IT部門の負担を劇的に軽減する
オンライン調達の
実践的活用法
~セルフサービス化でPC調達が一変する~

法人向けのPC調達は非常に煩雑な業務だ。台数が多い上、機種の選定や見積もり、発注などやるべきことも多岐にわたる。そうした業務を効率化・高度化する手段として評価を高めているのが、デル・テクノロジーズの提供するオンライン調達プラットフォーム「Dellプレミア」だ。
特に注目したいのは、見積もりや発注にとどまらず、様々な業務シーンを想定した多彩な機能が豊富にある点だ。使いこなせば、PC調達はガラリと変わる。ここではその実践的な活用法を紹介したい。
Chapter 1
企業におけるPC調達は主にIT部門が担う。電話やメールで在庫の確認、見積依頼を行い、製品を選定して発注する。企業規模によっては更改などのタイミングで一度に数十台、数百台、あるいはそれ以上のPCを調達することもあるだろう。また部門やグループごとに発注する場合は、購買手続きを何度も繰り返すことになる。その負担は大きく、本来業務が圧迫されるケースも少なくない。
人手不足が深刻化する中、こうした業務をいかに簡略化し、IT部門・ユーザー部門双方にとってメリットのある仕組みにするか――。これは多くの企業に共通した課題だといえるだろう。
この課題を解決する手段として注目を集めているのが「Dellプレミア」だ。これはデル・テクノロジーズのそうした煩雑なPC調達をWebで完結できるオンライン調達プラットフォーム。既に利用している企業もあるかもしれないが、実は思っている以上に、日本企業のビジネスシーンに適合した、様々な機能がある。
例えば、自社仕様の製品カタログをつくり、ユーザーに権限を与えて見積もりや発注をセルフサービス化するといった活用法はその1つ。これを海外拠点にまで適用し、グローバルな調達を一元化することもできる。さらにERPなどの購買システムと連携し、購買管理や決済処理を自動化することも可能だ。
以下ではそうした便利な機能とその活用法を具体的に見ていきたい。
Chapter 2
■ローカルポータル機能
これはDellプレミアの中に、“自社専用のポータルページ”を作成できる機能だ。会社としての推奨機を選定した自社にカスタマイズした「製品カタログ」をつくり、そこからユーザー各自が見積もりや発注を行えるようになる。IT部門が担っていた煩雑な作業を現場に任せることができるわけだ。ローカルポータルでは以下のようなことが可能になる。
・製品カタログのパーソナライズ化
デル・テクノロジーズの製品カタログページから価格、在庫状況、出荷時期、プロセッサーの種類、画面サイズなど様々な仕様でフィルター処理を行い、自社仕様のパーソナライズ化した製品カタログを作成できる。あらかじめ推奨機を選定しておくことで、統制のとれた調達が可能になる。価格や納期など事前確認の手間も少なくて済む。推奨機をベースに、ハードウエアやOSのアップグレード/ダウングレードなどスペックのカスタマイズも可能だ(図1)。
図1 製品カタログの作成画面標準の商品カタログの中から、自社の仕様や予算に合わない機種は除外し、条件に合う機種のみを選定できる。ハードウエアやOSのカスタマイズも可能だ。パーソナライズ化した自社の製品カタログを作成できる
・ユーザー管理
管理者はグループやユーザー単位にロールを割り当てることが可能だ。閲覧可能範囲や実行可能なアクションを定義することで、ルールに沿った運用とガバナンスを徹底できる。
・見積もり、発注のセルフサービス化
ユーザーはパーソナライズ化した製品カタログから希望する製品やスペックを選ぶ。その後の見積もりや発注をIT部門が一括で行うことも可能だが、グループやユーザーに権限を割り当てることで、その作業を現場に任せることができる。見積もりや発注依頼はパーソナライズ化した製品カタログページからボタンをクリックするだけなので、ユーザーも戸惑うことなく操作できる(図2)。ユーザーの希望を取りまとめ、営業担当に見積もり依頼や発注を行うという負担の大きい作業をIT部門から手離れさせることができるわけだ。
支払い方法は会社既定の方法をプリセットできるので、見積もりや発注はセルフサービス化しつつ、支払いは会社として一括決済が可能だ。
図2 見積書画面選択された製品の見積りがタイプ別に識別され、作成日順に表示される。動的検索機能を利用すると、特定の見積りを素早く見つけたり、並べ替えたりすることができる
■オーダーステータス
いつ、誰が、何を発注し、いつ納品されたか。発注後の履歴を確認するための機能だ。これにより見積もりや発注をセルフサービス化しつつ、注文追跡と出荷確認をIT部門で統合管理できるわけだ(情報は最大過去2年分を一覧で表示)。もちろん、期間を指定しての確認も可能だ。閲覧情報はExcelファイルとしてエクスポートすることもできる(図3)。
図3 オーダーステータスの確認画面発注画面からボタンを1回クリックするだけで、オーダーステータスにアクセス可能。注文番号から出荷伝票や請求書を表示し、出荷確認や配送状況も簡単に確認できる。過去2年間の発注履歴はExcelファイルとしてエクスポート可能だ
オプション機能を利用すれば、過去24か月の購入履歴レポートも閲覧可能だ。履歴情報は製品別や購入時期などを軸に分かりやすいグラフで表示する。PCのライフサイクル管理やコスト管理を効率化できる。
ユーザーに権限を付与し、このオーダーステータスをユーザー自身が確認できるようにすることも可能だ。確認だけでなく、カスタマーサポートへの依頼もユーザー自身で行える。2025年3月にはそのための新機能をリリース。発注後の領収書発行、配送先変更、注文キャンセルなどをWeb上で行える。不明点について問い合わせしたい場合はオンラインで申請すれば、担当営業にエスカレーションできる。
つまり「PCがいつ届くのか」「こんな不具合が起きているがどうしたらよい」など、PC調達に付帯するサポートもセルフサービス化できるわけだ。これはIT部門だけでなく、ユーザー部門にとっても必要な情報を確認できるという点で非常に有効だといえるだろう。
Chapter 3
■グローバル調達の一元管理
これは国内だけでなく、海外に工場や拠点を持つ企業に重宝する機能だ。各国ごとにローカルページを用意することなく、海外からの購入をDellプレミア上で一元化できる(図4)。
図4 グローバル発注画面製品価格は各国通貨で表示される。キーボードやソフトウエアの言語も母国語で構成されたものが自動で選択される。通貨や言語の違いを意識せず、グローバルなPC調達を一元的に管理できる
国を指定すると、その国に応じたキーボード、OSやソフトウエアの表示言語、電源ユニットなどが自動で選択される。製品価格も各国通貨で表示される。これをもとに製品カタログを国ごとにローカライズ化し、見積もり、発注をセルフサービス化することも可能だ。事前に推奨機を選定しておけば、ガバナンスを確保して各国のPC調達を一元化し、価格帯やスペックの一貫性も維持できる。
■購買プロセスとの統合
DellプレミアはSAP、Oracleをはじめとする主要な購買システムとAPIによるデータ連携が可能だ。カタログや見積書の取得、購入注文書の送信、注文状況の取得、購入注文契約書や請求書の取得など多様なAPIが用意されている。
パーソナライズ化した製品カタログを「パンチアウトカタログ」として購買システムに統合することもできる(図5)。利用企業は購買システムのポータルからDellプレミアにアクセスし、自社専用のカタログから一連の調達作業を行えるようになる。発注データは購買システムに送信され、その後は利用企業の購買システムのフローに沿って処理される。
これにより、注文してから納品、支払いまでの購買・承認フローを自動化できる。発注内容を取りまとめ、経費申請を行い、承認を得る。納品が確認されたら、ベンダーへの支払いを依頼する。こうした事務的な作業が不要になり、IT部門だけでなくユーザー部門も煩雑な事務作業に煩わされることがなくなる。先に紹介した見積もり/発注のセルフサービス化やグローバル電子調達と併せて利用すれば、調達プロセスの負荷は劇的に軽減できるだろう。
なお、利用企業の購買システムとDellプレミアの連携はデル・テクノロジーズのエキスパートチームがサポートすることも可能だ。
図5 パンチアウトカタログの処理フロー企業が持つ購買システムからパンチアウトカタログにアクセスし、購入したい製品を発注すれば、以降のプロセスは自社の購買システムで処理される。IT部門が行っていた承認手続き、支払書や請求書の作成・申請の手間が不要になる
Chapter 4
Dellプレミアの機能は、PC調達の多くのプロセスをデジタル化できるだけではない。実は価格面でもメリットが大きい。Dellプレミアに掲載される製品は既に市場価格より割安なプレミア割引が適用されている。Dellプレミアから調達するだけで購買費の抑制につながるわけだ。
Dellプレミア内では様々なプロモーションも行っている。対象製品は通常価格からさらに割引されたり、様々な特典が受けられたりするケースもある。これもDellプレミアならではのメリットといえるだろう。
このようにPC調達をセルフサービス化することで、IT部門はPC調達業務に割かれていたリソースを、ビジネスの付加価値向上やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に充てられるようになる。単なる効率化以上の価値が期待できるだろう。これらの機能をフル活用し、「調達DX」の新たなフェーズに踏み出してみてはいかがだろうか。
![]()
Article

Contents1
PC調達をもっと簡単に
今さら聞けないオンライン調達の
メリットと始め方
PCはあらゆる業務に欠かせないデバイスだが、その調達については負担に感じているIT部門関係者も少なくないはずだ。人事異動や新規採用、システム導入や更改に伴って新規購買や入れ替えが行われるが、ユーザーの作業に適したスペックの決定、コストや納期など考慮すべきポイントも多いからだ。
Read more

Contents2
アナログなやり取りのムダを撲滅
「調達DX」の
メリットとその実現法
企業のPC調達は大きな負担を伴う。IT環境やビジネスのDXは進めていても、PC調達はアナログのままという企業も少なくない。オンライン化し「調達DX」を実現すれば、IT部門は煩雑な作業から解放され、納期やコストも削減できる。全社のDXもより加速するはずだ。
Read more

Contents3
IT部門の負担を劇的に軽減する
オンライン調達の
実践的活用法
~セルフサービス化でPC調達が一変する~
法人向けのPC調達は非常に煩雑な業務だ。台数が多い上、機種の選定や見積もり、発注などやるべきことも多岐にわたる。そうした業務を効率化・高度化する手段として評価を高めているのが、デル・テクノロジーズの提供するオンライン調達プラットフォーム「Dellプレミア」だ。
Read more
Movie
Dellプレミアでできること
まずはサインインから
ページ構成はとてもシンプル
PCや周辺機器、サーバー、ストレージなどの調達をWebページから行える、オンライン調達プラットフォーム「Dellプレミア」。アカウント開設は無料、誰でも使いやすいシンプルかつ効率的なUI設計。
見積作成の手順
製品をカートに追加して
見積は即メールで到着
煩雑な見積作成の手間を軽減。ECサイトと同じ手軽さ、シンプルさで作業が完了する。導入後、現場が操作に慣れるまでの時間は必要ない。
発注の手順
見積から発注までスムーズに
一括管理でミスなく、手間なく
見積取得後、シームレスに発注までをオンライン完結。調達に関わる手間を大幅に削減し、迅速かつ正確な処理を可能にする。
インテル® Core™ Ultra プロセッサーで
AIを加速

電子購買(購買DX)推進を加速させる、
インテルプロセッサー搭載PCの真価
現在、多くの企業では調達・購買部門における「電子購買(購買DX)」が急速に進展している。紙やFAX・メール中心だった発注・見積依頼・棚卸作業などが、クラウドやAIを駆使してデジタル化されつつあり、コスト削減や業務効率化に加えてサプライチェーン全体の最適化に向けた大変革が始まっている。その核となるのは、業務基盤にふさわしい高性能で信頼性の高いPC環境である。
電子購買の現場では、AIを活用した見積書自動作成や契約書チェック、データ分析に基づく購買戦略の策定、Web会議・ワークフローの自動化など、多様なデジタル業務が同時進行する。こうした購買DXの「頭脳」として、高速な処理能力とセキュリティ、さらには長時間稼働やサステナビリティまで求められるのが、まさに最新のインテルプロセッサー搭載PCである。
AI活用とスムーズな
業務連携による効率化
電子購買におけるAI活用シーンは年々拡大している。たとえば、過去の発注実績や市況分析から最適なサプライヤー選定・単価交渉をソフトウェアが提案したり、見積書や契約書の必要事項を「自動チェック」したりといった業務で、AI業務を高速・安全に稼働させる鍵となるのがインテル Core Ultraシリーズである。AI専用プロセッサー「NPU」や高性能GPUを備えているため、Microsoft CopilotをはじめとするAI業務支援ツールがローカルでも軽快に動作する。セキュリティ面でも、業務データをクラウドだけでなく端末内で安全に処理でき、企業の購買情報を守るうえで大きな安心材料となる。
省電力・長時間駆動が
日常業務の質を大きく変える
購買部門の多くは会議や出張など場所を問わない働き方が求められる。NPU、GPU、CPUを搭載したインテル® Core™ Ultra 200V シリーズ プロセッサーであれば、卓越したパフォーマンスとバッテリー持続時間に加え、強力なオンデバイスAIを活用できる。わずかなすき間時間でもAI業務分析や資料作成が進み、突発的な対応にも余裕を持って臨むことができる。
Windows 11最適化と
将来への安心
DXツールの多くがWindows 11に最適化され、今後のAI・自動化サービスもこの新世代OSへの対応が順次進む。インテル プロセッサー搭載のPCであればWindows 11の最新機能を余すことなく活用でき、今後数年間にわたり安定したDX推進基盤として運用が可能である。Windows 10サポート終了への備えとしても、企業のPCリプレイスには最適である。
多様な業務・役割・社内規則に
フィットするカスタマイズ性
電子購買には伝票管理担当・分析担当・管理職や監査部門まで幅広い役割が関わる。インテル Core Ultraは5/7/9やvProモデルなど豊富なラインナップを展開し、処理量やセキュリティ要件・資産管理ポリシーに合ったカスタマイズが自在である。デスクトップもタワー型・オールインワン型・スリム型など形状や拡張性が選択でき、PC導入後の組織変更や新しいツール導入にも柔軟に対応できる。
高度なセキュリティと
運用管理機能によるリスク低減
購買情報は取引先リストや単価データ、予算進捗など機密性の高いデータが多いため、「情報漏えい対策」と「PC管理の効率化」は一層重要となる。企業向けのインテル vPro搭載モデルであれば、リモートからの端末管理・更新やデータ消去が可能となり、IT管理部門の負担を減らしながらセキュリティレベルも大幅に向上する。サイバー攻撃対策や不正アクセス防止の最先端機能も利用可能である。
サステナビリティと
高耐久設計、長期コスト削減
電子購買を推進するうえで、“環境負荷の低いIT調達”を求める企業も増加している。インテル搭載PCであれば、省エネ設計に加え、モジュラー構造によって修理・パーツ交換も容易である。廃棄物削減やメンテナンス工数削減によるSDGsへの貢献と、トータルコスト低減の両立が可能である。
まとめ:電子購買の進化とともに、
インテル選択が未来への標準に
電子購買・購買DXを加速するAI・デジタル業務では、PCの基盤となるインテル製品の高性能・高信頼性・省エネ・セキュリティ・サステナビリティが大きな価値となる。Dell Proシリーズをはじめとするインテル搭載PCは、購買業務プロセス全体のデジタル革新と企業の持続的成長を支える最適な選択肢である。今こそ業務基盤の刷新に、AI時代にふさわしいインテルプロセッサー搭載PCを導入し、購買・調達部門の未来を切り拓いていきたい。