オンプレミスとクラウドが融合した「ハイブリッドクラウド」の時代へ
金井氏 もはや、オンプレミスかクラウドかという二者択一の時代ではなくなりました。私たち双日テックイノベーションは長年オンプレミス一本で事業を展開してきましたが、最近はクラウドへの接続を前提とする設計が圧倒的に増えています。
ネットワークインテグレーション事業本部
第三技術部 三課
ITスペシャリスト
金井 貴浩氏
江草氏 その変化は、さくらインターネットも強く感じています。お客様のオンプレミス環境と当社のクラウドを閉域網でつなぐ「プライベートリンク」や、グループ企業であるBBSakura Networksが提供する「OCX」のニーズは非常に高まっており、これは多くの企業がオンプレミスとクラウドを併用したいと考えていることの表れだと感じています。
技術推進統括担当 執行役員
兼 最高情報セキュリティ責任者(CISO)
兼 最高情報責任者(CIO)
江草 陽太氏
金井氏 クラウドは使いたいときにすぐに拡張でき、ビジネスのスピード感に合わせて柔軟に利用するのには最適なものです。ただし従量課金制はランニングのコストが膨らみやすいというデメリットもあります。そのため、ビジネスが落ち着いたら、安定稼働が求められる部分はオンプレミス、一方で、予測が難しく、急激なトラフィック変動がある部分や、一時的な利用が想定される部分はクラウドというハイブリッドに組み合わせた使い方が増えているのではないでしょうか。
江草氏
おっしゃる通りです。全てのシステムをいきなりクラウドに移すのは難しいですし、機密性の高い基幹システムはオンプレミスに残し、外向けのサービスはスピード重視でクラウド、といった使い分けをする企業が増えていますね。
当社のデータセンターは大阪・東京・北海道の石狩の3カ所にあり、コロケーションやハウジングサービスを展開しています。なかでも自社所有の広大な土地を利用した石狩データセンターは年々サーバールームを増設しており、その時点での最新の設計や設備仕様を導入しています。GPUや大容量ストレージなど、高負荷なハードウェアリソースを必要とするサービスの提供にも強みがあります。これらのコロケーションやさくらのクラウドのハイブリッド利用や、専用線、インターネットVPN、プライベートリンクやOCXで物理拠点と相互接続するニーズは多くあります。