Empowerment Report

エンパワーメントレポート

この道を極めたい
債券セールス一筋、海外経験も強み

大和証券
金融市場営業第一部金融法人一課

坂本 絵美里さん

2022.01.14 掲載

 大和証券金融市場営業第一部金融法人一課の坂本絵美里さんは、入社以来10年、債券セールス一筋に歩んできた。顧客は各国の中央銀行などプロ中のプロばかり。一度の取引で数百億円が動くという、国際金融の最先端に立つ。

顧客の考え引き出せる関係を

 取引先はヘッジファンドから生命保険、銀行など幅広い。リスクを取ってでも大きなリターンを狙う顧客、長期保有で安定的な運用を目指す顧客、そのタイプも様々だ。そうした多様な顧客のニーズをしっかり把握し、最善の提案をする。

 顧客のニーズを把握するためには、日々のコミュニケーションは欠かせない。基本はデスクワークで電話がメインだが、顧客のもとを訪問することもある。基本的には毎日、顧客へ電話をかけて話を聞く。毎日朝と夕、自分の相場観をしたためたメールを送信するのも日課だ。

相手が話しやすい雰囲気づくりを心掛ける

 そんな坂本さんが大事に思っているのは、入社当時の課長から言われた「自分が8割話すのではなく、相手に8割話させるのが仕事」という言葉だ。顧客はプロ。それぞれ自分の相場観があり、マーケットには一家言持つ人は多い。相手が話しやすい雰囲気づくりを心掛ける。とはいえ、ただ人がいいだけでは務まらない。最新の金融情勢をキャッチアップするためには、日々の勉強をこまめに怠らないようにすることも重要と語る。

 それでも時には、取引がうまくいかないこともある。それはマーケットの宿命だ。しかし坂本さんは、取引がうまくいかなかったことより、顧客の取引フローが見えていなかったことの方がつらいという。自分のコミュニケーションが足りていなかったのではないか、顧客の考えを探れていなかったことがくやしいという。100%把握するのは難しいが、それでも自分にいちばん見せてくれるよう、せめて情報だけでももらえるよう「この人には教えてあげたい」と思われるセールスになりたいという。

いい仕事には割り切りも重要

 世界中の顧客を相手にするため英語は欠かせない。7歳までアメリカで過ごし、語学力のベースは備わっていた。とはいえ、子供の英語。もっと英語を話せるようになりたいと、大学入学後も、夏休みなどを使い1~2カ月単位で、短期留学など海外にでかけた。ビジネス英語は、入社後、現場で身に付けた。海外のトレーダーと会話することで、マーケットならではの言い回しを学んだ。わからない専門用語は、自分で調べたり、顧客に聞きに行ったりする。英語の映画やネット動画は字幕が出ないようにして見る、英文の本や新聞を読んだりすることも心掛けている。

マーケットに答えはない

 2017年から2年半、ニューヨーク勤務も経験した。ウォール街の背筋が伸びるような雰囲気が好きだった。現地の上司は、大ベテラン。中央銀行のセールス一筋、40年以上もの経験の持ち主だった。東京ではなかなか学べないことをいろいろと学ぶことができた。

 仕事はもちろんだったが、働き方の面でも大いに影響を受けた。彼の身上は「自分の生活を豊かにするために仕事がある」。オンオフの切り替えがとても上手だった。以前は、仕事が残っていたら何としてでも終わらせないとと思い、それで心が疲れてしまうこともあった。しかしニューヨーク勤務を経て、仕事にメリハリがつけられるようになった。

 マーケットのおもしろさは答えがないところにある。考えても考えても、答えはない。その意味では、割り切りも必要だ。相場が外れて、顧客に迷惑をかけてしまったとしても、逆に次、今度いい提案をすればいいという風に切り替えることもできるようになった。

貴重な経験生かしたい

 趣味は学生時代からずっと旅行。ニューヨーク勤務時代も週末を使って、自分が行ったことがないところのご飯を食べたり、知らない建物を見たりしてきた。コロナ禍以降は旅も叶わず、一眼レフを買って散歩しながら写真を撮ったりしている。

債券セールスとしての道を極めたい

 今後も、できれば債券セールスとしての道を極めたい、この道で誰にも負けないような顧客とのリレーションが築けるセールスにはなりたいと語る。とはいえ、この先異動もあるかもしれない。海外での経験は、限られた貴重な経験をさせてもらったと感じているので、海外に携わるような仕事を続けられたらとも語る。「海外勤務と債券の経験、どちらかを生かせるような仕事をずっと続けられたら」が坂本さんの夢だ。

PROFILE

坂本 絵美里(さかもと・えみり)
2012年大和証券ホールセール部門入社。金融市場営業部門一筋に歩む。17年5月から2年半、ニューヨークでの勤務を経て、現在、金融市場営業第一部金融法人一課勤務。

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