ようこそ、九州・別府の超グローバル大学へ。立命館アジア太平洋大学 APU  近藤祐一入学部長に訊く九州・別府からの挑戦!世界のどこでも生き抜ける学生が育つ大学とは?

世界が、まるごとAPUのキャンパスになる未来

一方の国際経営学部は、学びをよりビジネスマネジメントに特化した学部である。

「会計・ファイナンス」「マーケティング」「経営戦略と組織」「イノベーション・経済学」という4つの学修分野を持ち、企業や行政、NGOなどの組織を持続的な発展に導くマネジメント能力を身につける教育が行われている。

国際経営学部とその大学院にあたるMBAコースでは、国際的なビジネス教育の評価機関であるAACSBの認証の取得を目指している。認証を取る目的のひとつが、AOL(Assurance Of Learning)と呼ばれる学生の学びの質を保証することだ。

その学びの質に対して、国際経営学部では、4つのゴールを設けている。

1つ目が、ビジネス・エシックス(ビジネス倫理)。
2つ目がナレッジ・オブ・ディシプリン(基礎学問能力)。
3つ目がグローバルパースペクティブ(国際的視野)。
4つ目がインターカルチュラルコミュニケーション(国際文化の理解)だ。

3つ目と4つ目は、キャンパス自体が文化の多様性に満ちた環境であるがゆえに、APUで学んでいるうちに自然と身についていく。そこで学部としては、1つ目と2つ目のカリキュラムにより力を入れている。具体的に言えば、学術研究面で強化する取り組みを進めているのだ。

学生同士のディスカッションも、授業の内外で豊富に行われる。
文化や考え方の違いでぶつかることもあるが、その結果、学生たちは国際人としての素養を身につけていく。

ちなみに、国際経営学部の学生の65%、つまり半分以上が世界各国から集まった留学生で占められる。

なぜ、留学生の比率が大きいのか。

今でも海外から見ると、とりわけアジアやアフリカの国々から見ると、日本企業による「日本的経営」は、自分たちのお手本になる、と考えられているからだ。

日本国内にとどまっていると、長年の不況もあり、日本の経済力は天井を打ち日本企業は元気がない、というイメージがどうしても強い。

けれども、中国や韓国をも含むアジア各国やアフリカ、中東諸国からは、日本を世界第2位の経済大国に押し上げる原動力となった日本型経営にいまだに熱い視線が注がれている、というのだ。

かくして、各国の将来ビジネスの中心となるであるエリート層の学生が日本の経営を学びたいと多数APUにやってくる。

2015年3月13日の学位授与式(卒業式)で行われた恒例の「帽子投げ」。
学部・研究科合わせて688 名が卒業/修了し、日本中に、世界中に飛び立っていった。

「だから、日本の学生たちも、教員たちもうかうかしていられないんですね。世界からAPU に集まった優秀な留学生と日本の学生たちが多様な視点で議論を交わし、日本企業の経営を学びながら、一方で世界各国のビジネスの今を知る。そんな実践的な教育プロセス、研究プロセスをとることができるのが、APUの国際経営学部の強みです」(近藤さん)