建設業界では、脱炭素対応、働き方改革、DX・RX推進、人材育成など、様々な課題を抱えています。
建設業界の革新と持続的成長をテーマに、産官学の権威が議論・情報発信し、
これらの課題を解決するための新プロジェクト「日経BP 建設未来プロジェクト」を立ち上げました。
今年は「木がひらく日本の再生」と題し、11月1日に第1回目のシンポジウムをオンライン形式で開催。
本シンポジウムは、「木」にスポットを当て、
建設業界のみならず日本の明るい未来への指針を示すものです。
この第1回シンポジウム「木がひらく日本の再生」をレビューします。






「建設未来プロジェクト」は、建設業界が抱える課題の解決に向け、業界の革新と持続的成長をテーマに、関係者が議論を重ね、必要な情報を発信していく重要な場です。
建設業は社会資本の整備と維持管理の担い手として、国民生活の向上と社会経済の発展を支えるとともに、災害対応の最前線を担う地域の守り手としても大変重要な役割を担っております。こうした役割を将来にわたって果たし続けることが必要です。そのためには、このプロジェクトのテーマにも掲げられていますように、持続的に発展する産業になっていく必要があり、特に担い手の確保に関してはこの数年来処遇改善や働き方改革、生産性向上の取り組みを官民一体となって進めてきた重要な課題です。
今回の第1回目のシンポジウムは木にスポットが当てられています。我が国の目下の重要課題である2050年カーボンニュートラルの実現に向け、建築分野においても省エネ対策の加速に加え、森林吸収源対策や炭素貯蔵などの観点から木材利用の促進は極めて重要なものです。そのため、国土交通省では、住宅ローン減税や子育てエコホーム支援事業などにより、木造をはじめとする新築住宅の取得などを下支えしているほか、非住宅分野においても優良な中大規模木造建築物に対する設計者の育成などに取り組んでいるところです。
引き続き、脱炭素社会の実現に向けて、建築分野からもしっかりと貢献できるよう、必要な取り組みを進めてまいりますので、木材の利用拡大に向けた取り組みにご協力をいただけますようお願いいたします。
このシンポジウムは木と向き合い、その利用の意義などを改めて学べる貴重な機会であり、この機会を通して建設業が明るい未来にまた一歩近づくことを切に期待しております。
※所属・肩書は2024年11月1日時点のものです。





日本建設業連合会は、建設業界全体の各種課題に対して様々な取り組みを推進しておりますが、我が国の経済、また建設業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。
また、昨今の激甚化・頻発化する自然災害への対応、地球環境への取り組みと課題も多様化しております。一方、建設業が国づくりの一翼を担う基幹産業としての責務を遂行していくためにも、人口減少社会において人材の確保育成と生産性の向上を強力に進めていかなければなりません。
2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、時間外労働の削減や4週8閉所推進等の働き方改革に取り組み、さらに技能労働者の処遇改善に向けた取り組みとして、建設キャリアアップシステムの普及促進をはじめ、労務費が技能労働者にしっかりと行き渡る活動を展開しております。日建連は「給与が良い」「休暇が取れる」「希望が持てる」に、「格好いい」を加えた新4Kを掲げ、魅力ある建設業を目指しております。
また、地球温暖化対策のための取り組みについても、政府による2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み強化に合わせ、施工段階におけるCO₂排出量の2030年度40%削減目標等を含むカーボンニュートラル実現に向けた推進方策「2050年に向けたロードマップ」を2023年に策定しました。今後は施工段階におけるCO₂排出抑制への取り組みに加え、CO₂排出量が少ない建設資材の採用、運用段階での排出量を抑制する設計施工などをさらに推進してまいります。
本シンポジウムのテーマでもあります木材の活用についても、SDGsやESG投資、カーボンニュートラル実現などの観点から、中高層建築物にも着実に拡大をしています。そして、さらなる普及拡大のため、情報収集、材料の規格化、関係法規制の緩和などにも取り組んでまいります。
本シンポジウムが建設業の持続的な成長を考える場となることを願っております。
※所属・肩書は2024年11月1日時点のものです。



【主催者パネル】
日本の課題と建設の未来


〈パネリスト〉
佐々木 大輔
日経クロステック 建設 編集長
木村 駿
日経アーキテクチュア 編集長
眞鍋 政彦
日経コンストラクション 編集長
岡 泰子
日経不動産マーケット情報 編集長
〈ファシリテーター〉
安達 功
日経BP 総合研究所 フェロー
※所属・肩書は2024年11月1日時点のものです。

※所属・肩書は2024年11月1日時点のものです。





【主催者テーマパネル①】
木造建築の価値を考える


〈パネリスト〉
宮崎 裕和 氏
三菱UFJ銀行
ソリューションプロダクツ部 部長
依田 明史 氏
三井ホーム
施設・賃貸事業本部 賃貸住宅事業推進部
賃貸住宅事業推進グループ長
森下 喜隆 氏
三菱地所
関連事業推進部長 兼 木造木質化事業推進室長
〈ファシリテーター〉
堀江 隆一 氏
CSR デザイン環境投資顧問
代表取締役社長
【主催者テーマパネル②】
木材がつなぐ森林資源の循環活用


〈パネリスト〉
羽鳥 達也 氏
日建設計
設計監理部門 設計部長
安達 広幸 氏
シェルター
常務取締役
〈ファシリテーター〉
長野 麻子 氏
モリアゲ 代表取締役
【主催者テーマパネル③】
中大規模建築における木材利用


〈パネリスト〉
水落 秀木 氏
清水建設
設計本部 木質建築推進部 部長
長野 麻子 氏
モリアゲ 代表取締役
堀江 隆一 氏
CSR デザイン環境投資顧問
代表取締役社長
〈ファシリテーター〉
小原 隆
日経BP 総合研究所
上席研究員
※所属・肩書は2024年11月1日時点のものです。