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特集

戸田覚が語る、僕がレッツノートに惚れ込む3つの理由
2012年6月29日公開

戸田覚が語る、僕がレッツノートに惚れ込む3つの理由

ユーザー目線の辛口評論で知られる戸田覚氏がレッツノートSX2/NX2を推奨する理由を、戸田氏考案の新指標「バッテリーウェイトレシオ」など3つの視点から解説する。

バッテリーウェイトレシオ「70」が示す圧倒的な重量/駆動時間バランス

戸田覚(とだ・さとる) ビジネス書作家・IT製品評論家。テレビやラジオに加え、「日経ベストPC+デジタル」「日経PC21」などの雑誌、各種Web媒体の連載でおなじみ。単行本は累計100冊以上、仕事術に関する著作も多い。最近レッツノートJを購入して利用中。
戸田覚(とだ・さとる)
ビジネス書作家・IT製品評論家。テレビやラジオに加え、「日経ベストPC+デジタル」「日経PC21」などの雑誌、各種Web媒体の連載でおなじみ。単行本は累計100冊以上、仕事術に関する著作も多い。最近レッツノートJを購入して利用中。

モバイルノート選択の際に考慮すべき事柄は多岐にわたります。価格やデザイン、バッテリー駆動時間、液晶のサイズ、薄さ、堅牢性……こうしたさまざまな要素を複合的に見て、自分のニーズに合致する機種を選定する必要があるのですが、どのメーカーのカタログを見ても「世界一軽い」など、単一の要素についての宣伝文句ばかりが強調されています。一方、車の世界には「パワーウェイトレシオ」というものがあります。これは、車体重量とエンジン出力(馬力)を複合的に見るための指標です。僕はそれと同じものがパソコンにも必要だと思い、「バッテリーウェイトレシオ」という指標を最近考案しました。これはパソコンの重量をバッテリー駆動時間で割った数値で、これを使うことで、重量と駆動時間の関係を簡単に見極められます。本体が1kgでバッテリー駆動時間が10時間ならばバッテリーウェイトレシオは100になり、この値が小さいほどモバイルノートとして優れていると判断できます。

本体重量とバッテリー駆動時間の2つの要素にフォーカスする理由は、これらがモバイルノートにとってもっとも重要だからです。とりわけバッテリー駆動時間は重要です。なぜならバッテリーが尽きた瞬間にモバイルノートはただの箱になってしまうからです。かと言って、バッテリー駆動時間だけを見るのは良くありません。バッテリー駆動時間というのは大まかにバッテリーの質量に比例しますから、19時間や20時間といった長時間駆動を実現する場合はどうしても本体重量が増してしまいます。あまりにも重くなると持ち運びに支障が出ますので、この両者のバランスを取る必要があります。そのバランスの判断に使えるのがバッテリーウェイトレシオなのです。バッテリー駆動時間が同じ20時間であれば、2kgのモバイルノートより1kgのモバイルノートが良いとすぐに分かります。しかし実際には、駆動時間は製品や構成によって異なりますし、重量差ももっと微妙な数字になります。1300gで13時間と1000gで9時間とどちらが良いのか、みたいな話になるわけです。バッテリーウェイトレシオを見れば、前者が100、後者が111ですから、1300gで13時間の方が一般的には良いと分かります。

モバイルノート選択の際には、まず、自分の使い方に必要なバッテリー駆動時間を考えましょう。そして、それを超えるバッテリー駆動時間を持つモデルをピックアップしてから、本体重量ではなく、バッテリーウェイトレシオの小さなモデルを選ぶとバランスが良くなります。現状では、バッテリーウェイトレシオが100を切るモデルを選択すると良いと僕は思います。なお、実際のバッテリー駆動時間は使い方によって左右され、一般的にはカタログ値よりも短くなる点に注意しましょう。参考までに僕の使い方では、大体カタログ値の6~7割程度になります。

今回、2012年夏モデルのモバイルノートやウルトラブックのバッテリーウェイトレシオを計算してみたのですが、レッツノートの数値の良さが際立ちました。特にSX2に標準バッテリーパックを装着した場合の70という数字は驚異的で、他社の製品の追随を許さない圧倒的なものです。同じSX2でも軽量バッテリーパックを装着した場合は117というスコアになりますが、これも他社の同等の重さのウルトラブックと呼ばれる製品と比較すると優秀です。もちろん製品選択の基準はバッテリーウェイトレシオだけではありませんが、少なくとも本体重量とバッテリー駆動時間のバランスについてはレッツノートが優れていると言えます。またSX2では、装着するバッテリーパックの種類によりバッテリーウェイトレシオの数値が大きく変化する点にも注目です。他社製品では20程度しか変化しないのに、40以上数値が変わります。これが意味するのは2点です。一つは、大容量バッテリー使用による駆動時間延長効果が高いということです。もう一つは、バッテリーを除いた本体重量がいかに軽いかということです。SX2では、標準で標準バッテリーパックと軽量バッテリーパックの2種類のバッテリーパックが付属しますから、重量と駆動時間のバランスを利用シーンに応じて柔軟に変更できます。

2012年夏モデルのモバイルノート/ウルトラブック製品のバッテリーウェイトレシオバッテリーウェイトレシオは「本体重量(g)÷バッテリー駆動時間(時間)」で算出される指標。値が小さいほどモバイルノートとして優れていると判断できる。100を切れば優秀な部類だが、SX2+標準バッテリーパックの構成では70という驚異的なスコアとなる。
2012年夏モデルのモバイルノート/ウルトラブック製品のバッテリーウェイトレシオバッテリーウェイトレシオは「本体重量(g)÷バッテリー駆動時間(時間)」で算出される指標。値が小さいほどモバイルノートとして優れていると判断できる。100を切れば優秀な部類だが、SX2+標準バッテリーパックの構成では70という驚異的なスコアとなる。

1600x900ドットの高精細画面がもたらす利便性

12.1型HD+(1600×900ドット)の高精細画面を持つことも、SX2/NX2をお勧めするポイントの一つです。今、一般的なモバイルノートは1366x768という画面解像度を採用していますが、今はスマートフォンでも1280x720程度の画面解像度を持つ時代です。わざわざ重いパソコンを持ち運んでスマートフォンと同じような画面解像度しか使えないというのは嬉しくありませんし、パソコンはスマートフォンやタブレットと違って、複数のウインドウを開くマルチウインドウ方式のインタフェースを採用していますから、実用上も困るわけです。1600x900ドットあれば、ウインドウを4つ表示させる場合でも、個々のウインドウサイズを800x450程度にできます。これならメールの読み書き程度には十分対応できます。

僕は普段はデスクトップにはあまりファイルを置かないのですが、出張時には、出張で使うプレゼンデータや出張時に受け取ったデータ類をデスクトップに置きます。そのためアイコンがデスクトップに多数ある状態になるのですが、高解像度であれば、そうした使い方にも簡単に対応できます。2012年中のリリースが予定されているWindows 8では、画面解像度がさらに重要になります。Windows 8が採用するMetroインタフェースでは大きなアイコンを使用します。1画面に表示できるアイコンが少なくなり、使い勝手が悪くなります。Webブラウザ「Google Chrome」上で稼働するChromeアプリも同様に大きなアイコンを採用しています。これからは、OSやアプリケーションが高解像度を前提にしたデザインになっていくわけです。

モバイルノートで1600x900ドットという高精細画面だと字が小さくなって読みづらくなるのではと心配される方もいます。しかし、文字は大きく設定できるのです。高解像度画面は低解像度画面と同じように使えますが、その逆は無理。すべてのパソコンユーザーにとって画面解像度は高いに越したことはないんです。それが分かってきたのか、ようやく最近、モバイルノートでも1600x900という解像度が徐々に採用されるようになってきました。

SX2/NX2の良さは12.1型ノングレア(非光沢)液晶の採用にもあります。他社のモバイルノート/ウルトラブックの多くは13.3型液晶を採用し、本体は一般にA4ファイルサイズです。一方、SX2/NX2は12.1型液晶を採用して本体をA4サイズに収めています。カバンは一般にA4を基準に設計されています。A4ファイルサイズのノートも入ることは入るんですが、他の荷物を入れるとパンパンになってしまいがちです。A4サイズであればそうしたことは少なくなります。新幹線のトレーで作業する際に前の座席の背もたれに当たって作業しにくいといった問題も起きにくいでしょう。また、アンチグレアというのも重要です。光沢液晶は一見した見た目は綺麗ですが、周囲の風景の映り込みが発生するので実際は使いづらいものです。映り込みがあるからといってオフィスでの席替えや、新幹線などでの移動中の座席変更は簡単ではありません。ディスプレイの傾きによる調整にも限度があります。

使い方に合わせて通信回線を素早く自動選択「ネットセレクター3」

「ネットセレクター3」という便利なアプリケーションを使用できるのもレッツノートをお勧めするポイントの一つです。モバイル利用時には、回線速度や利用料金、会社のセキュリティポリシーなどさまざまな要因を考慮して、場所場所で接続するネットワーク回線を切り替えるのが普通です。レッツノートは標準でWiMAXに対応していますから、自宅や会社ではWi-Fiにつなぎ、出先ではWiMAXといった使い分けが基本になるでしょう。さらに、よく行くカフェではWi-Fiが使えるのでそれを使いたい、社内でも会議室はWi-Fiが遅いのでWiMAXを使うといった細かな切り替えを行うケースもあります。こうした回線切り替えに役立つのがネットセレクター3です。ネットセレクター3は、接続回線の自動選択と自動接続機能を提供するアプリケーションです。どの回線を優先使用するかを各場所で一度だけ設定しておけば、それからはその場所に行くだけで自動的に設定した回線を選択してくれます。

ネットセレクター3が提供する機能は、ある意味単純なのですが、これを手動でやろうとすると結構大変です。Wi-Fi機能のON/OFFや接続するアクセスポイントの変更、WiMAX機能のON/OFFなどをその都度実施しなければなりませんが、ネットセレクター3を使えば、こうした手間は一切かかりません。また、ユーザーが手動で設定を切り替える必要がないので、ネットへの接続時間が短くなるという利点も生まれます。DropboxやGoogleカレンダーのようなクラウドサービスの利用が広がっている現在では、ネットにつながっていることの重要性がどんどん増しています。ビジネスパーソンにとって大事なことは、とにかく素早く「つながる」こと。ネットセレクター3は優先度が高い回線に自動的に接続を試みますし、もし万一それが利用できない場合でも、次の優先度の回線に接続しに行きますから、出先でちょっと予定表を見るとか、会議室で急に資料を求められるとかといった状況にも迅速に対応できます。

2012年夏モデル レッツノートSX2(店頭モデル)

2012年夏モデル レッツノートSX2(店頭モデル)

2012年夏モデル レッツノートNX2(店頭モデル)

2012年夏モデル レッツノートNX2(店頭モデル)

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