広告企画 教育新時代
NTT東日本
探究学習のプロセスを通じて次世代リーダーを育てる

課題を見出し、解決へ挑む人材を育成
フィールド体験で教育現場を支える

NTT東日本は数年前から、ソーシャルイノベーション事業に注力している。幅広い分野で立ち上げた新規事業の1つが、教育関連の事業である。その出発点は、先進的な探究学習に取り組む「ドルトン東京学園 中等部・高等部」との連携協定にあった。「地域の課題解決」をテーマとする探究学習について、NTT東日本はプログラム設計や現場での支援などを含めてフルサポートしている。同社は教育支援サービスの拡充に向け、次の打ち手を検討している。

 NTT東日本は2023年、パーパスやビジョンなど企業として重要な“土台”を改めて定義した。パーパスは「地域循環型社会の共創」、ビジョンは「SOCIAL INNOVATIONパートナー」である。同社ビジネス開発本部 営業戦略推進部 部長の佐藤文武氏は次のように説明する。

佐藤 文武氏

NTT東日本株式会社
ビジネス開発本部
営業戦略推進部
部長
佐藤 文武

 「通信キャリアとしての事業の重要性は今後とも変わりませんが、次の時代を見据えた事業づくりにも注力しています。それが、ソーシャルイノベーション事業。その中には食(一次産業)、防災などいくつかの柱がありますが、その1つが教育です」

 なぜ、教育に着目したのか。佐藤氏が続ける。

 「まず、さまざまな種類のソーシャルイノベーション事業を立ち上げる中で人材、とりわけリーダーの必要性や重要性をより強く実感するようになりました。また、日本社会を構成する一員としても教育の重要性を強く感じています。近年は社会環境の変化を受けて、教育のあり方も変わりつつあります。教育についての知見を新たに学びながら、私たちが培ったノウハウなどを組み合わせて、価値をつくることができるのではないかと考えました」

探究学習を支える
フィールド力と
NTTe-City Labo

 NTT東日本が教育関連の事業を本格的にスタートさせたのは2022年。先進的な探究学習で知られる「ドルトン東京学園 中等部・高等部」との連携協定がきっかけだった。NTT東日本ビジネス開発本部 営業戦略推進部 インキュベーショングループ チーフの松本一生氏はこう語る。

松本 一生氏

NTT東日本株式会社
ビジネス開発本部
営業戦略推進部
インキュベーショングループ
チーフ
松本 一生

 「ドルトン東京学園のキャンパスがNTT中央研修センタの隣というご縁から、さまざまな議論をするようになりました。研修センタ内には弊社が運営するNTTe-City Laboという地域循環型社会の実現に役立つ最新技術などを体感できる施設があり、施設を見ていただきながらお話しする中で、当社のソーシャルイノベーション事業での経験が探究学習にも活用できるのではないかとお話があり、具体的な事業へと発展しました」

 両者のパートナーシップの軸は探究学習である。「総合的な探究の時間」の中で、1~3年の高校生が関心のあるテーマを選択。その一つ「地域の課題解決」をNTT東日本が実施している。全15回の授業では実際に地域に訪問するフィールドワークがあることも特徴だ。

 NTT東日本は設計段階から関与し、現地での交流や学びの場づくり、生徒への助言などトータルで実施する。プログラムではNTTe-City Laboも活用された。元々は自治体や企業向けに、地域の課題解決に関するソリューションを体感してもらうための施設だったが、最近は学校や企業などに教育目的で利用されるケースも多い。社会実装された80以上のソリューションを体験できるコンテンツだけでなく、参加者が「問い」をつくり、深められるような仕掛けも多い。学校向けの「探究学習プログラム」も提供している。

半年間の探究学習を通じて
自ら行動する
姿勢を強めた生徒

 地域の課題解決プログラムでは、半年間にわたり全15回の授業や活動を実施し、毎年10~20人程度の生徒が参加している。フィールドは年度ごとに異なり、2023年度は山形県飯豊町、2024年度は長野県喬木村、2025年度は岩手県一関市を訪れた。

 生徒はまず地域についての知識獲得からスタートし、前半には2泊3日で現地を訪問する。自治体職員や地元企業関係者から話を聞き、同年代の若者や地元の人たちと議論を交わす。3日間、地域の人たちとの時間を十分に過ごせるよう、NTT東日本のメンバーは入念に準備した上で伴走する。

 「現地の皆さんとのコミュニケーションにより、より深く地域を理解できるようになり、『自分事』という感覚も強まります。このようなプロセスを通じて、あらかじめ立てていた問いから、より本質的な別の問いを設定する生徒もいますし、最初の問いをより深掘りする生徒もいます」と松本氏。さまざまな問いに対してAIが瞬時に「答え」を提示する時代、「問いを立てる力」の重要性はますます高まっている。

 半年間のプログラムの最後には成果発表が行われる。オンライン経由でプレゼンに接する地域関係者の中には、生徒たちの成長を喜んでいる人も多いはずだ。

 「毎回強く印象に残るのは、自ら行動するようになった生徒の姿です。例えば、発表後も地域の人たちとのつながりを深めて、自分なりの解決策をブラッシュアップした生徒。あるいは、探究学習での体験をもとに、個人でビジネスコンテストに応募した生徒もいます」(松本氏)

探究学習の様子
探究学習の様子

ドルトン東京学園の地域課題解決ラボでの探究学習の様子。地域の里山でのフィールドワークと、教室での対話・協働という二つの学びの場で、探究を重ねている

探究学習の現場で
生かされる
長年培った地域とのつながり

 NTT東日本は教員などの学校関係者とは異なる視点、ICTなどの知見を生かして探究学習プログラムを提供している。地域に根差した事業を展開し、信頼を積み上げてきた強みは、地元の人たちとの良好な関係にも生きている。また、ソーシャルイノベーション事業で培った知見も有効だろう。

 「食や防災、ドローンなど、教育以外の分野でも新たに立ち上げた事業があり、各現場で実践的な知見やノウハウを高めてきました。こうした経験は探究学習の支援にも役立つと思います」(佐藤氏)

 NTT東日本が教育分野で提供するサービスは拡充の方向にある。

 ドルトン東京学園の姉妹校「ドルトンX学園高等学校」(2027年度開校予定、認可申請準備中)との連携も始まった。岩手県一関市を拠点とする通信制高校で、NTT東日本は検討段階から参画。拠点提供や探究学習支援、ICTソリューションの提供を担う。

 また、NTT東日本は海外大学と連携し、学生向けの実践型教育モデルづくりにも取り組んでいる。最初の具体例は、岩手県釜石市を舞台にした防災・復興を学ぶプログラムである。

 「今、社会の抱える課題はますます複雑化しています。先行き不透明な時代、自ら問いを立てて課題を見出し、解決をめざして周囲を巻き込んで実行する力は貴重です。また、そんな力を持つ人材、リーダーが求められています。探究学習を通じて得た学びは、若い人たちの大きな財産になるでしょう。また、そうした学びを一層充実させるために、私たちも技術や知見を磨き続けていきたいです」と佐藤氏。NTT東日本はよりよい教育づくりに貢献するため、既存のアセットを磨くだけでなく、さまざまな連携パートナーと共に新たなサービス開発にも注力している。