SDVを支えるアナログ・デバイセズのAutomotive Solution Vol.5 ついにAFEELAが発売開始間近 ソニー・ホンダモビリティ川西氏に訊く次世代モビリティのあるべき姿

ソニーグループと本田技研工業の共同出資会社ソニー・ホンダモビリティによる次世代のクルマのブランド「AFEELA(アフィーラ)」。
第1号となるセダンが2025年の発売、2026年からの納車に向けて進められている。
ここにはアナログ・デバイセズのソリューションの採用が検討されており、同社の沓掛真哉氏が、ソニー・ホンダモビリティの社長 兼 COOの川西泉氏を招き、コンセプトやSDVへの取り組みなどを聞いた。

沓掛 ソニー・ホンダモビリティは、「AFEELA」ブランドの第1号として、セダンタイプのバッテリーEV車の開発を進められています。その開発を指揮する川西さんから改めてお話を伺えるのを楽しみにしていました。早速ですがAFEELAのコンセプトを教えていただけますか。

川西 一言で言うならば「人とモビリティの関係性を変えていきたい」という思いですね。今までのクルマは、あくまでも人間が操縦する、主従関係がはっきりとしているものでした。AFEELAでは、クルマ側にもっとインテリジェンスを持たせて、人とモビリティとのインタラクティブな関係性を作って、新しい価値観を生み出していきたいと考えています。端的に言うとクルマを人の「相棒」的な存在にしていきたいということです。ここにはAIを活用した対話型パーソナル・エージェントの開発をMicrosoftと進めています。

 もう一つは、時間や空間の拡張です。クルマが自動運転に近付いてドライバーが運転からある程度解放されたときに、クルマの中での過ごし方も変わってくるはずで、そこを考えていこうということですね。

沓掛 川西さんが各種メディアに登場される中で、例えば「モビリティとコンピューティングを組み合わせて新しい価値を創る」や「時間と空間の拡張」など、とてもユニークな発想でお話をされているのをいつも興味深く拝見していましたが、まさにこれを実践されているわけですね。

沓掛氏/川西氏
アナログ・デバイセズ株式会社
オートモーティブ カスタマーオフィス
シニアディレクター
沓掛 真哉
ソニー・ホンダモビリティ株式会社
代表取締役社長 兼 COO
川西 泉