太陽誘電は、1回の充電で最大1000km走行可能※な回生電動アシストシステム「FEREMO™(フェリモ)」を開発した。この業界に革新をもたらす可能性を秘めたFEREMO搭載車として、丸石サイクルが開発したのが次世代電動アシスト自転車「Re:BIKE(リバイク)」だ。電動アシスト自転車の未来と、FEREMOが生み出すイノベーションについて両社のメンバーが語った。
1回の充電で最大1000km走る
電動アシスト自転車の可能性
電動アシスト自転車が登場してから30年以上が経過し、今では買い物や子供の送り迎え、通勤通学、シェアサイクルなど、日々の暮らしにあたり前に普及している。
他方で、「生活や社会を支えるモビリティとして、電動アシスト自転車の潜在能力が生かせる利用シーンは、まだまだ未開拓のまま残っていると考えています」と話すのは、丸石サイクルで商品開発を指揮する竹林宏樹氏だ。同社は1894年の創業以来、生活に根差したユニークな製品を提供してきた自転車メーカーである。
「しかし、自転車業界内の力だけでは、社会にインパクトを与えるイノベーションの創出は困難。他業界の斬新な知見やアイデア、先進的技術を生かした製品作りを目指す協業が必須です」(竹林氏)
こうした時代と社会の要請に一層応えるように、モビリティへと電動アシスト自転車の進化を後押しする技術が、太陽誘電の回生電動アシストシステム「FEREMO」である。
FEREMOは、下り坂の走行や減速時に運動エネルギーを電力として無駄なく回収することで、1回の充電で最大1000kmアシスト走行できる、太陽誘電のパワーエレクトロニクス技術の粋を注いで開発した画期的システムだ。アシスト力や電力回生の度合いはユーザーが自在に設定できるため、様々な目的や場面に柔軟に適応できる。




FEREMOを開発した太陽誘電の保坂康夫氏は「人に寄り添い、様々なシーンで気軽に利用できることこそが、自転車の存在価値だと考えています。FEREMOの名称は『Future Energy Recycling system for Mobility』の頭文字から。生活の中での快適な移動や、景色を楽しみながらの走行、無理のない健康増進などに利用いただくために、必要な機能と性能を徹底的に洞察し、部品レベルから盛り込みました」と話す。
丸石サイクルは、太陽誘電のFEREMOを採用した電動アシスト自転車「Re:BIKE」を開発し、販売を開始。開発に携わった同社の鈴木仁氏は、「電池残量を気にせず長く走行できる特長を際立たせるために、より多くの場面で利用できる、丈夫で飽きのこない、シンプルでスタイリッシュなデザインを採用しました」と語る。Re:BIKEを先駆けとして、FEREMO搭載車を目にする機会が増えそうだ。