日経BP ガバメントテクノロジー SpecialPR

自治体DXフォーラム 2025 Summer 出島で論じるdigital might

主 催
日経BPガバメントテクノロジー
協 力
日経BP 総合研究所
後 援
デジタル庁、総務省
特別協賛
NTTデータ
協 賛
川口弘行合同会社、コンカー
 自治体におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが加速してきた。もちろん、全国的に見ると進捗にはばらつきもあるが、DXを進める機運は間違いなく高まっているといえるだろう。業務改革や住民サービスの向上など、成果につなげる自治体の先行事例を参考にしながら、多くの自治体が変革を進めている。

 DX推進のカギを握るのは人だ。強い意志と情熱を持った人材の存在が、取り組みの成否を左右する。技術力や制度設計などの知見は重要だが、何よりも強い思いを持ち、困難に直面しても諦めずにやり抜く姿勢が組織を動かす。そのような人材が中心となって、周囲を巻き込みながらプロジェクトを推進することで、DXは初めて実効性を持つといえるだろう。

 一方で課題もある。例えば、依然として縦割りの組織構造が根強く残っていることはその1つだ。ある部署が変革を望んでも、他部署の協力が得られなければ前に進まない。この状況を打破するためには、民間企業との連携が1つの方法になるだろう。民間のネットワークを活用し、関係部署に間接的に働きかけることで、行政内部の壁を越えた協力体制を築くことが可能になる。外部との接点を生かす視点を持つことで、変革をより柔軟に推し進めることができるはずだ。

 これからの時代、自治体にとっては「何もしないこと」が最大のリスクになる。人口減少が進む中では、従来のサービス水準を維持することすら困難になっていく。だからこそ、変革への挑戦は待ったなしである。現行踏襲や現状維持をよしとせず、今すぐに新たなチャレンジを始めることが、自治体の持続可能性を高める上で不可欠だ。

 DXの道のりは平坦ではない。困難に直面することも多いが、それを乗り越えるためにはプロセスそのものを楽しむ姿勢も重要になる。小さな成果を喜び、成功事例を積極的に周囲とシェアしながら前向きに取り組むことで、関わる人や組織全体のモチベーションを高める。このような、達成感や充実感を伴う改革こそが、これから自治体が目指すべき、持続可能なDXの姿といえるのではないだろうか。