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4000システム、50000データベースを支えるワンプラットフォーム 社員の働き方と顧客体験を大変革する第一生命の「DNOW」プロジェクト

顧客や社員のQOL(生活の質)向上を目的に、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進する第一生命保険。より働きやすい環境づくりのため、従来オンプレミスで運用していたグループウエアをクラウド型の統合プラットフォーム上に刷新し、単一のポータルで社内のあらゆるシステムが連携する仕組みを構築した。「DNOW」(ディーナウ:Daiichi NewNormal OneStepAhead WorkStyleの略)と名付けられたプロジェクトの全容に迫る。

第一生命が取り組む
DXを支えるグループウエア刷新計画

 1902年に日本初の「相互会社」形態の保険会社として設立し、2022年には誕生から120年を迎える第一生命保険(以下、第一生命)。創業時から「お客さま第一主義」を経営の基本理念に掲げ、時代ごとのニーズに即した保険商品を中心に、地域社会への貢献に努めてきた。

 顧客や社員のQOL向上を重要な使命と考える第一生命は、サービスの拡充と深化を目指し、さらなる成長への道を歩んでいくために、働き方改革を推進するDXにも積極的に取り組んでいる。16年には、今でこそ業界では当たり前となっている「保険」(Insurance)と「テクノロジー」(Technology)を融合させた「InsTech」(インステック)への取り組みをいち早く開始。ベンチャー企業やスタートアップとのオープンイノベーションなどを通じ、医療ビッグデータ解析に基づいて革新的な商品やサービスを次々と創出している。また、全社員および組織の生産性向上に向けた働き方改革(ワーク・スマート)を成長戦略として位置付け、全社を挙げて取り組みを進めている。

吉留 氏
第一生命保険株式会社
ITビジネスプロセス企画部
IT運用管理課
ラインマネージャー
(エグゼクティブITスペシャリスト)
吉留 栄太
1995年、第一生命保険入社。長年にわたって、IBMメインフレーム、オープン系サーバー等、第一生命のシステムインフラの開発および運用に幅広く従事する。近年は、システムインフラのクラウド対応、DNOWプロジェクト等を担当。

 このような環境の変化に対する取り組みが進められる一方で、第一生命はIT業務変革の一環として、オンプレミスで運用されていたグループウエアをクラウドベースの仕組みに刷新し、さらなる社員の働き方改革を目指す「DNOW」プロジェクトに取り組んでいる。

 プロジェクトを統括する同社 ITビジネスプロセス企画部 IT運用管理課 ラインマネージャーの吉留栄太氏は、「隙間時間を活用し、どこにいても、パソコンやスマートフォンで社内のあらゆる情報にアクセスできる環境を整えることで、社員の生産性を高め、お客さまへの対応や商品・サービスの提供がタイムリーに行える世界観を目指しています」と語る。

 そういった同社が目指す世界観に則したソリューションとして、「DNOW」プロジェクトに採用したのが、ServiceNowのクラウド型業務用プラットフォーム「Now Platform」だ。

 DXで保険業界をリードする第一生命は、なぜServiceNowを選んだのか。その理由を次のページから詳しく見てみよう。

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