
アールナイン
2026/1/29
「昨今の企業が人材採用に苦労しているのは、働き手の減少という外的要因もさることながら、そもそも採用活動を社内で『仕組み化』できていないことが原因です」。そう語るのは、採用代行サービスを提供するアールナインの長井 亮氏だ。

採用は専門性が高い業務のため、ほかの業務と兼務している社員や経営者が行ったのでは、なかなか成果につなげられない。マーケティング業務や製品・サービスの開発業務がそうであるように、採用活動も手順を確立して標準化する必要がある。それが同社の言う「仕組み化」だ。
「同時に、効果的な採用はその仕組みを実際に動かす『運用』と、問題点を洗い出して修正する『継続改善』がそろって初めて実現できます。この『仕組み化・運用・継続改善』を、当社は人材採用の3つのポイントと位置付けています」と長井氏は話す。
採用代行サービスは、このすべてのフェーズをサポートするものだ。特に、採用戦略の立案に始まる「仕組み化」と、施策の精度を高める「継続改善」にこそ、外部のプロフェッショナルの知見が生きるという。
「この数年は、コロナ禍以降の人材のマインドセットの変化、新卒採用の早期化などで市場環境が大きく変わっており、『良い人材が急に採れなくなった』『定着してくれなくなった』という声をよく聞きます。そのような最新の環境に即した仕組みの構築と継続改善をご支援できるのも、採用代行サービスの強みだと私たちは考えています」と同社の柳田 実花氏は言う。

採用代行サービスのメリットを中小企業がより享受しやすくするために、アールナインが提供しているのが「人事ライト」だ(図)。
これは1カ月単位で利用できる月額制の採用代行サービス。利用開始方法はシンプルで、企業は「採用人数」と「予算」を決めるだけでよい。最短2週間でプロジェクトが立ち上がり、その後3~6カ月程度で応募数の増加、求める人材の採用といった成果を得ることができる。
仮に社内で行っていたら、採用の手法や出稿媒体の選定などを行ううちに半年程度はすぐ経ってしまうだろう。採用計画を予定通りに進める上でも、効果的なサービスといえる。
「また、採用業務には特定の時期だけ発生するといった特性があります。採用担当者を新たに雇う方法では、それ以外の時期の人件費を平準化しにくいのですが、このサービスなら必要なとき、必要な分だけ使うことが可能です」と同社の小塚 未来氏は紹介する。

加えて、人事ライトの特徴が「アドバイザリー支援」と呼ぶコンサルティングサービスである。採用したい人材の要件や手法から見直しが必要な企業の場合、利用企業のトップにインタビューを行い、適した採用戦略を立案する。業務の理解を深めることで、より顧客に即した仕組みを構築することが可能だという。
「社内で行う場合にありがちなのが、採用できないケースを恐れてターゲット像を広く設定してしまうということです。ただ、本当に活躍してくれる人材を採用したければ、むしろターゲットは絞り込むべき。第三者の視点で成果につながる仕組みを提案できることも、採用代行サービスの重要なメリットです」と同社の望月 大樹氏は述べる。

プロジェクトは、アールナイン社員のプロジェクトマネージャー(PM)と、外部パートナーの人材から成る数人のチームで支援する。パートナーはキャリアコンサルタントの国家資格保有者や人事経験者など約1500人で構成されており、「母集団形成に長ける」「面接が巧み」などそれぞれに得意分野を持っている。「お客様ごとに適任者を選定・アサインすることで、支援効果を最大化します」と柳田氏は説明する。
運用中はPMが利用企業の担当者と定期的にミーティングを行い、現状と課題を共有しながら改善策を提案する。例えば、出稿中の採用媒体への応募数が芳しくない場合は、プロフィールの更新や別の手法の併用などをプロアクティブに提案・実施していくという。
また、アールナインでは採用後の定着支援サービス※も提供している。例えば、上司に代わって1on1(個別面談)を行うサービスは、社員の方の本音が聞き出せることが多く、好評だという。これも第三者が関わるメリットが発揮される点といえるだろう。
「様々なサービスを通じて当社が目指しているのは、『採用CX(Candidate Experience:候補者体験)』の向上です。『この会社で働きたい』『選考を受けてよかった』と感じさせるポジティブな体験を候補者に提供することで、お客様企業のブランド力を向上させたいと考えています」と長井氏は強調する。
現在は、AIに代表されるテクノロジーが目覚ましく進化しており、それに伴い経営環境も激しく変化している。時流を踏まえた最適な採用活動を、社内のリソースとノウハウだけで継続していくのはますます困難になっていくはずだ。
人材採用が高度に専門的な業務であることを認識し、外部のプロフェッショナルの力を最大限に利用する。このことが、特に中小企業をはじめとする企業にとって重要な考え方となるだろう。必要なとき、すぐに利用開始できる人事ライトは、まず検討すべき採用代行サービスといえる。
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