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デジタル変⾰の新たな伴⾛者 ベトナムIT産業の底⼒デジタル変⾰の新たな伴⾛者 ベトナムIT産業の底⼒
Vol.11 FUJINET SYSTEMS JOINT STOCK COMPANY

「顧客が新たな顧客を呼ぶ」ベトナムIT企業FUJINET
業務ノウハウと責任感を武器に信頼獲得、「AIで日本企業を強く」

ベトナム南部のホーチミン市に本社を持つFUJINET SYSTEMSは、25年以上にわたって日本向けオフショア開発に専念してきたベトナムIT企業だ。日本企業の考え方や仕事の進め方、商習慣への深い理解を武器に、着実に成長してきた。新興ベンダーや日本企業と資本提携するベンダーなどが増えている中で、FUJINET SYSTEMSは今後どのような戦略を採り、独自性を発揮していくのか。同社のグエン・ダン・フォン代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)に、仕事への向き合い方や使命感、顧客満足に向けた責任感へのこだわりについて聞いた。(聞き手は大和田 尚孝=日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ所長)

グエン・ダン・フォン氏

FUJINET SYSTEMS JOINT STOCK COMPANY
CEO(最高経営責任者)
グエン・ダン・フォン

——最近のビジネス状況を教えてください。

フォン:新型コロナウイルスが流行した影響で日本との行き来が難しくなり、日本からオフショア開発を受託しているベトナムIT企業の多くが売り上げを落としました。当社はお客様との長いお付き合いで良好な関係を築くことができていたため、コロナ禍においても売り上げを維持することができました。

 コロナ禍が終わってから売り上げは再び増加に転じ、ベトナムのドン換算で2023年、2024年は共に売り上げが前年から12%伸びました。2025年はさらに多い15%増を計画しています。

 特に受注が多いのは、公共分野では電力関連システム、民間企業についてはDX(デジタルトランスフォーメーション)のためのクラウド関連システムです。クラウド関連システムは、既存のオンプレミスのシステムからの移行を目的としたケースが多いですね。

——ここ2年で売り上げが伸びたことに合わせて、技術者も増加していますか。

フォン:ここ数年で人数はそれほど増やしていません。コロナ禍において、技術者の手が空いてもリストラをしませんでした。やや人数が過剰だった状況から、コロナ後に売り上げが伸びて適正になったイメージです。

 2024年から徐々に採用を始めており、60〜70人を採用しました。辞めた社員もいるので60〜70人がそのまま増加したわけではなく、全体の人数が少し増えた形です。

 2025年からは採用を積極的に進めています。技術者を年に5〜8%増やす計画で、現在は毎月、平均200人の応募がある中から10人を採用しています。

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