機械学習や生成AI活用、
データ分析基盤構築など幅広い開発実績

─受賞分野の事例をいくつかご紹介いただけますか。

平野氏:製造業の分野に関して、スマートファクトリーを推進されている三菱マテリアル様の事例をご紹介します。生産設備から収集されるデータに設置場所等の付加情報を加え、データを整理した形でAWS上に蓄積する仕組みを実現しました。これにより、複数工場において、様々なデータを低レイテンシ-かつ低コストで収集・蓄積し、リアルタイムモニタリングが可能になりました。また、この仕組みは、画像データにも応用可能なため、直近では、スマホで部品撮影を行い、数量カウントなどにも活用されています。

このようなスマートファクトリーのモデル(画像解析による検品の様子や、産業用ロボットを使ったデータ収集・可視化など)をイベントでは展示するようにしています。クラウド関連のイベントでは動く展示があまりないため、デモをお見せすることで興味を持ってもらえたらと思っています。

松本氏:リアリティーがあって分かりやすいですね。

平野氏:当社と同じKDDIグループのKDDIスマートドローン様の案件として、ドローンの活用にも取り組んでいます。2022年12月に施行された改正航空法により目視外飛行が許可され、ドローンを使ったビジネスが進んでいます。例えば鉄塔の点検、配送、不審者の検知、測量などです。その際のドローンの制御やフライトプラン作成とプランに沿った自動運航などを、AWSのマネージドサービスをフル活用し提供しています。自治体を含めた実証実験段階のものが多い一方で、商用利用も始まっています。

その他の案件においてはスマートフォンのアプリケーションなどの開発も手掛けており、フロントのアプリケーションからバックエンド、データ分析までトータルで提供しています。

松本氏:アイレットは、マイグレーション、モダナイゼーションから、Web・スマートフォンアプリ、生成AIまで非常に幅広い領域への開発能力があります。KDDI様との連携による付加価値の高いソリューションも数多く創出されています。個人的に気に入っているのが、サーバーレスとAWSの機械学習サービス「Amazon Kendra」を使ったRAG構成での環境構築です。

平野氏:ありがとうございます。生成AIは特に当社でも注力しており、25年1月には、AWSを利用した生成AIテクノロジーの実装に習熟し豊富な実績を持つパートナーとして、国内2社目の「AWS生成AIコンピテンシー」に認定されました。また、「AWSデータと分析コンピテンシー」にも認定されており、現在両方の認定を持っているのは当社だけです。

AI活用については非常に多くのお問い合わせをいただくのですが、AIと言っても生成AIもあれば機械学習、深層学習、言語処理などがあり、お客さまの中にはこれらを混同されているケースもあります。当社はAWSを熟知し、生成AIとAI活用に欠かせないデータの収集・分析両方に知見があるため、お客さまの要望に合わせた最適な技術を使って実装できます。

両者が協力し、顧客の課題を解決する
オファリングの提供を目指す

─今後の抱負をお願いします。

松本氏:アイレットは複数の分野で高い技術をお持ちなので、生成AIとデータ分析基盤、生成AIとIoT、生成AIとAWSのコンタクトセンターサービス「Amazon Connect」など、組み合わせによるオファリングを作り、付加価値を高めて一緒に展開したいと考えています。我々パートナーセールスは、担当するテリトリーのお客さまの課題や需要のシグナルをつかんで、それに対してオファリングできるパートナーを選びます。アイレットは複数のオファリングを展開できる数少ないパートナーです。

またアイレットは移行とモダナイゼーションコンピテンシーとDevOpsのコンピテンシーにも認定されています。これらの領域にも一緒に取り組みたいです。もちろんKDDI様との相乗効果にも期待しています。一緒に推進したいことは、まだまだあります。

平野氏:当社はこれまで、お客さまごとに個別の受託開発を行ってきましたが、事業ステージの変化に伴い、先行投資が可能となったため、積極的にオファリングの展開に取り組みたいと考えています。これからもAWSの皆さんと継続的に意見交換を重ね、オファリングのブラッシュアップを繰り返し、一緒に成長していきたいと考えています。

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アイレット株式会社

https://www.iret.co.jp/

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