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戸田覚が斬る! レッツノート2011年秋冬モデル徹底分析
2011年8月25日公開

戸田覚が斬る! レッツノート2011年秋冬モデル徹底分析

まもなく発売される、レッツノート2011年秋冬モデル。CPUのスペックアップや店頭SSD搭載モデルの登場などが注目されるが、なによりも変わったのは「体感速度」。ユーザー視点の辛口評論家、戸田覚氏にそのインプレッションを語っていただいた。

高速CPU+SSDで体感速度が大幅にアップした

S10、N10、J10、B10がそろってCPUをスペックアップし、J10のメモリー容量が倍増したことで、全シリーズとも4GB(最大8GB)搭載に。これだけでも性能や速度の向上は容易に想像できますが、今回僕が注目したいのはS10の店頭モデルにはじめてSSD搭載機種が登場(※1)すること。高速CPU+SSDの組み合わせにより、体感レベルでスピードアップを実感できます。

※1 店頭SSDモデルは10月14日発売予定、台数限定
戸田覚(とだ・さとる) ビジネス書作家・IT製品評論家。テレビやラジオに加え、「日経ベストPC+デジタル」「日経PC21」などの雑誌、各種Web媒体の連載でおなじみ。単行本は累計100冊以上、仕事術に関する著作も多い。最近レッツノートJを購入して利用中。
戸田覚(とだ・さとる)
ビジネス書作家・IT製品評論家。テレビやラジオに加え、「日経ベストPC+デジタル」「日経PC21」などの雑誌、各種Web媒体の連載でおなじみ。単行本は累計100冊以上、仕事術に関する著作も多い。最近レッツノートJを購入して利用中。

CPUは毎シーズン新しくなっていくので、階段を上がるように性能も一段ずつアップしていきますが、HDDからSSDへの変更というのは一気に別のフロアまでワープしたぐらいに速さが違う。僕はSSDが登場した頃からずっと使っているんですが、その性能は格段に向上しています。昔ネットブックに入っていたようなものとは違い、今回S10に搭載されるSSDはかなり高性能なレベルに達しているのです。

このSSDのスピードをとくに実感できるのが、ファイルのサムネイル表示やプレビュー時。Windows 7のエクスプローラーには、写真やビデオ、Officeデータなどをその場でプレビューできる機能があるんですが、大きなファイルでもサクサク表示されていくのはSSDならではの快適さ。かりに1個のファイルを開くだけなら、1秒が0.5秒になったところでたいしたメリットになりませんが、大量のファイルの中から必要な1個を探すという場面において、この差は非常に大きい。

人間の目や頭脳は、たくさんのファイルリストをテキストで選択するというのには向いていません。でも、画像なら一目瞭然。ファイルが溜まれば溜まるほど、サムネイルが重要になってくるんです。SSDの強みを生かしてファイル表示をサムネイル化しておけば、取引先で突然プレゼンや見積書のファイルを求められてもさっと取り出すことができ、仕事がデキるヤツと思われるかもしれませんよ(笑)。

わずか約12秒の高速起動で作業をすぐ再開できる

レッツノートはもともと高速起動が自慢で、僕の持っている前モデル(Jシリーズハイパフォーマンスモデル)も約15秒と十分速い。それが「S10」2011秋冬モデルではSSDを搭載したことにより、今度は約12秒になるという。わずかな差ですが、頻繁にシャットダウンを繰り返す人にとっては大きな朗報。僕もそのひとりです。

   HDD搭載「S10」2011夏モデル           SSD搭載「S10」2011秋冬モデル
新たに搭載されたSSDモデルは、Windowsの起動時間の検証では、約12秒という速さが記録された。※ クイックブートマネージャー設定時
新たに搭載されたSSDモデルは、Windowsの起動時間の検証では、約12秒という速さが記録された。
※ クイックブートマネージャー設定時

僕がいちいちシャットダウンを心がける理由は2つ。ひとつは、スタンバイにしたまま環境が変わると、周辺機器やドライバーに認識エラーが生じる可能性があるからです。またもうひとつは、セキュリティ上の問題。作業途中でスタンバイしてしまうと、取引先でPCを開けたときに他の仕事のファイルをうっかり見せてしまう危険性がある。カフェなどで無造作に画面を開くときも、同様の注意が必要です。これを防ぐためにはシャットダウンがもっとも有効。その点、わずか約12秒で起動するレッツノートなら、スタンバイ並みの気軽さでシャットダウンできるというわけです。

また、全シリーズ共通の新機能として「ピークシフト制御ユーティリティ」の搭載や、「ネットセレクター3(※2)」への対応もポイントが高い。とくに接続環境を自動で切り替えられる「ネットセレクター3」は、複数の通信手段を持っている人には便利でしょう。会社や取引先、外出・出張先でそれぞれ最適なネットワーク環境を維持できるだけでなく、いざというときスマホのテザリング機能に頼る場合などにも重宝するはずです。

会議では─無線LAN。オフィスでは─有線LAN。外出先では─WiMAX。「ネットセレクター3」が自動的にプロファイルを切り替えるので、いちいち接続設定を変更する面倒がない。
会議では─無線LAN。オフィスでは─有線LAN。外出先では─WiMAX。「ネットセレクター3」が自動的にプロファイルを切り替えるので、いちいち接続設定を変更する面倒がない。
※2 9月下旬よりダウンロード提供予定

自信を持って薦められるビジネスモバイル

レッツノートの魅力は、独特のサイズ感にもあります。10.1型のJ10や12.1型のS10は、新幹線や飛行機の中で使うのにはちょうどいい大きさ。日本のモバイル環境に便利なサイズなんです。また、画面のタテヨコ比が16:10のS10、N10は、プレゼンをする際にも好都合。というのも、プロジェクターのタテヨコ比も同じアスペクト比なので、作成した画面がゆがんだり切れたりすることなく、きれいに投影できるからです。

さらにいえば、Webサイトを見るときもこの比率はちょうどいい。ほとんどのWebサイトは1024×768ピクセルを想定してデザインされているため、1280×800ピクセルのS10、N10なら、画面下が切れることなく快適に閲覧できるというわけです。そもそも12.1型モバイルというのはいまや減少しつつあるので、存在自体が貴重ともいえます。

僕はこれまで6~7台のレッツノートを使ってきましたが、その経験から断言できるのは、「壊れにくい」ということ。残念ながら落下経験はありませんが(笑)、かなりヘビーに使っても、パーツが外れたりコネクタが反応しなくなったなどの故障は一度もない。その点では安心して長く使い続けられます。

実際、オフィス街を歩くと、古いレッツノートを持っている人をたくさん見かけます。それは買ったときの魅力が何年経っても薄れないし、モノ自体も壊れないから。つまりこれから買うレッツノートは、3年後も5年後も使えるわけです。バッテリーだって多少へたったところで、もともとが長時間設計だから大丈夫。S10のSSDモデルなら18時間駆動。持ちが半分になっても9時間は動くんですから。「仕事で使うモバイルPCはなにがいい?」と訊かれたら、僕は迷わず言いますよ。「レッツノートを買っておけば安心だよ」と。

戸田 覚氏がおすすめする。マイレッツ倶楽部専用モデル

高速なSSDでテキパキと仕事ができる。また、高速なCPUはプレゼンでビデオを多用する人にも最適だから。確かに価格はちょっと高いけれど、せっかくプレミアムモデルを買うなら、最高クラスを狙って末永く使いたい。

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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