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戸田覚が徹底指南!Ultrabookモデル「レッツノートAX2」のビジネス活用術

タブレットとしてもノートPCとしても使用可能な「レッツノートAX2」は、さまざまなビジネスシーンに対応できる能力を持っている。タブレットのビジネス活用などに詳しい戸田氏に、レッツノートAX2を仕事に生かす使い方を聞いた。
移動中の使用やプレゼンテーションに最適なタブレットスタイル

ビジネス書作家・IT製品評論家。テレビやラジオに加え、「日経ベストPC+デジタル」「日経PC21」などの雑誌、各種Web媒体の連載でおなじみ。単行本は累計100冊以上。仕事術に関する著作も多い。最近レッツノートJを購入して利用中。
「レッツノートAX2」(以下、AX2)は、タブレットとしてもノートPCとしても使えるコンバーチブル型のUltrabook製品です。OSにはWindows 8を採用しています。Windows 8はタッチパネル操作用の「Modern UI Style」というインタフェースを備えていますから、AX2をタブレットスタイルにすることでWindows 8を使いやすくなります。ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、私たちはWindows 8そのものが使いたいわけではないということです。Webが見たいとか、表計算をしたいとか、プレゼンテーションをしたいとか何かしらの目的を持ってパソコンを使うわけで、そうした自分なりの用途に合致しているかどうかが、パソコン選定の際の最も重要なポイントです。
僕ならばAX2をタブレットスタイルにして、出先や移動中にWebやビジネス資料を見るのに活用したい。出先でちょっとWebや書類を見る、徒歩で移動中の信号待ちとかでメールをチェックするといった用途には、タブレットスタイルでWindows 8を操作した方が速いんです。片手で持って、さっとタッチ操作できますから。カフェなどでもタブレットスタイルがいい。

文書を読みやすい形で表示できるというのもタブレットスタイルの利点です。実は、Webページやビジネス書類は、横長の画面で見るよりも縦長の画面で表示した方が見やすいんです。Webページは文章が縦方向に伸びていきますし、大部分のビジネス書類は縦のA4サイズで作成されます。タブレットスタイルであれば向きを変えるだけで画面を縦長にできますから、Webページやビジネス書類をスクロールせずに一覧表示できます。

また、タブレットスタイルはプレゼンテーションや商談にも活用できます。机の上に置いて画面を覗き込む形にすれば、自分からもお客さんからも画面が見やすく、操作もしやすいからです。2人で書類を見ながら「ここを1万2000円でお願いします」などといった会話ができますし、お客さんに書類のページをめくってもらうこともできます。つまり紙の書類をお互いに見るのに近いような作業がPCで可能になるんです。これは、1対1、1対2ぐらいのコミュニケーションツールとしては非常に有用です。商談のほとんどが1対1から1対3ぐらいまでの形で行われることを考えると、タブレットスタイルがいかにビジネスに便利かが分かると思います。

また、タブレットスタイルはプレゼンテーションや商談にも活用できます。机の上に置いて画面を覗き込む形にすれば、自分からもお客さんからも画面が見やすく、操作もしやすいからです。2人で書類を見ながら「ここを1万2000円でお願いします」などといった会話ができますし、お客さんに書類のページをめくってもらうこともできます。つまり紙の書類をお互いに見るのに近いような作業がPCで可能になるんです。これは、1対1、1対2ぐらいのコミュニケーションツールとしては非常に有用です。商談のほとんどが1対1から1対3ぐらいまでの形で行われることを考えると、タブレットスタイルがいかにビジネスに便利かが分かると思います。
パソコンならではの汎用性や拡張性がビジネスを強力サポート

こうしたことは、AndroidタブレットとかiPadでもできるじゃないかという方もいるでしょう。確かに日常用途ではそうかもしれません。しかしビジネス用途には、そうしたタブレット端末はまだ心許ない状況です。例えば、フル機能のオフィススイートが使えずExcelやWordの文書が開けないとか、WebブラウザでFlashが動かないために業務アプリケーションを操作できない、オンライントレード用のツールが配布されておらずトレードできないとか、そういう事態が有り得るのです。
一方、AX2はパソコンですから、普通のパソコンで稼働するすべてのソフトウエアが動作します。これは非常に頼もしい点です。まぁ、2年後にはAndroidやiOS端末でも大丈夫になるかもしれませんが、少なくとも現時点ではこれは大きなメリットです。内蔵ストレージのサイズが大きく、多量のファイルを扱える点もポイントです。Androidタブレットだと16Gバイト程度、多くても64Gバイトが精々ですが、AX2には最低でも128GバイトのSSDが搭載されます。
ハードウエア面での拡張性も利点です。例えば、USBポートにWebカメラを接続して動画を撮影することが可能です。AX2やAndroidタブレット、iPadでは内蔵カメラで動画撮影可能ですが、カメラが撮影相手に向くように端末を固定しておかねばなりません。AX2にWebカメラを接続した構成であれば、AX2を普通に使いながら動画撮影できます。これを活用すれば、会議やプレゼン、講演の様子をそのまま撮影できるわけです。「この間のプレゼンどうだったの」と聞かれた際に動画で報告したり、「うちの課長、本日は出席できませんでしたが、ご挨拶したいと言っています」とお客さんに動画を見せることもできます。こういうことに柔軟に対応できるのは、パソコンならでは。もちろん、Webカメラに限らず、ありとあらゆるパソコン向けの機器が使えるわけで、その安心感は計りしれません。
また、セキュリティ面での安心感もあります。パソコンはセキュリティ確保手法がすでに確立していますし、AX2にはセキュリティチップの「TPM」(Trusted Platform Module)が組み込まれています。ストレージを暗号化しておけば、落とした場合にもデータ流出の恐れがありません。また、ハードディスク内容を遠隔消去するサービスも利用可能です。
さらにAX2にはキーボードが付いていて、ノートPCスタイルでも使用できます。ある程度以上の文章量のメールを返信する場合や、ビジネス文書を作成するような場合には、ノートPCスタイルにしてキーボードを使えばいいわけです。ただのタブレットだとこれができません。キーボードを追加購入して持ち歩かねばなりません。AX2は標準で対応できるのが大きな利点です。
最大16時間というバッテリー稼働時間がもたらす安心感

AX2は、標準でバッテリーパックが2個付属していて、そのバッテリーパックを差し替えることで最大16時間のバッテリー稼働が可能です。(※一部機種除く。)しかもシステムを稼働させたままバッテリーパックを交換できる「バッテリーホットスワップ」に対応していますから、バッテリー交換時にも作業を止めずに済みます。
この16時間という稼働時間ですが、日常的にはそんなに長時間である必要はないんです。ですが、地方出張して充電する場所が見つからないといったケースでは非常に役立ちます。また、飛行機でアメリカやヨーロッパに行くときは機内で12時間以上過ごすわけですが、その間もずっと問題なく使えて移動時間を仕事にフル活用できます。バッテリーパックが2個付属するという点も重要です。バッテリーパックが1個だと、間違って出張の1日めなどに電気を全部使い切ってしまう危険があります。商談で忙しいと、電源を切らずにパタンと閉じて次に行ったりするわけです。すると知らないうちに、どんどん電気を消費してバッテリーが切れることがあります。バッテリーパックが分かれていれば、誤って電気を使い切る恐れがありません。意外に意識しない点ですが、バッテリーパックを差し替えて使えるというのはビジネス利用の点では大事なポイントだと思います。

あと、よく考えられているなと感心するのが充電についてです。AX2に同梱されているバッテリーチャージャー(※一部機種除く。)を接続してコンセントにつなげば、「AX2の内蔵バッテリー」「AX2に装着したバッテリーパック」「バッテリーチャージャーに装着したバッテリーパック」の3つのバッテリーを同時に充電できるのです。こうして夜に充電しておけば、翌日は丸一日バッテリー稼働できます。1日の出張だったらACがなくてもいいわけです。
バッテリーを交換できるというのは、長期間の使用に耐えるという点でも大事です。最近のUltrabookは、ほとんどがバッテリーを差し替えできないのですが、バッテリーがへたったときはどうするんでしょうか。レッツノートは価格面では多少割高ですが、長期間使うことがそれだけ考えられていると言えます。





