SAPのeコマースプラットフォームを採用
国内商用車メーカー初、
補修用部品等のオンラインショップを開設
顧客体験変革に挑む三菱ふそうの選択
量産型電気小型トラックをいち早く市場投入するなど、卓越した技術とマーケティング力で商用車業界をリードする三菱ふそうトラック・バス。アフターサービスの“顧客体験向上”を目指した同社は2023年7月、国内商用車メーカーで初めて商用車の補修用部品等に特化したオンラインショップ、「三菱ふそう_ショップ」を立ち上げた。その経緯と狙いとは?
世界最大級の商用車グループである独ダイムラートラックの一員として、トラック、バス、産業用エンジンなどの開発・製造および販売を行う三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)。
世界約170市場で事業を展開し、2017年には国内初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売するなど、卓越した技術と販売力で国内のみならず、世界の商用車業界をリードするグローバルカンパニーである。
その三菱ふそうが23年7月、同社のトラック、バスの補修用部品等をインターネットで注文できるオンラインショップ、「三菱ふそう_ショップ」をオープンした。
2023年7月に一部の三菱ふそう販売店を除きオープンした「三菱ふそう_ショップ」。純正の補修用部品、アクセサリーのほか、油脂・ケミカル、オンラインショップ限定のグッズまで、約5万点が販売されている
商用車向けのアイテムに特化したオンラインショップを運営するのは、国内商用車メーカーで初めてだという。純正の補修用部品やアクセサリーのほか、油脂・ケミカル、オンラインショップ限定のグッズからファッションアイテムまで、多彩な商品ラインアップを用意。オープンから3カ月で約450社のお客様が登録するなど、滑り出しは好調だ。
「従来、部品やアクセサリーを注文するには、全国の三菱ふそう販売店に電話やファクスで連絡を取る方法しかありませんでした。オンラインショップという新たな販売チャネルを設けたことで、24時間の対応が可能となり、注文の聞き間違いや入力間違いによる納品ミスも解消されます。カスタマーエクスペリエンス(CX、顧客体験)は向上すると思います」と語るのは、同社 国内販売・カスタマーサービス本部 カスタマーサービス国内統括部 統括部長のウォーレ・ニコラス氏である。
三菱ふそうトラック・バス
国内販売・カスタマーサービス本部
カスタマーサービス国内統括部 統括部長ウォーレ・ニコラス 氏
同社は「三菱ふそう_ショップ」を開設するため、その開発・運用基盤としてSAPのeコマースプラットフォームソリューション「SAP Commerce Cloud」を導入した。
三菱ふそうが、数ある選択肢の中からSAPのプラットフォームを選んだのには、どのような理由があったのだろうか?