
フロンテッジ
2025/3/18
近年、多くの企業が「パーパス」を策定するようになった。日本語でいえば、企業の社会的存在意義といった意味になる。「パーパス経営」や「パーパスブランディング」という言葉も登場し、適切にパーパスを策定、実践できれば、多くのビジネスメリットがあると考えられている。具体的には、ブランド価値・信頼度の向上といったことである。実際、パーパスが社内に浸透すれば、従業員の意識や行動が変容し、それが製品やサービスの開発などに良い作用を及ぼし、顧客とのエンゲージメントが高まるといった流れが期待できる。
しかしその一方で「パーパスを策定はしたが、効果を実感するには至っていない」という声も少なくない。その多くが「パーパスの罠」に陥っている可能性がある。その代表例が以下の4つだ。
・パーパスは短くシンプルに言語化できれば良い
・パーパスは社会的存在意義を言語化すれば良い
・パーパスブランディングは従業員を巻き込めば成功する
・パーパスを策定したら、まず、その言葉を従業員に浸透させなくてはいけない
それぞれ間違いではないが、表面的な意味だけでとらえていると、策定自体が目的化してしまい、ビジネスとのつながりが生まれない。それが「パーパスの罠」だ。
ではビジネスメリットが見込めるパーパスは、どうすれば策定できるのか。次ページ以降でその具体的な方法について考えてみたい。