストで実現するかである。こうした課題の解決は、ひいてはユーザーが求める充電所要時間の短縮や航続可能距離の延長にもつながっていく。
アナログ・デバイセズは、バッテリ・マネジメント・システム(BMS)や、低圧領域と高圧領域とを絶縁しながら信号を高速に伝達するデジタル・アイソレータiCoupler®などを提供し、EVやPHEVを展開するOEMやサプライヤの課題解決に応えてきた(図1)。
そして新たに2024年2月に発表したのが、交流オンボード・チャージャなどの小型化・低背化を実現するデバイスSmart Switchである。