Empowerment Report

エンパワーメントレポート

技術職からコンサルティング営業へ
経験と学びを実績と成長の糧に

高松建設
東京本店 営業第三本部 課長代理 マネージャー
*正式名称:髙松建設

田口 紀子さん

2022.02.07 掲載

高松建設は、首都圏及び関西圏を中心に、個人や法人企業の土地活用を目的とした建物の企画開発、設計、施工、管理までを一貫して提案、サポートしている企業。田口紀子さんは、2014年に、同社の営業職に異業種異職種からのキャリアチェンジで入社。4年後には管理職に抜擢され、現在は6人のチームを率いるマネージャーとして活躍している。

技術職からのキャリアチェンジ

 田口さんの前職は技術職。環境計量証明事業を行う会社で約22年、土壌や水質といった自然環境の分析・検査業務を行っていた。「自ら望んで就いた仕事。目指していた資格も取得でき、納得いくところまで仕事ができた」と振り返る。

 異業種異職種への転職を決意したのは、仕事人生を1つのキャリアで終わらせるのはもったいないという思いから。営業職にはもともと興味があり、加えて、転職活動に際して行った企業研究や自己分析作業から、コンサルティングや資産というキーワードが浮上。それらをたどった先でたまたまめぐり合ったのが高松建設だったという。

技術職から営業職に華麗なキャリアチェンジを遂げた田口さん

女性営業として、焦りに駆られた数年間

 入社当時、東京本店で営業職に就いていた女性は田口さん一人。仕事を始めて感じたのは、不安よりも焦りだった。「即戦力として採用された以上、早く結果を出さなければならない。キャリアチェンジで入社したからこそ、会社の期待に応える活躍をするのが責務」と、当たり前のように思っていたという。

 そんな中、入社後1カ月経たないうちに、田口さんは運よく新規プラン依頼を獲得。「何もわからず、マネージャーの見よう見まねで、必死に目の前の仕事をこなしていた。当時はそれだけで精いっぱいだった」と話す。

異業種からの転職を実現し、今では6人のメンバーをまとめるマネージャーとして活躍

 その後もしばらくは、田口さんの焦りが解消されることはなかった。「受注は少なくとも1年に1件。入社2年以内に結果を残さなければ」と、自ら高い目標を課し、無我夢中で仕事に邁進していた。正直、つらい時期もあったという。そんな田口さんの心の救いになったのが、ちょうどその頃社内で同時並行的に進んでいた、働き方改革による環境の変化。「当初自分一人だった女性営業も次第に増え、周りの理解も進み、より働きやすい職場環境に。気持ちがだいぶラクになった」という。

経験から学んだ、顧客との信頼関係構築のカギ

 田口さんらが行う高松建設のコンサルティング営業は、顧客の課題解決、資産形成のための事業提案が最大の目的。動くお金も大きいため、顧客に寄り添い、じっくりと向き合いながら、時間をかけて厚い信頼関係を構築することが何より重要だという。それには、人に対し、きめ細かな心配りができる人間になることが大事。田口さんは今、6人のチームを率いるマネージャーとして、自身がこれまでの経験で学んだことをメンバーに伝えている。

 「お客様への贈り物は絶対に床に置かない。お客様がカバンを床に置く前にお預かりする。そういう些細なことにも気を配れるかどうか、常に相手の立場や目線で真剣に物事を考えられるかどうかが、この仕事の要。そして、主体的かつ迅速丁寧な仕事を心がけることで、お客様からの信頼を得ることができる」と語る。

まずはお客様に信頼されることが第一

「豊富な実績を持つ人」になるために

 コンサルティング営業がしたくて入社した高松建設。様々な顧客の幅広い案件に向き合う日々。忙しく、やるべきことは尽きないが、それが田口さんのやりがいに。「どこまでも学ぶチャンスに溢れているこの仕事。課題解決までのプロセスが本当に楽しい。営業として目指すのは、『豊富な実績を持つ人』。そんな存在になれるよう、これからもチャレンジを続け、ますます経験や知識を増やしていきたい」

感染状況に配慮しながら、リフレッシュのために休日は旅行に出かけるという

 一方で、仕事を充実させるための時間の使い方、休日の過ごし方も工夫している。「この仕事はお客様に会わないと始まらない。先方の予定で週末の数時間を仕事に充てることは少なくないが、その分、平日の時間を効率的に無駄なく使い、振替休日を取ったり、ノー残業になるよう努めるなど、やりくりをしている。また、休日は仕事と距離を置き、時間があれば東京を脱出。コロナ禍で出かける機会は減りましたが、旅行はいいストレスの発散になり、それがまた、仕事に対する意欲を高めてくれる」

 田口さんが、自身のこれまでのキャリアや働く女性としての経験を通じて、今思うこととは。「世の中に、女性の活躍を後押しする流れができている今こそ、女性がキャリアを広げるチャンス。もしも今の環境の中で何かしらの危機感を覚えているなら、次に進む道を考えてもいいと思う。人生は一度きり。諦めずにチャレンジし続けてほしい。そして、誰もがそう思える社会、男女問わず、年齢の天井もなく、できる人にチャンスが与えられる社会になっていくことを願っている」と笑顔で語った。

PROFILE

田口 紀子(たぐち・のりこ)
2014年、高松建設入社。東京本店営業部に所属。2016年に課長補佐、2018年に課長代理に就任。2019年以降はマネージャーとして6名のチームを統括。主に賃貸マンション建設の企画提案を行うグループで、メンバーの管理・指導、数値目標の達成、金融機関や不動産会社などとの連携強化を行う。

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