大企業のイノベーションとエコシステムの未来

事業エントリー大募集

日本経済浮沈の鍵を握る「大企業の変革」。新規事業の立ち上げやイノベーション促進など新たな挑戦が続き、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)ではオープンイノベーションプラットフォーム「TMIP」がそれらを強力に後押ししている。今年2回目を迎える「TMIP Innovation Award」(大企業発新規事業創出 表彰制度)連動企画として、大企業変革の現在地と、成功に導くためのヒントを探る。

*TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)
丸の内エリアに集積している大企業を中心としたプレーヤーの力と都市の力を、パブリックな立場から組み合わせ、インパクトのある事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォーム

取り組み事例

  • 三菱HCキャピタル
  • NTTデータ
  • 野村證券
  • デロイト トーマツ
  • 三菱地所

大企業は育て手放す覚悟を持って
オープンイノベーションを

TMIPのパートナーとしても丸の内でのエコシステム構築に貢献する
デロイト トーマツ グループは、コンサルティングを通して大企業のイノベーションを支援。
大企業ならではの悩みを理解する同社は、
あらゆる思考が交流する新しいビジネス拠点を運営中だ。

「私たち自身もそうですが、自社内で新規事業のアイデアを募っても年々数も鮮度も落ちていきます。イノベーションではなく新商品や新サービスの延長でしかないことも多いのです」

デロイト トーマツ グループの戦略・成長担当の執行役でCGOを務める前田善宏氏は、新規事業創出における課題をそう指摘する。大企業では、たとえ新規事業の芽が出て予算獲得までこぎつけてもなお壁は高い。予算は確実に収益を見込める既存事業と争わなければならないうえに、本業の業績次第では急減もあり得る。ゆえに事業計画がゆがみ、継続が難しくなることも珍しくない。

「うまくいっていても『なぜうちの会社でやる必要があるのか』といった声は常に聞こえてきます」

そうなると、当初は手を挙げていた人も元気を失っていく。

「新たなことに取り組まなくても同じ給与がもらえるのだからと守りに入ってしまいます。ですから経営陣にはそれでも支援し続ける覚悟が必要なのですが、こうした自社単独で取り組むがゆえの壁を払拭するには、オープンにイノベーションに取り組むことが重要です」

イノベーションを誘発する
リアルな出会いの場を丸の内に

「デロイト トーマツ イノベーションパーク」は、そうしたオープンイノベーションのあらゆる段階を支援する場を運営している(上写真)。東京・丸の内に2022年10月に開設されたこの空間は、Co-working(協働)、Proof of Concept(概念実証)、Showcase(展示)、Event(催し)の4つの機能・機会を提供し、他では出会えない企業や人との出会いを誘発。無料会員が利用できるカフェエリアなどのほか、有料会員向けのシェアオフィスやフィットネスジム、キッチンなどを備える。皇居ランの拠点としても機能するジムには最新式のマシンが並ぶ。

「頭を使ったら体もリフレッシュが必要です。また、マシンは会員企業の新モデルで、Showcaseも兼ねています」

ここでは、ビジネス化を成功させたい大企業とパッションにあふれたスタートアップという互いに互いを補完する関係も、全く別のところに強みを持つ大企業同士の組み合わせも生まれ得る。客観的なアドバイスが必要なら、デロイト トーマツ グループの専門家も近くにいる。

「後々、あのイノベーションはこのイノベーションパークから生まれたと言われるような場に育てていきたいと考えています」と前田氏。

その段階に到達したら、大企業の経営陣にはまた別の覚悟が必要だという。

「成功事例を抱え込まずに手放す覚悟です。会社の外へ大きく羽ばたかせ自由度を高めることがさらなる成長と社会変革につながるからです」

入山 章栄氏 REVIEW

イノベーションに求められるのは、様々な人が気軽に交流できる場所・空間づくり。スタートアップ人材や他社のイノベーター人材など、「多様な人たちとの偶発的な出会い」を求めて、デロイト トーマツ イノベーションパークにぜひ足を運んで欲しい。

事業エントリ大募集
2024.12.4 「大企業発 新規事業創出」の最優秀賞決定 2024.12.4 「大企業発 新規事業創出」の最優秀賞決定

本気の大企業と共に挑戦する
新規事業創発プラットフォーム

TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)は、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)に集積している大企業を中心としたプレーヤーの力と、都市の力を、パブリックな立場から組み合わせ、インパクトのある事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォーム。丸の内エリアの持つ都市のアセットを最大限活用できる環境を用意することで、“本気の大企業”のイノベーション創出を支援しています。

大企業発新規事業創出 表彰制度

革新は次の時代の本業へ

大企業を対象に「社内外の壁を越えて新たな価値・事業創出に取り組んでいる優れた事例」を表彰する制度「TMIP Innovation Award」。本アワードでは、大企業がオープンに新規事業に挑戦する社会を目指し、次なる本業足りうる市場性や革新性、社会インパクトのみならず事業創出マネジメントの仕組みや工夫も紹介していくことで、大企業においてチャレンジしている方へのヒントを提示します。ぜひエントリーして、自社のイノベーション促進にご活用ください。

応募資格

大企業において、過去5年間(2019~2023)に立ち上がった自社の事業
または新規事業として設立した新会社の事業

表彰対象

社内外の壁を越えて新たな価値·事業創出に取り組んでいる優れた事例

スケジュール

  • ■TMIP最優秀賞(1事業)……TMIP事務局による事業伴走支援【6カ月】
  • ■TMIP優秀賞(2事業)……TMIP事務局による事業伴走支援【3カ月】
  • ■日経ビジネス賞(1事業)……日経ビジネスで事業概要を紹介(記事体広告1ページ)※2月号予定
  • ■オーディエンス賞(1事業)……三菱地所ワーケーション施設6施設のうち1施設の1日利用権
  • ※アワード当日(最終選考)に進むのは全5事業となりますが、1事業が複数の賞を受ける可能性があります。

審査員

特別審査員

入山 章栄

早稲田大学大学院経営管理研究科、早稲田大学ビジネススクール教授

審査員

藤本 あゆみ

一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事、文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使、内閣府 規制改革推進会議 スタートアップ・投資ワーキンググループ専門委員

審査員

守屋 実

新規事業家

審査員

松井 健

日経BP 日経ビジネス発行人

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お問い合わせ先 :TMIP Innovation Award事務局 award@tmip.jp