
Snowflake
2024/5/28
社会的な健康志向の高まりを受け、生活者の健康増進や未病・予防のニーズが高まっている。医療業界には、これまでの診断・治療中心の医療に加え、その前後も含めたヘルスケアサービスの提供が強く求められている状況だ。
この取り組みを推進する企業の1つが、製薬大手の塩野義製薬(以下、SHIONOGI)だ。2030年に向けた新たな方向性として「HaaS(ハース:Healthcare as a service)」を提唱。一人ひとりに最適なヘルスケアサービスの提供を通じ、すべての人々の健康に貢献することを目指している。
この一環として力を入れているのが、多様なデータの活用だ。製薬会社は創薬の研究開発などに以前からデータを活用してきたが、SHIONOGIはその先を目指す。それは、部門最適のデータ活用を超えた全社横断型のデータ活用だという。データを新たな経営資源として、データドリブン企業へ変わろうとしている。
日本企業では比較的珍しい「データサイエンス部」を設置したのは、その本気度の表れと言える。さらに特徴的なのは、部内にデータ活用を担う「データサイエンスユニット」と、活用のためのデータを設計・整備する「データエンジニアリングユニット」を編成したこと。データプラットフォームも新たに整備した。
医療業界におけるデータ活用によってどのような新しい価値が生まれるのか――。活動を支えるキーパーソンたちが熱く語り合った。