1たった1つのプランだけで、
不確実性に対処するのは難しい
米国が主導している相互関税の導入や新たな規制、続発する自然災害、世界規模の紛争など、ビジネスリーダーが考慮すべきリスクはどんどん増えている。このような変化の激しい環境に対処するため、多くの企業はERPやCRMなどのシステムに蓄積されたデータの分析を試みている。しかし、不確実性の高い現在において、実績データを分析し、過去を振り返るだけでは不十分だ。企業は過去の経験を踏まえ、あり得るべき将来を大胆に予測し、想定外の衝撃に対処するための準備を行う、プランニングの高度化に取り組むべきである。
年度の計画策定に数カ月~半年ほどを費やすのは一般的である。多大な時間と工数を掛けて策定した計画に基づいて新年度をスタートしたものの、1日後の4月2日には米国が相互関税を発表し、前提が総崩れになったという今年度の始まりを経験した企業は多かったのではないだろうか。その後90日間の猶予期間が発表されたとはいえ、振れ幅の大きい想定外への準備は欠かせない。
こうした状況において、現在のプランニングにはできるだけ短期間で計画を策定し、できるだけ高頻度で見直すことが求められる。このためには従来通りの労働集約型のプランニング手法ではなく、デジタルやAIを活用した新たなアプローチが欠かせない。
また、シナリオ プランニングの導入も検討すべきだ。過去の延長線上にたった1つの将来を見据えられる時代ではもはやない。シミュレーションを基に将来を予測し、予測を基にあり得るシナリオを複数用意し、「もしも」の際に経営陣が素早く、しかし精度の高い意思決定を行えるよう、常日頃から準備を整えておくことが、困難な時代においても競合他社より高いパフォーマンスを発揮するために不可欠となるだろう。
過去10年にわたるデジタルトランスフォーメーションへの投資により、最新のERPやCRMが導入され、これらが強靭な足腰となって日本企業を支えている。しかし、これからは、将来を見通すための「頭脳」にも投資をすべきではないだろうか。変化が激しく複雑な時代において経営陣の意思決定を支えるのがExcelとPowerPointだけ、というのはあまりにも心許無い。
精度の高い情報やデータを提供し、不確実な時代においても経営が優れた意思決定を下すためにはどうするべきか――。そのためのソリューションを提案しているのがAnaplanだ。
同社は企業のシナリオ プランニングを高度化するプラットフォームを提供するSaaS企業。世界で2400社以上、国内では200社超が同社のプラットフォームを利用し、大きな成果につなげている。
これからの時代に求められるプランニングとはどのようなものなのか? 最新のAIを活用したプランニング機能や、シナリオ プランニングの事例を次ページで紹介する。
プランニングの生産性を向上するAI」
AIイノベーションが変革する
プランニングプロセス


