社会課題の解決をアクセンチュアでは、企業の「Responsible Business」に対して、どのような支援ができるのでしょうか。
齋藤まず私たちは、企業がそれぞれ持っている理念、パーパスに立ち返って、社会課題のために自社で何ができるかを再確認する支援を行います。とくにCO2削減、ネットゼロという昨今の注目テーマを起点にした検討を実施します。また、バリューチェーン、サプライチェーン全体にサステナビリティを取り入れ、循環型にしていくことも推進します。
データの活用も重要です。まず、現状の企業活動が環境に与えているフットプリントを可視化し、目標を立てて改善状況を記録します。そうすることで、サステナブルな取り組みと事業がつながります。
そして最終的に、サステナブルな製品・サービスを通じたブランド構築で、優れた顧客体験を作り出すお手伝いができます。こうした価値を提供する基盤として、テクノロジーがあります。アクセンチュアでは、これらの「Responsible Business」実現の手段を6つのサービスとして整理し、顧客企業に提供しています(図2)。
図2:「Responsible Business」実現のためのサービスを用意
実際にサステナビリティを事業化していく際には、各企業が置かれている業界、業種によって見るべき指標が全く異なります。当社のサステナビリティチームは、業界知識が豊富な人員とテクノロジーを備え、グローバルな視点から、顧客企業の現在値をベンチマークし、目指すべき目標を提示することができます。
海老原そして、これら6つの具体策の前提である、企業としての長期的な戦略立案についても、アクセンチュアは圧倒的な実績を基にした支援が可能です。
サステナビリティ経営を全社戦略に落とし込むためには、そのスキルを持った人材が必要です。それだけでなく、サステナブルな取り組みを社内で正しく評価することも求められます。つまり、「売り上げ」といった既存の評価に、新しい軸を加えていく必要があります。経営戦略、意思決定のあり方から組織、人事に至るまで変革を進めなければいけません。事業を推進するための組織づくりにも、豊富な経験からご支援が可能です。
アクセンチュアでは、クライアント企業の売り上げや成長だけでなく、全方位的に価値を提供する「360°バリュー」を全社的に掲げており、その一つがサステナビリティに対する価値提供です。クライアント企業ごとにご支援の形は違いますが、どの企業においても、この「360°バリュー」を念頭に置いた変革を進めていますし、当社のクライアント企業が持つ技術やノウハウを紹介するエコシステムも構築しています。
最後に、企業へのメッセージをお願いします。
海老原「Responsible Business」への取り組みは、今すぐ始めなければいけないテーマであり、差別化を生み出すチャンスです。状況は数年前から劇的に変わりました。アクセンチュアは、企業に対して短期的な成果も出し、そこから大きくしていく支援もできますので、ぜひご相談いただければと思います。
齋藤今、サステナビリティを軸に事業を再構築した企業と、そうでない企業とでは、この先明暗を分けることになると思います。今がチャンスであると同時に、先行者利益を取るためにも、いち早く取り組んでいただきたいです。