生成AIの利用拡大によりサーバーに求められる要件が変わってきた。膨大な計算処理を行うために、CO2削減とパフォーマンスの両立が求められる。電力あたりの性能向上は重要なテーマだ。またデータ量が増え続ける中、処理を担うサーバーの排熱対策、運用効率化も急務となる。これらの課題を、デル・テクノロジーズの最新世代PowerEdgeサーバーは高い技術力で応える。

高性能CPUの能力を活かすためには熱対策が重要

デル・テクノロジーズ株式会社
インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部
マイクロソフトソリューション部 ビジネス開発
山野邊 真澄 氏

デル・テクノロジーズの「PowerEdgeサーバー」は、「日経コンピュータ 2024年9月5日号 顧客満足度調査 2024-2025」においてPCサーバー部門で1位を獲得するとともに、「日経コンピュータ 2025年3月6日号 パートナー満足度調査 2025」のサーバー部門でも4年連続となる1位を獲得した。「社会環境やニーズの変化を的確に読み取り、製品開発や提案、サポートに活かす継続的な活動が評価に結びついたと考えています」とデル・テクノロジーズ インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部 マイクロソフトソリューション部 ビジネス開発 山野邊真澄氏は話した。

デル・テクノロジーズ株式会社
インフラストラクチャー・ソリューションズ営業統括本部
マイクロソフトソリューション部 ビジネス開発
山野邊 真澄 氏

インテル® Xeon® 6 プロセッサーを搭載した最新世代「PowerEdgeサーバー」が目指したものは何か。山野邊氏は次のように説明した。

「最新世代PowerEdgeサーバーは、AI時代のコンピュートパワーとインテリジェンス、電力効率を提供します。たとえばPowerEdge XE7740は、AIでトップクラスの性能とコスト効率を実現する、インテル® Gaudi® 3 AI アクセラレーターを8基搭載可能なモデルです。またスタンダードなラック型サーバーにおいても、地球環境保護、電気代高騰など社会的背景からデータセンターにおける電力あたり性能の大幅な向上が求められているなか、効率重視の『Eコア』ベース インテル® Xeon® 6 プロセッサーを搭載した最新世代PowerEdgeサーバーが、前世代のハイエンドCPUであるインテル® Xeon® Platinum プロセッサー搭載機をパフォーマンスで上回るというベンチマーク結果が出ました。性能と電力効率のバランスがとれている証です」

データセンターにおいて、高性能CPUの能力を最大限に活かすためには熱対策が重要なポイントとなる。「AI需要の拡大、データセンター内の高密度化により、サーバーは絶対性能・ワット性能ともに向上しているにも関わらず、発熱量は右肩上がりで上昇を続けています。サーバーの電力と冷却に関して空冷では対応しきれなくなり、AIや高負荷ワークロード向けは水冷に置き換わりつつあります。商用データセンターでも水冷サーバーへの対応が進んでいます。当社はそうした環境にも最適な、特殊パーツを最小限にした、汎用性とメンテナンス性の高い水冷サーバーを提供していきます」(山野邊氏)

一方で最新世代PowerEdgeは、インテル® Xeon® 6 プロセッサーの最高性能を既存環境で享受できる、業界屈指の空冷能力も有している。世界トップクラスのエンジニアがサーマル性能の実現に取り組んでおり、350W CPUまで空冷対応が可能だ。筐体の中央に集中型のエアフローの注入口を配置し、サーバー内にバランスよくエアフローを分布することで、熱気を素早く、なおかつ効率的に後ろまで排出する設計となっている。

サーバーの排熱と冷却におけるPowerEdge独自の工夫により、空冷優位性の継続、空冷・水冷で極力パーツを共通化している

空冷データセンターのメンテナンス作業環境を改善

空冷データセンターでは、ホットアイル(電子機器からの排熱による熱い空気を逃がす通路)と、コールドアイル(電子機器を冷却するための冷たい空気の通路)の分離が進む。「ホットアイルを分離するために、サーバーから排出される熱を囲い込むホットアイル コンテインメントやコールドアイル キャッピングなどのソリューションが、データセンター業界で注目を集めています。さらに、既存のデータセンターフロアでも、ビニールハウスで使用されるような素材を使ってホットアイルとコールドアイルを分離する取り組みも行われています」(山野邊氏)

ホットアイルとコールドアイルの分離を強化すればホットアイルの温度はさらに高くなるため、メンテナンス作業における働く環境の改善が課題となる。「運用者は、狭くて暑くホットアイル環境下での作業を余技なくされている状況です」と山野邊氏は指摘し、こう続けた。

「排熱を浴びずに作業が行えるように、PowerEdgeはフロントI/Oモデルをリリースしました。ケーブルやI/O、ドライブなどを前面に配置することで、基本的なメンテナンス作業をコールドアイルで完結できるため運用者の働き方改善につながります」

ケーブルやI/O、ドライブなどを前面に配置し、基本的なメンテナンス作業をコールドアイルで完結できる

IT人材不足解消に向けて、運用管理者の負荷を軽減するべくAIを活用した新機能も追加したと山野邊氏は話し、説明を加えた。

「AIで統合監視可能なツールAPEX AIOps Infrastructure Observabilityが最新世代PowerEdgeサーバーのサポートを開始します。AIを活用し直感的に把握できる健全性スコア、サイバーセキュリティ評価などリスク低減に加え、AI予測による将来を見据えた計画も可能です。また、生成AIを活用したAIOps Assistantの提供も開始しました。『PowerEdgeのメモリを追加する手順を教えて』と、自然言語で質問すると、適切な回答が表示されます。これを参考にすることで、問題解決の時間短縮が図れます。まさに、生成AIがサーバーの運用をアシストしてくれます」

ITインフラのトレンドは、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドが主流となってきた。自社ではどのようなハイブリッドクラウドが適しているのか。企業が体験できる場として誕生したのが、デル・テクノロジーズ、マイクロソフト、インテルが共同で実施している「DEJIMA」だ。「DEJIMAは、クラウドとオンプレミスが出会う場であり、お客様のDXを支援する施設になっています。お客様が求めるハイブリッドクラウドの運用環境を、デモにより体験し検証できます」(山野邊氏)

ITインフラも大変革期にある。「インテル® Xeon® 6 プロセッサー搭載の最新世代PowerEdgeは、これまでできなかったことを可能にします。AI時代に応える電力あたり性能向上、排熱対策、生成AIによるサーバー運用支援など、企業の持続的成長、社会課題解決に貢献します」(山野邊氏)

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