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ぶれない軸とグローバル感覚を備えたリーダー人材 住友重機械工業が始めた海外事業を導くリーダー育成の第一歩

ぶれない軸とグローバル感覚を備えたリーダー人材 
住友重機械工業が始めた海外事業を導くリーダー育成の第一歩

グロービス

2025/9/18

 グローバル化が著しい経営環境において、多くの企業が海外事業の拡大で持続的成長の活路を切り拓いている。だが、その取り組みの現場で大きな壁となっているのが「グローバルに活躍できるリーダーの不足」だ。

 グローバルリーダーに必要なスキルは、語学力だけではない。海外に駐在するリーダーには、異文化下でのマネジメント力や、現地のトップとして経営視点で意思決定し、行動する実践的な能力が必要となる。そして日本に勤務していても、現地法人の外国籍幹部たちとしっかり渡り合えるスキルが求められるようになっている。事業のグローバル展開が拡大する中で、こうしたリーダーを計画的かつ継続的に育成できるかどうかは、企業の長期成長を左右する重大な経営課題と言える。

 しかし現実には、多くの日本企業でグローバルリーダーの育成は、うまく進んでいない。組織や職場によるマインドの違いやタレント育成のばらつき、複雑な組織構造とタレント候補の埋没といった多くの“変数”が壁となって、なかなか全社的な育成の仕組み化に踏み出せないというのが実情だ。

 多角的に事業を展開し、グローバル化を推進してきた住友重機械工業(以下、SHI)も、こうした課題に悩んできた企業の一つだ。同社は2024年、グロービスの支援を受け、グローバルの舞台で活躍できるリーダーを育成する全社的な研修プログラム「SHI Global Seminar」を新たに導入した。同社がどのようにしてその第一歩を踏み出し、グローバルリーダー育成へとつなげていこうとしているのか。その背景とプログラムの設計思想、そして導入による変化の兆しに迫っていく。