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物流・ロジスティクスセミナーレビュー
効率化・人手不足解消に挑む「進化を続ける物流」

深刻化する人手不足──倉庫自動化はどこまで進んだか

物流倉庫自動化の現在地と
推進を支援するソリューション

プロロジス
開発部 物流コンサルティングチーム ディレクター
本庄 哲太

今、倉庫の自動化はどこまで進んでいるのか? グローバルに先進的物流不動産を展開するプロロジスは、全国125の事業拠点で実態調査を実施。同社開発部の本庄哲太氏が、その調査結果と、倉庫自動化を支援するプロロジスの多様なサービスについて講演した。

複数工程が自動化された倉庫は
全体の23%にとどまる

プロロジスは、米国に本社を置く物流不動産専門の開発運営会社である。グローバルの運営施設数は5600以上に上り、そのネットワークは北南米から欧州、アジアに広がっている。1999年には日本法人を設立し、これまでに121棟を開発。現在では87施設を運営している。

「当社は、各階接車できるランプウェイの仕様や、従業員向けのカフェテリアなど、現在の日本における先進的な物流不動産開発のスタンダードを作り上げてきたパイオニアであると自負しています」(本庄氏)

物流倉庫で作業する人材の不足や高齢化は年々深刻化しており、作業の自動化が急務になっている。だが、プロロジスが実施した調査によると、自動化はまだまだ進む余地を残しているのが実情のようだ。

本庄氏は、「調査した全国125事業拠点のうち、自動化機器が導入されている現場は全体の41%、複数工程で導入されている現場は23%にとどまっていることが分かりました」と話す。

本庄氏によると、自動化が進まない背景には、投資回収の不確実性や、既存オペレーションに固執し、自動化に適したオペレーションの再構築に取り組めない企業が多いことなどが挙げられるという。

「5年、10年先、自社の事業規模はどのくらい成長しているか? 扱う物量はどれだけ増えるか? 今と同じ数の人材が確保できるのか? これらを分析し、進められるところから着手することが大事です」と本庄氏はアドバイスする。

大規模な対面ヒアリングで倉庫自動化の実態を調査

大規模な対面ヒアリングで倉庫自動化の実態を調査

プロロジスが対面ヒアリング調査を行った全国125事業拠点(倉庫)のうち、自動化機器が導入されている倉庫は全体の41%。工程別では、ピッキング、仕分け、梱包などの出荷工程を自動化しているケースが多いことが明らかになった

3つのソリューションで
多角的に倉庫の自動化を支援

プロロジスは、倉庫自動化に取り組みたい顧客を支援する様々なソリューションを提供している。その大きな柱は、「コンサルティング」「パートナーソリューション」「コミュニティ運営」の3つだ。

「コンサルティングとしては、作業の現状分析や、自動化の企画、導入する自動化機器の要件定義などを行っています。自動化以外にも、拠点戦略の見直し、倉庫レイアウトの再構築など、数多くの先進物流施設を手掛けた当社の知見とノウハウを生かしながら、多様なご要望にお応えできます」と本庄氏。

「パートナーソリューション」は、文字通り、同社のパートナー企業と一緒に提供するソリューションだ。例えば、プロロジスは生産性や作業進捗といった、オペレーション情報を可視化するソリューションをパートナー企業と共同開発。全国約850現場の業務効率化や自動化企画に寄与している。

「コミュニティ運営」では、自動化を担う物流人材を育成する「プロロジスアカデミー」というスクールを開講。荷主や物流会社同士の交流の橋渡し役を担い、知恵やアイデアの共有を促すなど、物流業界全体としての発展にも貢献している。

「人口減少や高齢化によって、人手だけに頼るオペレーションはいずれ限界に達します。当社には長年にわたりお客様の自動化支援を行ってきたノウハウとソリューションの準備があります。効果の実感できる自動化投資のために、ぜひ当社までご相談ください」(本庄氏)

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