今、改めて採用プロセスの
高度化・高速化に取り組む理由
「応募者にとって、採用プロセス自体が会社の印象を決める重要なファクター。実際の話として、プロセスが非効率、 煩雑で時間を要すると感じた内定者が辞退するといったことも起きているのです」。NTT データ(※)で人事戦略の指揮 を執る執行役員の柳町暁氏は語り掛ける。
(※)2023 年の持株会社体制移行前のNTT データ、現在のNTT データグループ、NTT データ、NTT DATA, Inc.(国内)
NTT データ(※)は現在、経験者採用を積極的に進めており、2023 年度の採用人数は565 名と、2017 年度の26 名に対し20 倍を超える勢いだ。しかし成長市場であるIT サービス業界の人材獲得競争は熾烈であり、業界をリードするNTT データ(※)にとっても決して簡単な環境ではない。
「IT サービス業界において、真の競争優位の源泉は間違いなく人財であるため、事業を支える人財の確保は成長への絶対条件です。日本での雇用流動性が高まり、当社グループでも残念ながら会社を離れてしまう方は一定程度いらっしゃる。即戦力となる経験者人財の補強は急務です」(柳町氏)
優秀な人財の確保には、仕事のやりがいと処遇という2点が肝要だと柳町氏は捉えている。社会変革に貢献できる同社グループの仕事のやりがいに加え、難易度に応じて処遇があがるジョブ型の人事制度や、
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NTT データグループ 執行役員
コーポレート統括本部 人事本部長- 柳町 暁氏
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若手登用が積極的に行われる昇格システムなどを採用時に積極的にアピールしている。しかし、複数の会社を並行して検討している経験者人財の場合は、採用プロセスが長引くと、選考の途中辞退率も上がる関係があり、さらに入社にあたって多くの書類を求めるような採用プロセスのままでは、日本のIT 企業のトップカンパニーというイメージにネガティブな印象を与えかねない。
そこでNTT データ(※)は、シェアードサービスのDX による採用プロセスの高度化・高速化に取り組んだ。次はデジタル化により蓄えた人財データのアナリティクスにも挑戦していくという。「スケールを効かせながらタレントマネジメントの高度化を図り、人財・組織力を最大化していく考えです」と柳町氏は先を見据える。
