Concur
Special
Interview

評価と信頼の高い出張管理・経費精算・請求書管理のクラウドサービスを提供するコンカー。同社が進めている「AI×ビッグデータ戦略」とは何か? そしてAIとビッグデータの活用は企業の経営をどう変えるのか? 前編に続き、青山学院大学 教授の松永 エリック・匡史氏と、コンカー 代表取締役社長の橋本祥生氏に、「日経ビジネス」の元発行人で日経BPコンサルティング取締役の伊藤暢人が聞いた。
生成AIの進化はとどまるところを知らない。AIが出始めた当初は、調べ物や、文章の要約、翻訳、議事録作成といった「人が行う業務」を支援させ、効率化する用途で重宝がられたが、人に代わって自律的に業務を行うAIエージェントの普及によって、組織や業務のあり方そのものが抜本的に変わろうとしている。
進化によって「賢さ」と「自律性」を高めたAIは、企業が業務プロセスを回すための基盤となるERP(基幹システム)や業務システムのありようも変えている。今では、SAPに代表される世界的なビジネスソリューションの大半が、そのプラットフォームやアプリケーションに最初からAIを組み込み、既存の機能を自動化したり、プラットフォーム上に蓄積されたビッグデータを瞬時に解析して、経営に役立つインサイトや将来予測などを提示したりしてくれるようになった。
このようなトレンドに沿って、SAPのグループ企業であるコンカーも、すでにグローバルで高い評価を得ているクラウドサービスを進化させる戦略を進めている。
「コンカーが取り組んでいる『AI×ビッグデータ戦略』とは?」
日経ビジネス元発行人の伊藤暢人の問いに対し、コンカー 代表取締役社長の橋本祥生氏は次のように答える。
「コンカーは、SAPがグループ全体として進めているAI戦略に沿って、プラットフォーム全体や、1つひとつのアプリケーションにビジネスAIを組み込む戦略を推進しています。当社のクラウドサービスがこれまで提供してきた機能のすべてが、AIの力によって格段に高度化、自動化し、変化に柔軟に対応できる経営や、圧倒的な業務効率化に貢献します」
同戦略は本稿の前編で話題に上った経理部門の「プロフィットセンター」化や、人とAIの協働を前提とする大胆な組織変革、業務変革を促して、企業としての成長や企業価値の向上をもたらす。
コンカー
代表取締役社長
橋本 祥生 氏
日経BPコンサルティング
取締役
伊藤 暢人
橋本氏によると、コンカーが推進する「AI×ビッグデータ戦略」は、大きく3つの柱で構成されているという。それらは、ユーザー企業にどのような価値をもたらすのか?
ビッグデータに基づくベンチマークを示し、
改善活動を支援
次ページ以降をお読みいただいた方については、日経BPが登録情報をとりまとめ、クリック後に表示される当該企業に第三者提供します。
表示される説明文をお読みいただき、ご同意の上ご利用ください。