SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)時代は、ITインフラにも持続可能性が求められる。変化に柔軟に対応し、投資最適化、競争力向上、IT人材不足解消など経営課題の解決に導く必要があるなか、オンプレミスの信頼性とクラウドの柔軟性を兼ね備えた第3の選択肢「サブスクリプション」の需要が拡大している。注目を集めるのは、エフサステクノロジーズが提供する「uSCALEサブスクリプションモデル」だ。長年のITインフラビジネスで培われたエフサステクノロジーズの知見とノウハウ、技術力が随所で活かされている。サブスクリプション最前線に立つ、同社担当者に導入を成功に導く4つのポイントを聞いた。

SX時代のITインフラで
求められる第3の選択肢

エフサステクノロジーズ株式会社
プロダクトソリューション事業本部 ビジネス推進統括部
PRIMERGY推進部 マネージャー
青木 智氏

企業の稼ぐ力を長期的かつ持続的に維持・向上を図る新しい概念「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」。企業の成長を支えるITインフラの調達・運用において、オンプレミスとクラウドの二択ではSX時代に適応しきれなくなってきた。設備の減価償却や保守期間の観点から、一般的に企業のITインフラは5年間隔で更改する企業は多い。生成AIなど技術革新が急速に進む中、長期にわたりシステムを更改しないことは、最新ハードウェアやOS、デバイスを要求する最先端テクノロジー採用の遅れを招き、競争力の低下を招く要因となりうる。またIT人材不足が深刻化する中、運用管理効率化による、人材リソースの有効活用も重要なテーマだ。さらにコストの観点では、高額な初期投資はもとより、企業環境が変化する中で必要となる性能・容量を正確に予測するのは難しく、過剰投資が懸念される。

オンプレミスの課題を解決するべく、クラウド化に取り組む企業においてオンプレミス回帰も生じている。

機密情報など重要データを扱う場合、オンプレミスで自社のセキュリティポリシーのもとデータを活用したいというニーズは根強い。

また自社でハードウェアを管理できるため、安定性、事業継続性に加え、サービスレベルの確保、カスタマイズ性などでもアドバンテージがあると言えるだろう。

オンプレミスとクラウドの課題を解決し、両者の“いいとこ取り”をした第3の選択肢がサブスクリプションだ。

注目を集める生成AI活用でもサブスクリプションのメリットは大きい。「生成AIの精度を高めるためには、外部データだけでなく、自社固有データの活用が必要です。セキュリティ観点からオンプレミスで自社データを活用し、なおかつサブスクリプションにより必要に応じて計算能力を高めることで投資の最適化も図れます」と、エフサステクノロジーズ プロダクトソリューション事業本部 ビジネス推進統括部 PRIMERGY推進部 マネージャー 青木智氏は話す。

SX時代、uSCALEサブスクリプションモデルの
導入を成功に導く4つのポイント

サブスクリプションの効果を最大化するためには、オンプレミスとクラウドの両方の知見とノウハウが求められる。富士通グループのハードウェアソリューション事業を担うエフサステクノロジーズが提供するuSCALEサブスクリプションモデルは、これまで多くの国内企業のITインフラを支えてきた技術と実績が活かされている。

 

uSCALEは、エフサステクノロジーズのハードウェアソリューション力と、富士通グループの連携による総合力が強みだ。

uSCALEは、サーバやストレージなどのハードウェア機器やソフトウェアをオンプレミスで使用しながら、支払いや拡張性、利用期間など柔軟性のあるクラウドライクな運用を実現。お客様が指定した場所はもとより富士通データセンターにも機器を設置できる。

SX時代のサブスクリプション導入を成功に導くためには、1.契約期間、2.保守サポート、3. SIとの親和性、4.製品ラインナップの4つのポイントが重要となる。大事な視点は、投資最適化とともにITインフラを支える運用管理面も求められるということだ。

1.契約期間
サブスクリプションにおいて、必要な時に必要なだけ使うためには契約期間の選択が重要となる。「他社では36か月など長期間の固定型契約を採用しているサービスもあります。uSCALEは、基本的に1か月単位の自動更新契約です」と、エフサステクノロジーズ プロダクトソリューション事業本部 統合商品事業部 LCMサポート部 シニアマネージャー 大塚裕昭氏は話し、説明を加える。

「一括払いで購入する方法と比べて、1か月単位支払いにより初期投資を抑制できます。また、期間固定型契約の場合、契約期間中は機器を使わなくても料金を支払い続けなければなりません。1か月単位の自動更新ならば、お客様の使用状況に応じて、機器の増減・撤去も柔軟に行え、不要な支払いを減らすことができます。事業の成長に合わせた使い方と投資最適化の両方を実現できるのです。また1つの契約の中で構成変更、予備リソースを備えている場合にリソース不足時の即時拡張が行えるなど、買い取り型やリースと違ったメリットを享受できます」

 

月額払いにより初期投資を抑制するとともに投資の平準化が図れる。

サブスクリプションを継続利用する場合、気になるのはコストだ。この点についてエフサステクノロジーズ プロダクトソリューション事業本部 統合商品事業部 LCMサポート部 八木 政道氏は以下のように話す。

エフサステクノロジーズ株式会社
プロダクトソリューション事業本部
統合商品事業部
LCMサポート部
八木 政道 氏

「新旧システムの利用が重複する期間は、旧システムのハードウェアに対する支払いが最長一年間不要です。月額費用は新機器の分のみとなり、業務の変化に合わせた機種変更や、最新機種への刷新が行えます。オンプレミス回帰で長期利用する際も、支払い負担の軽減・平準化を実現できます。またクラウド移行までの繋ぎで短期利用した場合も、“購入”より“利用”することでコストの最適化が図れます」

 

1つの契約でシステムのライフサイクル全体をサポートできる。

2.保守サポート
企業の業務をITインフラとして支えるサブスクリプションには、故障時の迅速な対応も求められる。「uSCALEにおいても、これまで国内企業のお客様から高く評価されてきた、オンサイト保守サポートを提供します。サービスエンジニアが2時間以内を目標に駆けつけ故障対応することで、大きな安心と業務継続性の向上をもたらします」(大塚氏)

3. SIとの親和性
サブスクリプションにおいても、オンプレミスと同様に、構成、構築、運用といった一連の作業が必要となる。課題解決やシステム要件を満たすためにはSIとの親和性が問われる。「お客様のご要望をヒアリングし、インフラ技術者と連携し具体的な構成を複数提案します」と大塚氏は話し、こう続ける。

エフサステクノロジーズ株式会社
プロダクトソリューション事業本部
統合商品事業部
LCMサポート部
シニアマネージャー
大塚 裕昭 氏

「ネットワークを含めた周辺環境との接続に配慮しながら、構成の自由度を活かしお客様のご要望に応えるとともに、24時間365日の運用体制でお客様のITインフラを支えます。長年のインフラビジネスで培われたエフサステクノロジーズのハードウェアソリューション力をベースに、富士通グループやパートナー企業と連携した総合力がuSCALEの強みです」

4.製品ラインナップ
サブスクリプションで利用する製品の性能や信頼性は、業務の生産性に関わる。「uSCALEは、エフサステクノロジーズのサーバ、ストレージ、ネットワーク製品などのラインナップが豊富です。主力製品の多くは開発・量産・品質保証を国内で実施。パートナー協業製品も独自の品質保証を国内で実施しております。ラインナップ全体を通して、弊社ならではの品質や信頼性を徹底追及しています。また、搬入・設置キッティングやラック搭載も行い、お客様の負担を軽減します。さらに、uSCALEで提供するソフトウェア(サーバOS等)と、お客様が準備したソフトウェアを自由に組み合わせて利用できます。uSCALE提供ソフトウェアについては、ハードウェアと合わせた月額支払いも可能です」(青木氏)

「機密データを社外に出すことなく、生成AIで活用したい」というニーズは高い。それを短期間で実現する「Private AI Platform on PRIMERGY」もuSCALEで利用できる。PoC(概念実証)で成果を確認したうえで拡張していくことも容易に行える。最新のテクノロジーを最新のハードウェアで必要な分だけ試すことが可能だ。

初期投資費用を約1/5に削減、
約20%の過剰投資を防止

uSCALEは、近年で相談件数が2倍、3桁台となり事業規模も拡大している。実際に、uSCALEをどのように活用し効果を出しているのか。八木氏が2つの事例を紹介した。

某大手製造業:初期投資費用を約1/5に削減、キャッシュフロー改善にも貢献
「老朽化した研究開発用仮想ストレージ環境のリプレースにおいて、機器保守期限が迫る中、予算の関係上、機器購入費用と構築費用を合わせた初期導入コストの捻出が難しい状況でした。お客様は、初期費用抑制と支出費用の均質化が図れる、uSCALEを選択されました。お客様の予算要件を満たすとともに、月額支払いのため会計上のキャッシュフロー改善にも貢献しました」

某独立行政法人:従量課金のサブスクリプション採用により約20%の過剰投資防止に貢献
「新規に文書管理システムのビジネス立ち上げのために新しいデータ基盤の導入を検討されていました。将来的なデータ増加量を事前に予測することが困難なため、当初はオンプレミスとクラウドの併用を想定していたのですが、費用の総額がネックとなりました。uSCALEを導入することで、使った分だけ支払う従量課金により機器一括購入と比較し、約20%の過剰投資防止につながる見込みです。また、最終的な利用量次第では、従来のオンプレミス利用時よりも安価になる可能性がある点もご評価いただいています」

 

従量課金により使った分だけ支払うことで過剰投資の抑制につながった。

サブスクリプションで
ハイブリッドクラウド環境を利用

オンプレミスとクラウドを組み合わせて利用するハイブリッドクラウドの導入が増加しており、今後さらなる拡大が見込まれる。uSCALEは、Nutanixソフトウェアをハイブリッドクラウド環境で利用できるサブスクリプションサービスの提供を開始する。「HCI(ハイパー・コンパージド・インフラストラクチャ)を実現するNutanixソフトウェアとサーバのPRIMERGYをuSCALEで利用する場合、クラウド側のNutanixソフトウェアライセンスもuSCALEとして契約でき、オンプレミスとクラウドのシームレスな管理が可能です」(八木氏)

環境保護の観点から、短期利用ニーズに対しリユース品を安価に提供するサービスも開始予定だ。また、Webポータルによる可視化機能の強化も図っていく。「今は、Webポータルで契約内容、使用量・請求額確認、機器情報などを把握できます。サステナビリティへの貢献に向けて、運用管理ソフトウェア「Infrastructure Manager」の新たな機能を活用し、電力消費量など稼働データの分析内容を、今後提供する計画です」(青木氏)

国内企業のITインフラを支援してきた、エフサステクノロジーズだから実現できるサブスクリプションモデルとしてサービス拡充を図っていきたいと大塚氏は話し、こう強調する。「uSCALE サブスクリプションモデルは、市場やビジネスのニーズに合わせて進化するスケーラブルなITインフラサービスです。お客様のITリソースを最適化し持続的成長を支援するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していきます」

 

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