安定性の高さが魅力の不動産投資。流動性が低いため、インフレでも資産価値が下がりにくく、賃貸収入を通じて長期的な収益も見込めるのが特徴だ。
一方で、投資歴が長くても不動産投資だけには消極的だという人は少なくない。23歳のときから投資を始め、40歳でFIREした個人投資家の天間さん(48歳)もその1人だ。
「僕は投資そのものが好きなので、どんなジャンルでもやります。株式、債券、暗号資産、ヘッジファンドなどでポートフォリオを組んできましたが、不動産にはあまり手を出してきませんでした。決して不動産は嫌いではなく、むしろ好きで、宅建士の資格も取得していますし情報収集もずっとしているんですが、買える物件がなかったんですよね」
天間さんの不動産投資に対するスタンスは明確だ。「首都圏の駅から3分以内」「市場価格よりも2~3割低い」、この2点を満たすことが必要条件だという。
「でも、この条件を満たす物件は本当にないんですよ。資産運用系のイベントにも足繁く通って、たくさんの不動産会社さんと話してきましたが、最初は『ご紹介できます!』とみなさん言ってくれるのに、すぐフェードアウトしていくんです。『僕に売ってくれる不動産会社さんはいないのかな』と半ばあきらめていました」
ところが現在、天間さんのポートフォリオで不動産が占める割合は急増中。「今は不動産投資が楽しくて仕方がない」とまで語る。投資歴25年の天間さんの認識を変えた、新しいタイプの不動産とはいったい何か。
次ページでは、天間さんの認識を変えた新たな不動産投資のスキームや、現在の投資状況、天間さんと同じように最近不動産投資に積極的に取り組んでいる個人投資家2名の体験談も紹介する。