「日経トレンディ」2025年6月号「2025年上半期ヒット大賞」デジタル部門で「上半期ヒット」に選ばれたNECのモバイルノートパソコン「LAVIE SOL(ラヴィ ソル)」は、人気のYouTube番組「Nontitle(ノンタイトル)」のスピンオフシリーズから誕生した。当時の番組プロデューサーの青木康時氏と、開発のキーパーソンであるNECパーソナルコンピュータの森部浩至氏に、日経BP 総合研究所の品田英雄が話を聞いた。
リアリティーショーのプラットフォームを活用
Grand Bleu&Co. 代表取締役
元「Nontitle」プロデューサー
青木 康時氏
品田 人気のYouTube番組「Nontitle」のスピンオフシリーズとして配信された「Nontitle PROJECT LAVIE」では、Z世代を中心とする6名の出演者が「Z世代が本当に欲しい」と思うノートパソコンを企画。そこで誕生したのが「LAVIE SOL」です。番組が始動した経緯とは?
青木 「Nontitle」という起業家育成リアリティーショーのプラットフォームを使ってNECさんと一緒に何かやれたらという話が以前からありました。あるときNECのパソコンは中高年からの認知は高いのにZ世代からの認知が課題だという話が出て、それならばZ世代が選びたくなる理由を見つけましょうということで取り組みが始まりました。
NECパーソナルコンピュータ
商品企画本部 本部長
森部 浩至氏
森部 我々としても以前から製品ができるまでの過程を公開する、プロセスエコノミーによるマーケティングに興味がありました。実は「Z世代によるZ世代のためのノートパソコン」というテーマは7~8年前からあって、ユーザーインタビューや大学生コミュニティとのコラボなどもやりましたが、なかなか真のニーズに迫ることができませんでした。
品田 それが今回の番組では違ったわけですね。
森部 出演者は四六時中パソコンのことだけを考えて極限状態に追い込まれながら、本当に欲しいニーズを出してくれました。我々と同じ目線で商品が企画できたというところに、すごく価値があったと考えています。2024年11月の発売から半年ほどで当初の予定数をクリアし、現在は計画比の約2倍を売り上げています。
見た目もカスタマイズ
スマホのようにパソコンも見た目をカスタマイズできたらという要望で採用されたのが、人気キャラクターなど1400種類以上のラインアップがある着せ替えケース。企業ロゴなどビジネス仕様のケースの開発も検討中だという。


ノイズレスデザイン
本体の四隅に丸みを帯びさせ、底面から排気口やねじ穴をなくすことで“メカメカしさ”を払拭したノイズレスなデザイン。天面や底面に施されたシルクタッチコートは手触りもよく、傷もつきにくい。重量も約1.19㎏と軽量。
