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レッツノートプレゼンツ石黒不二代の経営術 入門講座 (5)

「木を見て森を見ず、という言葉があるが、業務に入り込みすぎていると本質を見失うことがあるものだ。私は、ビジネススクールで初めて学んだときに、米国流のフレームワークというものに馴染めなかった。Aが起こればBとなるというような単純で標準化された図式のようなものだが、実際に経営に戻ってみると、このフレームワークがいかに大切であるかに気づかされることになった。経営には可変要素が多すぎる。それらをすべて同時に同じ器に入れて判断しようとすることは不可能だ。よいものを残し悪いものを排除する、そのシンプルな思考の繰り返しと、俯瞰的なものの見方が正しい判断を促すものと私は信じている」(石黒不二代氏)
ネットイヤーグループ代表取締役

戦略的決定とは…

ビジネスは意志決定の連続といっていい。そこでどれだけ判断ミスを減らせるかが、ビジネスのクオリティを大きく左右する。戦略的思考は、そのための方法論だ。ゲーム理論といった方が通りはいいかもしれない。有名な「囚人のジレンマ」もその一例である。。
上図は同時進行ゲームと呼ばれる、相手の出方を知ることができない場合の戦略の取り方をフローにしたものだ。合見積りやコンペ、同じ商戦期にぶつけ合うキャンペーンなどがこれに該当するだろう。
こうした場合にまず考えなければならないのが「絶対優位の戦略」だ。「絶対優位」とは「必ず相手に勝てる」という意味ではない。自社の取り得る戦略の中で、必ず他の戦略より良い結果になるという意味だ。
「絶対劣位の戦略」はその逆で、絶対に他の戦略より悪い結果になってしまうものを指す。これを丁寧に探し、一つひとつ排除していけば、とり得る選択肢が減った分だけ意志決定がシンプルになり、判断精度も高まる。ただし、これ以上は絶対的に有利・不利な戦略は導き出せないため、どれだけ考えても結論を出せず、堂々巡りにはまってしまう。
「ここから先へ進む手がかりは、両社の戦略が均衡するポイントを探すことにある。そのための方法が、ゲーム理論ではいくつか導き出されている。先の「囚人のジレンマ」も、その中の1つである。
F9、S9、N9、J9など最新世代レッツノートはいずれも標準電圧版のCPUを搭載しており、軽量なモバイルパソコンとは思えないほど高性能だ。たいていのビジネスアプリケーションは軽快に動く。
さらに、起動の速さもレッツノートは着々と進化させてきた。S9とN9のBIOSにはFast Boot Modeが搭載されている。パソコンは電源を入れると、ハードディスク内のWindowsが呼び出される前に、まずBIOSが起動する。Fast Boot Modeを有効にすれば、このBIOS起動を劇的に高速化することが可能だ。通常、ハードディスクへのアクセスが始まるまで約14秒かかるが、Fast Boot Modeでは最速で約3秒にまで短縮することができる。つまり、電源を入れてから、Windowsが起動するまでの時間を約11秒も短縮できるわけだ。
J9はさらに新しい仕組みを取り入れており、「クイックブートマネージャー」というオリジナルのアプリケーションを搭載している。Fast Boot Modeと同様の高速化を、BIOSを開かずにWindows上で設定できる。さらに、BIOSだけでなくWindows 7の起動も最適化することも可能だ。SSDを搭載するJ9(マイレッツ倶楽部限定)では、なんと最速約15秒でWindowsが起動する。この速さは感動ものだ。






