「未来のシェーバー」を体現、新定番の「ラムダッシュ パームイン」がさらに進化
パナソニック ラムダッシュ パームイン 70th ANNIVERSARY EDITION ES-PV70(左から)桜、藍、金、紫
ヒットファクター研究所

シェーバーは感性とデザインで選ぶ時代へ

シェーバーの従来イメージを覆し、新たな需要や顧客層を生んだ「ラムダッシュ パームイン」の誕生から約2年。
パナソニックのシェーバー事業70周年を記念したスペシャルエディションモデルが登場した。

剃り性能と感性価値を両立させたパームイン

パナソニック
ビューティ・パーソナルケア事業部
パーソナルブランドマネジメント部
パーソナル国内マーケティング課

田中 亨

「ラムダッシュ パームイン」(以下、パームイン)の誕生は2023年9月。従来とは全く異なるデザインが驚きをもって迎えられた同製品だが、約2年を経て、新定番として定着した感がある。25年6月にパナソニックのシェーバー事業70周年記念モデルとしてスペシャルエディションが発売されたことからも、同社シェーバー事業の中核を担う製品となっていることが分かる。同社ビューティ・パーソナルケア事業部でパームインを担当する田中亨氏に同製品誕生の背景を聞いた。

「これまでのシェーバーは、刃の枚数やリニアモーターの進化など、剃り性能を軸に進化してきましたが、将来の理想のシェーバー像を考えたときに、感性に訴える価値があってもいいと考えました。剃り性能と感性価値を両立させた新しい未来のシェーバーをつくろうという思いから生まれたのがパームインです」(田中氏)

シェーバーの常識を覆し、新定番に

手のひらサイズ

持ち手がない代わりに、手のひらで包み込むように持ち、手首や指先を使ってなでるように剃る新感覚のシェービング体験が可能に。指先に近いので剃りやすいとの声も多い。

陶器のような質感

海洋由来のミネラル成分から生まれた素材「NAGORI®」を採用し、陶器のような触感に加え、一点一点の模様が異なる石目調デザインを実現。均一であるべき家電の常識を打ち破った。

5枚刃の技術を凝縮

高速リニアモーターやバッテリーなどの部品をコンパクトボディに収納するため、基板を3つに分割するなど試行錯誤し、ラムダッシュ5枚刃モデル同様の剃り性能を保持した。

パームイン開発の起点となったのがデザイン。持ち手がなく手にすっぽり収まる形状は、パナソニック独自の技術力の賜物だ。ラムダッシュシリーズではこれまでヘッド部分にリニアモーターを格納する技術を蓄積しており、それがこの形を可能にした。また、海洋由来の新素材「NAGORI®」の採用や大理石を思わせる模様は、インテリアにもなじむシェーバーの新定番の姿を世に示した。「目指したのは日々の暮らしが豊かになるようなシェーバーです。体験価値を変えるために、デザインや質感にこだわり抜いたことで新たな顧客層や需要を創出しています」と、田中氏は手応えを口にする。

「従来に比べて若い世代のお客様も増えていますし、T字カミソリからの移行、女性から男性へのプレゼント、出張用や旅行用としての2台目購入といった新規需要を生んでいます。また、指先の感覚で肌をなぞるように剃るのも全く新しいシェービング体験で、家電というよりライフスタイルをつくる製品だと捉えています」(田中氏)

単に従来のデザインを一新したにとどまらず、新しいシェービング文化を提案している製品でもあるのだ。