日本企業の成長を支え続ける デロイト トーマツの知見とAIが融合した 「人材不足」の解決策

経営環境が目まぐるしく変化する中、企業のファイナンスを司る経理・財務の重要性はかつてないほど高まっている。だが、多くの企業の経理・財務部門は「AI活用への対応不足」や「人材不足」に悩み、環境変化への適応に苦しんでいるようだ。解決のための処方箋は何か?
※インタビュイーの役職は、公開当時のものです。

業務は増えているのに
人材が足りない

新たなテクノロジーを武器とする競争相手の台頭や、環境対応への要求の高まり、過熱する関税戦争など、企業を取り巻く環境の変化は、ますます目まぐるしくなっている。

次に何が起きるか分からない状況の中で、柔軟かつ機敏に経営のかじを取っていくためには、経理・財務部門を十分に機能させなければならない。その意味で業務は増えている。

だが、「上場・非上場や、事業規模を問わず、企業のファイナンス部門は様々な課題を抱えており、経営を支える役割を十分に果たし切れていないのが実情です」と語るのは、デロイト トーマツ リスクアドバイザリーでディレクターを務める小口秀人氏だ。

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
ディレクター
小口 秀人
大手監査法人で会計監査を経験後、コンサルティングファームを経て、デロイト トーマツへ入社。経理業務改革、IFRS導入、決算支援・早期化といった経理オペレーション領域のコンサルティング業務に多くの経験を有する。「Corporate as a Service」の実務を担当している。
小口氏

具体的に、企業のファイナンス部門(経理・財務・会計・税務)は、どのような課題を抱えているのか?

その実態を知るため、デロイト トーマツは2025年3月に「ファイナンス部門の課題調査」を行った。その結果を見ると、「ファイナンス部門全体における重要な経営課題」として、「DX・AI活用」が38.8%。「人材育成・人材確保」が35.7%となった。

日本企業のファイナンス部門における課題

日本企業のファイナンス部門における課題
ファイナンス部門(経理・財務・会計・税務)全体における重要課題は何か?という問いに対し、38.8%が「DX・AI活用」、35.7%は「人材育成・人材確保」と回答した

「経営を取り巻く環境の激変とともに、ファイナンス部門がやるべき仕事は増えているのに、テクノロジーへの対応不足や人材不足がボトルネックとなり、業務をこなし切れなくなっている実情が浮き彫りになりました」と語るのは、デロイト トーマツ リスクアドバイザリーでパートナーを務める松本 淳氏である。

このボトルネックを解消するため、企業は現状をいかに変革すべきなのか?

松本氏
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
パートナー
松本 淳
デロイト トーマツ入社後、会計監査業務への従事、大手投資銀行への出向などを経て現在に至る。会計・ファイナンス分野のアドバイザリー部門の責任者を担当する。また、経理・決算課題へのアドバイザリーと、実際のオペレーション運用を組み合わせた「Corporate as a Service」を立ち上げ、責任者として推進している。