presented By LOGISTEED, Ltd. 経営層のための渋滞学から見た物流が滞るポイント&解決策とは ~アリの行列は渋滞しない!企業間物流に秘策あり~

渋滞学の提唱者がいま、物の流れに目を向ける。東京大学 先端科学技術研究センター教授の西成活裕氏。自動車の流れを皮切りに、事務作業の流れ、人の流れ、物の流れ…… と研究の幅を広げてきた。ここでは、さまざまな物の流れが滞るメカニズムを解き明かし、渋滞防止のために流れを最適化する方策を提案する。

物の流れが滞る原因はどこにあるのか。西成氏が挙げるのは「ゆとり」の欠如。「例えばアリの行列では、一匹一匹が『アリ間距離』を確保しながら前に進みます。だから、渋滞が発生しないのです」。「ゆとり」がないと、不測の事態に対応できない。流れに不安定さが生まれると、そこで渋滞が発生しやすくなるのである。

企業活動で言えば、物の流れはサプライチェーン。従来は物流会社が不測の事態にも人海戦術で応じ、自力で乗り切ってきた。ところが、生産年齢人口の減少が持続可能性を弱める。そこで目指されるのが、自動化だ。電機メーカーの製品輸送を祖業とするロジスティードで業務執行役員(CTO)を務める芳賀寛氏は「データを整理・分析し、現場に反映させてきました」と明かす。ところが物流会社だけでは、もはや問題を解決し切れない。

2024年5月に改正物流関連法が公布され、荷主自身への責任、関与が強まった。さらに特定荷主には物流統括管理者(CLO)の設置が義務付けられる。社会インフラである物流の効率的な利用へ、社会全体での取り組みが求められている状況だ。物の流れを見直し、持続可能なサプライチェーンを再構築する必要がある今、企業は何を為すべきか――。渋滞学の大家である西成氏と物流専門家の芳賀氏が、原因と解決策を探る。

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