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2027年末に蛍光灯の製造・輸出入が禁止、照明器具のLED化は待ったなし

蛍光灯からLEDへ
蛍光灯からLEDへの交換は「器具ごと交換」 新シリーズがLED化を後押し

一般照明用蛍光灯の製造と輸出入の禁止まであと1年余り。照明のLED化は待ったなしの状況を迎えている。
LED照明の「器具ごと交換」を提唱するパナソニックが新たに提案するのが、
キッチン用や多目的灯などをそろえるLED照明の新シリーズだ。
企画・開発に関わった4人のキーパーソンに話を聞いた。

LEDへの「器具ごと交換」が
納得の理由とは?

飯山武臣

パナソニック
エレクトリックワークス
ライティング事業部
ライフスタイルライティングBU
営業企画部 CMJ照明課 主務

飯山武臣氏

2023年に開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議(COP5)」において、一般照明用蛍光灯の製造と輸出入が27年末で禁止になることが決定。そのタイムリミットまであと1年と少しとなったが、今なお自宅の照明器具に蛍光灯を使用している人は想像以上に多い。あなたの自宅では照明器具のLED化が、どの程度進んでいるだろうか?

COP5の決定にならって27年9月末までに蛍光灯の製造を終了するパナソニックでは、特設サイトの動画やテレビCMなどを通じてその旨を発信することで、計画的なLED照明への切り替えを訴えている。さらに、同社 ライティング事業部 営業企画部の飯山武臣氏によれば、同社ではLED照明への「器具ごと交換」を推奨しているという。

「長年使い続けている蛍光灯照明は、ランプだけでなく器具そのものも経年劣化している可能性があります。蛍光灯をLEDランプへ交換するだけではなく、器具ごとLED照明に交換することで、より安全・安心で快適な“あかり環境”が実現できます」(飯山氏)

パナソニックが蛍光灯からLED照明への「器具ごと交換」を推奨している理由は他にもある、と同社 ライティング事業部 商品企画部の小谷直樹氏は語る。

「ランプだけを蛍光灯からLEDランプに交換することには、故障や発煙・発火のリスクがあります。その主な要因は2つあります。まず1つ目が器具の耐用年数です。照明器具も他の家電製品同様、基本的に適正交換時期は約10年とされています。そして2つ目が、蛍光灯器具の点灯方式とLEDランプの不適切な組み合わせです。器具の経年劣化と不適切なランプ使用が重なるとリスクはさらに高まるので、当社では『器具ごと交換』を推奨しています」(小谷氏)

蛍光灯照明器具の継続使用は発火や発煙のリスクも

ランプの交換の間違いや器具の劣化による重大事故の恐れ

最初に電気工事をすれば
その後はランプを自分で交換できる

小谷直樹

パナソニック
エレクトリックワークス
ライティング事業部
ライフスタイルライティングBU
商品企画部 コンシューマ・新領域企画課 課長

小谷直樹氏

今から計画的に進めたい照明器具のLED化だが、ひと口に照明器具といっても自宅の様々な場所に用途の異なる照明があるため、どこからLEDに切り替えていけばいいのか悩んでいる人も多いだろう。すでにリビングや寝室はLED照明に交換済みと安心している人にしても、キッチン周辺やクローゼット、廊下といった普段あまり意識しない場所の照明が見逃されているケースが少なくないという。

そこでパナソニックが新たに展開するのが、「パルック LEDラインランプ搭載 設備照明シリーズ」だ。同シリーズでは、キッチンや納戸、クローゼットなどに適したラインアップが用意されている。

「照明器具の交換に工事が必要となる照明群を当社では『設備照明』と呼んでおり、『パルック LEDラインランプ搭載 設備照明シリーズ』としては、流し元灯(片側配光)、流し元灯(両側配光)、多目的灯という3種類をラインアップしています。現在主流のLED一体型器具とは違い、電気工事が必要なのは最初に器具交換するときだけで、その後は蛍光灯のように自分でLEDランプを交換できるのが最大のポイントです」(飯山氏)

照明器具の交換に電気工事が必要と聞くと心理的なハードルを抱くかもしれないが、「『パルック LEDラインランプ搭載 設備照明シリーズ』には短時間で取り付け工事が完了するように、デザイン面でも様々な工夫が盛り込まれています」と同社 ライティング事業部 商品開発部で器具開発を担当する植木洋平氏は言う。

植木洋平

パナソニック
エレクトリックワークス
ライティング事業部
ライフスタイルライティングBU
商品開発部
住空間商品開発2課

植木洋平氏

「壁付キッチンに取り付ける流し元灯(片側配光)の場合、取り替え前の照明器具と同じ場所に取り付けしやすいように独自の配線ポケット構造を採用しました。対面キッチンに取り付ける流し元灯(両側配光)は、配線の穴を大開口にすることで施工性を考慮しています。設置場所の状況にもよりますが、10分から長くても30分ほどあれば工事は完了すると思います」(植木氏)

また、3種類のラインアップについては、使用する場所や用途に合わせて選ぶことが可能だ。

「光を手元側へ効率よく届ける流し元灯(片側配光)は壁付キッチンに最適ですし、前後両方向へ光を届ける流し元灯(両側配光)は、対面キッチンやアイランドキッチンなど、調理スペースだけでなくリビング側にも光を広げたい空間におすすめです。多目的灯はその名の通り、納戸、クローゼット、収納スペース、廊下、玄関ホールなど、使用できる汎用性の高さが特長になります」(小谷氏)

パルック LEDラインランプ搭載 設備照明シリーズ

パルック LEDラインランプ搭載 設備照明シリーズ 流し元灯(片側配光)・流し元灯(両側配光)・多目的灯