

今年も新卒採用のシーズンが始まった。長期化する人手不足を背景に2026年卒も売り手市場は続くと見られており、各社とも優秀な人材確保に向けて採用活動を強化している。
昨今の学生は1・2年次からキャリアの方向性を定め、3年次から積極的にインターンシップに参加するなど、就職に対する意識は高いとされる。先の読めない時代の渦中にいるだけに安定志向が強いのも特徴だ。
その反面、「3年3割」問題も依然として残る。2024年10月に厚生労働省が発表したデータによれば、2021年3月大卒入社組の34.9%が3年以内に離職したと報告されている。前年度と比較して2.6ポイント上昇しており、状況は悪化していると言えるだろう。
なぜ、熱意を持って入社した人材が早々に離れていくのか。転職市場の活性化、起業やフリーランスなど選択肢の増加といった外的要因も考えられるが、最も大きいのは“理想と現実のギャップ”にほかならない。学生の意識や働き方を取り巻く環境が年々アップデートしているにもかかわらず、旧来の育成・教育方法を踏襲する職場は多い。この溝を埋めるには、組織全体のマインドセットを変えていく必要がある。
「組織開発・人材育成(活用)」を通じた総合 HRソリューション事業にも傾注しているマイナビでは、採用後の内定者フォローや階層別研修、エンゲージメント向上やタレントマネジメント支援などのサービスを提供している。そのなかでも映像を用いた階層別研修に大きな特徴があり、『限りなく普段の職場に近い空間』を再現し、研修を通じて学習する様々な要素を“自分ごと化”できるスタイルを確立している。マイナビ 教育研修事業部 営業統括部 統括部長の樋口友美氏に、人材の定着化を図り、組織を前向きに推進していく方法について話を聞いた。
