New Future 日経ビジネス 電子版SPECIAL

N e w F u t u r e

Vol.15 生活者と価値ある関係を
構築するために、
企業がすべき2つのこと

戦略と体験を一気通貫でつなぐ支援を提供

 「ライフ起点」のビジネスを構築する際のパートナーとして、アクセンチュア ソングは企業をどう支援できるのでしょうか。

番所これまでお話ししてきたように、人々は多面的であり、企業との接点も多様です。そのため、新しい顧客体験を提供するサービスをデザインする際には多くの部署が関わって複雑になり、全体を俯瞰した設計が必要になります。ビジネスやテクノロジーはもちろん、マーケティングやデータの視点も必要で、デザイナーだけでは対応が困難になっています。

 そこで、小林をはじめとした戦略コンサルタントやデータサイエンティスト、マーケターやエンジニアが加わることで、ビジネスモデルやデータ活用までを含めた包括的なご支援が可能なことが、アクセンチュア ソングの大きな強みです。

 こうした包括性に加えて、具現性も大事にしています。それは、アプリなりサービスなりマーケティングキャンペーンのクリエイティブなり、具体的に形あるものを見ながら戦略を確認することです。会議でプレゼンテーションのスライドを見てもピンとこないものを、例えばアプリのプロトタイプをその場で見ながらデモすれば、最終的に目指すものへの距離を一気に縮めることができます。企業のその先の生活者に常に視点を置き、そこに届ける価値を具体的に描きながら仕事を進める。こうした進め方によって、事業・サービス・プロダクトなどの最終アウトプットを創出するのみならず、社内の働き方やカルチャー変革もお手伝いできると考えています。

小林同感です。概念や言葉ではどうしても伝えるのが難しい場合があります。そういうときにリアルなものでお見せすると、直感的に理解、納得いただくことができます。企業の変革という大きなテーマだからこそ、「皆が共感・共鳴して進めること」が非常に重要です。アクセンチュア ソングが目指す「Growth through Relevance(共感・共鳴を通じた成長)」をよく表す例だと思います。

ブッシュカルチャー変革という話がありましたが、忘れてはならないのが、自社の従業員という「生活者」です。私たちは、顧客だけでなく従業員のマインドセットにも着目し、企業の「ソフトスキル」を養うことも提供価値として考えています。リーダーシップのあり方、従業員の管理の仕方、より多くの人々を積極的に巻き込む進め方など、プロジェクトを通して新しいやり方とその価値に気づいていただくことが多いです。とくに日本企業は、失敗は長い時間を割いて会議で反省するものの、成功をたたえ合う機会が少ないと感じることがあります。こうした小さな瞬間の積み重ねで、社内文化は醸成されます。私たちはプロジェクトを通して、スキルや経験だけでなく、このような無形の価値である文化の作り方もお伝えしています。なぜなら、優れた顧客体験を実現するためには、より良い従業員体験がカギになるからです。

 企業は、アクセンチュアのような外部の支援をどう生かせばいいのでしょうか。

番所アクセンチュアには、戦略から顧客体験のデザイン、最先端のテクノロジーを活用したシステム構築、運用まで、すべてを支援する体制が整っています。ですが、すべてをアクセンチュアに任せてしまっていいのか、という疑問が生まれるかもしれません。

 私たちはお客さまの強みはどこで、不足しているケイパビリティやリソースは何かを理解し、柔軟に対応できます。足りないピースに関しては支援を行う傍ら、先ほどベッキー(ブッシュ)が話したようにスキルをお渡しすることで、最終的にお客さま自身で内製化いただけるよう支援をしていきます。社内で持続的に運用できるかという観点は、どんなプロジェクトでも非常に大事にしています。

小林いきなり大きな変革は難しくても、我々がご提案する「ライフ起点」の考え方や「Accenture Life Trends 2023」などのレポートは、日々の取り組みやメンバー、経営層への提案の中できっと役立てていただけるはずです。課題を明確化し、同じグループのメンバーと共有しながらそれを部門レベル、やがて会社レベルへと範囲と仲間を拡大し、全社の関心事とする中で、外部の支援もうまく活用する。長い道のりだとしても、我々はしっかり伴走します。

ブッシュ私自身、アクセンチュア ソングは非常に楽しい職場だと感じながら働いています。私とは全く異なる様々な分野の専門家が、日々グローバル規模で垣根なく知見を共有し、常に学びと刺激にあふれているからです。きっとお客さまにも、コラボレーションを通じてそうした価値を感じていただけると思います。

小林氏、番所氏、ブッシュ氏
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