クラウド基盤最適化Forum
ヴィーム・ソフトウェア
システムズエンジニアリング本部
シニア・システムズ・エンジニア
安田 知弘 氏
データの価値が高まる中で、データ保護の重要性も広く認識されるようになった。こうした中で注目されているのが、データ複製/保護ソフトウェアを提供するヴィーム・ソフトウェアである。データ複製と保護だけでなく、同社製品はデータ移行などにも活用することができる。最近はハイパーバイザーマイグレーションでの活用事例が増えているようだ。また、Microsoft 365やSalesforce、Kubernetesのデータ保護でも有効なソリューションを提供している。
ヴィーム・ソフトウェア
安田 知弘 氏
2006年にスイスで創業したヴィーム・ソフトウェア(以下Veeam)は現在米国に本社を置き、世界各国の企業にデータ複製/保護ソフトウェアなどを提供している。この分野のソフトウェアとしては世界シェア1位(IDC、2022年下期)で、Fortune500の81%が同社の顧客である。
「物理サーバー、仮想環境、クラウド環境といったプラットフォームをはじめ、データベースやMicrosoft 365、Salesforceなどのアプリケーション、コンテナなどを対象に、当社はバックアップとリストアの運用をサポートし、組織の回復力確保に役立っています」と語るのは、Veeamの安田知弘氏である。
データの複製・保護における技術は、データのマイグレーションでも生かされている。例えば、ハイパーバイザーマイグレーションである。
「いま、多くの企業がレガシー仮想基盤を運用しています。中には、低コストあるいはより使いやすいハイパーバイザーのプラットフォームへの移行を検討している企業もあるでしょう。Veeamのプラットフォームを活用することで、簡単にデータを移行させることができます」と安田氏はいう。
例えば、オンプレミス環境の物理/仮想サーバーからクラウドの仮想環境へのシフト/リフト、あるいはクラウドAからクラウドBへの移行。非互換の異なる環境であっても、Veeamのソリューションを活用することでスムーズなデータ移行が可能になる。
新たなプラットフォームへのデータ移行には様々なパターンがあるが、Veeamは多くのユースケースに対応している。安田氏が紹介するのは、代表的な5つのユースケース。(1)異種ハイパーバイザー間の移行(VMware→Hyper-V)、(2)異種ハイパーバイザー間の移行(VMware→Nutanix AHV)、(3)クラウドへの移行(VMware→AWS/Azure/GCP)、(4)オンプレミスの災害対策、(5)レプリケーションでの移行(VMware→VMware)である。