世界で働くクボタのエンジニアに直撃!

エンジニアの素顔を暴くべく潜入だ!
取締役専務執行役員 クボタトラクターコーポレーション社長 吉川正人さん
北米汎用製品企画室室長 多田浩之さん
北米汎用技術部長 箕浦章さん
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みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。不肖フェルこの2年間ほど、何と意外な生活に欠かせない水道管開発からスタートし、農業機械市場で国内シェアNo.1、世界でもNo.3につけるクボタの事業戦略、それを取り巻く世界の農業の最前線について潜入取材を敢行してまいりました。

今回はクボタのグローバル戦略の未来を占う“本丸”の市場ともいえるアメリカに突撃。彼の地で見えてきたのは、意外にも日本で認知される「農機メーカーのクボタ」とはひと味違う、同社の“別の顔”でした。

米国進出の切り札となった芝刈り機に始まり、ガーデニング用の小型トラクタ、運搬用の乗り物として支持を得たユーティリティビークル(UV。多目的四輪車)、さらには建設機械のコンパクトトラックローダー(CTL)、スキッドステアローダー(SSL)など、続々と北米市場に特化した多様な商品を生み出し、愛され信頼されるブランドへと成長を遂げているのです。海外に出かけると、ときおり、「日本では売っていない国産車」を見かけることがありますが、農機でも同じ“現象”が起きているのです。

まずは北米市場に斬り込んできたクボタエンジニアが生んだニューフェースをご覧いただきましょう。下の動画で私が乗り回してはしゃいでいるのは日本未発売のユーティリティビークル(UV)、「SIDEKICK(愛称・サイドキック。RTV-XG850)」です。どうですか、この加速感。作業機の域をはるかに超越した卓越の走り。純粋にイケてると思いませんか?

こちらはクボタが誇るディーゼルエンジンではなく、ガソリンエンジン搭載型の車速を向上させた機種になります。MOHUV(マルチパーパスオフハイウェイユーティリティビークル)と呼ばれるように、遊びと仕事をクロスオーバーした、巷で噂の憎いヤツ。クボタは仕事だけでなく、遊びにも世界にも打って出ようと言うのです。やりますなぁ。

こうした画期的かつバラエティに富んだ製品を生み出しているのが同社の汎用技術部と北米汎用技術部です。それぞれ日本と米国に拠点を持ち製品開発しているそうです。北米汎用技術部は日本ではなく北米に拠点をもつ技術部門。その実態、集うエンジニアたちの素顔。また彼らが思う仕事の醍醐味とはどのようなものなのでしょう? そして、クボタが目指す「グローバルメジャーブランド」の確立に向け、どんな人材が求められているのでしょう。考えても分からないのでアメリカまで出張って突撃取材してまいりました。

Profile

吉川 正人

取締役専務執行役員
クボタトラクターコーポレーション 社長
1981年久保田鉄工(現クボタ)入社。2010年経営企画部長、13年クボタトラクターコーポレーション社長。18年1月取締役専務執行役員に就任(現在)

Profile

箕浦 章

北米汎用技術部長
1988年、久保田鉄工(現クボタ)入社。以来一貫して技術部門にて製品開発を担当。94年から4年間の米国駐在を経て、汎用技術部/北米汎用技術部にて汎用機械製品開発に従事。2018年より現職

Profile

フェルディナント・ヤマグチ

自動車評論家、コラムニスト。一般企業に勤める傍ら、自動車に関するコラムなどを執筆し人気を博している。講演やテレビ・ラジオなどさまざまなメディアで活躍中。著書に『仕事がうまくいく7つの鉄則 マツダのクルマはなぜ売れる?』(日経BP社)など

芝刈り機「ゼロターンモア」が
一度は縮小した汎用機械事業部門の躍進を支える

はじめにお会いしたのは汎用技術部と北米汎用技術部の発足当初からを知り、チームを率いる、箕浦章部長です。

箕浦 章 写真

汎用技術部発足の時からを知る箕浦部長。ヒット商品の芝刈り機「ゼロターンモア」生みの親の1人

フェル: 箕浦部長は、汎用技術部の一期生と伺いました。

箕浦: はい、そうです。前身の汎用機械技術部ができた1988年に入社し、配属となりました。

フェル: 専攻は機械工学なんですね。時代からすると当時同期の方は自動車メーカーを志望されるケースが多かったのでは?

箕浦: そうですね。専攻はディーゼルエンジンでした。私はあまのじゃくな性格だったのかもしれません(笑)。自動車メーカーではなくエンジンと車両メーカーということでクボタを志望しました。クボタ入社が決まってからも、当時も人気だったトラクタ担当技術部ではなく、違う部署を希望していたところ、これまでクボタの組織上、影も形もなかった部門への配属が決まり、「汎用機械ってナンだ」(笑)と。

フェル: 何を作る部署かも分からずに配属された(笑)。それで当時は何を作っていたのですか。

箕浦: 手押しの草刈り機や乗用の芝刈り機やトラクタ用のモア(草刈りインプルメント)、芝刈り専用のローントラクタやガーデントラクタなどの機械を製造し、主に欧米に輸出していました。ところが非常に円高になって採算が合わなくなりましてね。

当時、北米向けトラクタ用のインプルメント(トラクタ装着用作業機械)の一つであるローダを製造していたKMA(クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ)で家庭用のローントラクタを作ってはどうか、ということになり、その開発と設計を担当させてもらい、94年、現地生産がスタートすると同時にKMA駐在になりました。

フェル: 今や米国に於けるプレゼンスが高いクボタも、当初は苦し紛れ……いや、円高を回避するための進出だった、と?

箕浦: しかし、結果的にはその選択が吉と出ました。私はアメリカでローントラクタ生産に関わった後、98年に帰国したときには、元所属していた汎用機械事業部は既に解体されており、トラクタ事業部のトラクタ技術部に配属となりました。
そこで欧州向けの草刈り用ガーデントラクタを手掛けていたんですが、新たに米国進出の切り札となる製品を検討することになったんです。

フェル: 一度は頓挫した汎用機械部門の巻き返しのチャンスだ、と。

箕浦: その当時、頭に浮かんでいたのが、米国駐在時代にポツポツと出始めていた、今の芝刈り機「ゼロターンモア」の前身となる芝刈り機でした。

車椅子のような原理で一点旋回ができる草刈機でした。左右のレバーで駆動輪を相互に操作することで小回りが利くのが面白い、と印象に残っていたんですね。「これはイケるのでは」と。米国駐在時からの上司に相談しはじめ、当時、開発したのが2000年に誕生した世界初のディーゼルエンジン搭載の初代「ゼロターンモア ZDシリーズ」です。

ゼロターン 写真

フェル: ここから汎用技術部門の北米市場における躍進がスタートするわけですね。

箕浦: また、汎用製品としてゼロターンモアが支持を得るなか、同時期にディーゼルエンジンとトラクタ開発とその製造で培ってきた技術を生かし、アメリカ市場によりマッチした製品として生み出したのがサブコンパクトトラクタの「BX」です。アメリカではいつかはトラクタを持ちたいという夢を持っている人は多く、その中でも中流階級以上のビジネスマンが休日に、芝刈り以外に、庭に花壇を作ったり、小道を切り開いたり、植樹したり、垣根を張り巡らせたりと、彼らが自分の「今年のプロジェクト」というような、例えば敷地の改造を自分でするために必要な機械として、価格帯、サイズ、機能的にもターゲットにマッチした製品ということで支持を得たんです。

フェル: これもアメリカに特化した市場ですね。ライバル会社は思わず「やられた」と嘆いたでしょうね(笑)

箕浦: そうかもしれません、クボタには長年、培ってきたディーゼルエンジン、トラクタの技術を持っていましたから。また、エンジニアが市場を回って誰もが気付いていない、隠れた新しい市場を見つけたという点では、一日の長があったといえるかもしれません。

今までの製品より高速のガソリンUVでアメリカで人気の分野にもチャレンジ

箕浦: しかし、次に手掛けたUV分野では他社が先行していました。早く参入せねばと社内でも危機感が高まるなか、ディーラーからも「クボタらしいUVを出してほしい」という強い要望があり、約2年という短い開発期間でリリースしました。

フェル: 後発でありながら、支持を得た秘密はどこにあるのでしょう?

箕浦: 他社製品にはないクボタの特徴でいうと、HST(ハイドロスタティックトランスミッション)を採用していることが挙げられます。重い荷物を積んでもパワー、耐久性があり、壊れにくい。エンジンブレーキの利きも良く、安全性にも優れている点が一般のUV(多目的四輪車)の中でも作業性の高い製品としての評価につながったのだと思います。

フェル: 他社製品はガソリンエンジンがメイン?

箕浦: そうですね。他社ではガソリンエンジンとベルト式のCVT変速機を採用しています。

フェル: CVTは負荷が高くなると“滑る”んですよね。ガソリン文化のアメリカにあって、ディーゼルエンジンの良さも差別化ポイントとなったのではないでしょうか。私もUVの「RTV-X1120」にも試乗させていただきましたが、油圧でつないでいくような滑らかな発進が実に快適でした。

箕浦: そうですね。ディーゼルエンジン搭載の機種で参入したことも大切なポイントでした。油圧の部分については、トラクタで採用している技術を応用してUV用として開発しています。

フェル: 映画やテレビ業界などで、撮影機材を積んで現場を移動する際にも、クボタのUVの人気が高いという話を聞いたこともあります。メンテナンスの良さもいいですよね。

ところで、ディーゼルエンジンのUVでシェアNo.1というポジションを確立しながら、そこに飽き足らずガソリンエンジン搭載のより高速域の「MOHUV」分野にも進出される狙いはなんでしょう?

箕浦: クボタが保有しているUVより、さらに高速域のガソリン機市場は、規模も大きく今後、成長性も高い有望市場と考えています。既に他社が先行していますが、当社としては2002年に初のUVを出し、地道に地盤を固めてきて十数年、満を持してのチャレンジとなります。

フェル: 庭いじりだけでなく、アメリカで人気のハンティングやトレイル、険しい場所へのピクニックなどの移動手段としても需要を見込める、と?

箕浦: そうですね。ハンティングというと、日本人にはなじみが薄いですが、ここアメリカでは釣りのようなポジションで非常に人気のあるレジャーの一つです。もちろんレジャーだけでなく、農作業や酪農で牛や馬への餌やりなどの作業用としても十分活用いただける性能を有しています。

フェル: リリースしたばかりのMOHUV、「SIDEKICK(RTV-XG850)」に実際に試乗させていただきましたが、加速性能が従来のUVとは全然違いますね。サスペンションの利きも絶妙で、より自動車に近い乗り心地が印象的でした。

「SIDEKICK」に試乗するフェルさん

ダラス郊外の新圃場「Kubota Ranch」にて、高速ガソリンユーティリティビークル「RTV-XG850」、愛称「SIDEKICK」に試乗。20エーカー(約8万920m2)の敷地に広がるコースはハンティングや牧場の移動などを想定し、坂あり、沼地ありとタフなコースだったが、ひるむことなく攻めるフェル氏

あまりに走破性が高いので、沼地に突っ込んで危うくスタックしかかって、同乗いただいた社員の方は内心、穏やかではなかったのではと推察いたしますが……恐縮です。

スピードは60キロ程度出ると伺いましたが、あのエンジンスペックであれば、本当は100キロぐらい楽勝で出るのでしょう(笑)?

箕浦: いやいや、出ません。お手柔らかにお願いします(笑)。速度に関しては、安全性を第一にしており、将来の課題として考えています。

フェル: ライバル会社では、完全にスポーツ志向、スピード重視のMOHUVも出ていますが、そこはクボタらしさを貫いていらっしゃる。

箕浦: はい、他社モデルと同様にベルト式CVTを採用しつつ、より信頼性ある構造にするための機構などを導入し、ディーゼルモデルで培った考え方を取り入れてクボタらしい製品にしています。

もちろんより高速に対するニーズがあるのも承知していますが、いまだ、これからの領域です。一足飛びにはいきませんので、そのニーズに応えるのであれば技術力、設備面も含めて強化しつつ、急がず徐々にステップアップを図っていくことになると考えています。

フェル氏の
番外編

■工場見学

芝刈り機の製造ラインを見学するフェルさん

芝刈り機の製造ライン。KPS(クボタ生産方式)に基づき、在庫を減らし、「売れるものだけを作る仕組み」を構築している

検査場に来たフェルさん
検査場での試運転を紹介するフェル氏

主力商品であるコンパクトトラクタの検査を実施。「故障が少ない」「頑丈」と性能では定評あるクボタの看板商品の1つ。検査は念入りに

現地での生産・開発体制強化を進めるアドバンテージとは

フェル: ぜひ技術者視点で教えていただきたいのですが、クボタが誇る技術力はさることながら、アメリカ人の心をつかむ製品作りの秘訣はどこにあるんでしょうか。

箕浦: 一つにはサーベイと呼んでいる、ディーラーやお客様の現場に出向いてのヒアリング活動が挙げられます。製品がお客様の元でどう使われ、どんな問題、不満やニーズがあるのか。市場の声を開発する技術者自身が現地に出向いて回り、直接それを聴くこと、そしてその中にある言外のヒントをつかんでくることこそが、ディーラーやお客様の期待値に合った次期製品につながるというのが私たちの考えです。

また、アメリカのような広い国土にあっては、州や郡や都市によっても求められるものがまったく異なります。例えば、芝刈り一つとっても、北部と南部では草の種類が異なれば、刈った草の処理法も異なる。ここジョージアのアトランタ近郊では刈った草を吹き飛ばしてそのままというのが一般的ですが、地域によっては刈った草を集草機で集めることなどの、処理法がルールづけられている地域もあります。

フェル: なるほど。となるとアトランタで高く評価されていると思った芝刈り機が、別の州に行ったら、「全然使えないじゃないか」ということもあり得る、と。

箕浦: はい。芝刈りも求められる性能に差があります。南北に長い日本でもエリアによってニーズは異なりますが、国土が広いアメリカではその差が顕著な形で表れるのも特徴です。各地で事情をよく知るディーラーや懇意のユーザーや、KTCにいる汎用事業のメンバーとも協力しながら、あくまでも“現場・現物主義”で製品開発に取り組んでいます。

フェル: 箕浦さん自身、アメリカ、日本を行き来したお立場として、現地に開発・生産拠点を置くことの意義についてはどうお考えでしょうか。

箕浦: 現在、北米汎用技術部では市場のニーズにマッチするように製品開発は北米で行う方向にシフトしていますし、大部分の部品が現地のKMAで生産されています。市場により近く、マーケットの声をいち早く取り入れられるのは現地に拠点を置くアドバンテージですね。

もちろん、アメリカ人スタッフと協力して一つの製品を開発しているのも大事なポイントです。

エンジニアたちと語り合うフェルさん

北米汎用技術部の研究施設内でアメリカ人のエンジニアと。みな気さくなナイスガイばかり

先ほどのサーベイに関しては、アメリカ人のエンジニアも積極的に出向いていますし、日本で行われる技術発表会のプレゼンテーションに参加してもらっています。

お互いが持つ経験と見識、製品知識と技術力を良い形で合わせ、アメリカ人のエンジニアにも、「自分が手掛けたマシン」と誇りを持って、開発に携われるよう関係、体制を構築していくことが大事だと考えていますね。

■各拠点の見どころ

小さな川や橋、植栽のある社内庭園に来たフェルさん

クボタトラクターコーポレーションの社内庭園で。「社内にこんなのがあるなんて素敵ですな!」

顔写真にサインをするフェルさん
エンジニアと記念撮影するフェルさん

覆面レスラーは、どこに行っても大人気! 「サインをくれ」「一緒に写真を撮ろう」とアメリカ人スタッフに引っ張りだこ。「いやー、照れるなあ」

溶接マスクをした作業員さんとフェルさんで固い握手
プロレスごっこをするフェルさん

別のマスクマン登場。ワザの掛け合いに発展し、「ひー、やられたー!」

現場レポート!

クボタのエンジニアが大事にする“サーベイ”とは何か?

モノ作りにとどまらず、研究開発の分野でも“現場主義”を徹底的に追究するクボタですが、その取り組みの一つとして、技術者たちが日々実践している“サーベイ”とはいかなるものなのでしょう。今回、特別にKTCに駐在している北米汎用製品企画室 多田浩之室長に同行させていただきました。

会議を見学するフェルさん

多田室長を中心に議論する、北米汎用製品企画室メンバー。ディーラー、ユーザーなどへのサーベイをメインに市場調査などを担当。新たな市場開拓に向け、アメリカ人も交えて闊達に意見を交わす

向かったのはクボタの大ファンとして知られるユーザー代表・Frank Schefflerさんの御自宅・農場と、その該当エリアを担当するテキサスでも有力ディーラーの一つ、Ellis Equipment Companyです。

フェル: まずは直球な質問から失礼します。サーベイとは、ズバリどんなことをするんでしょうか。

多田: いわゆる市場調査ですが、一口にサーベイといっても、さまざまなフェーズ、やり方があります。初期段階で行うのが、いわゆるコンセプトサーベイと呼ばれるものです。次期製品の狙い、コンセプトが果たして市場のニーズに合っているのか、ディーラーやユーザーに意見を聞き、感触を図るのが目的です。

その上で「イケそう」となれば、今度は試作機(プロトタイプ)を持参し、実際に乗っていただいて意見を聞く。これが次のステップになります。

フェル: もし、サーベイでNGが出たら、計画を見直すこともあるのですか?

多田: あります。試作機の段階で改善できる点については改善しますが、そもそもコンセプトが違うとなればイチからやり直しということも。また、広く意見を聞くために、いわゆる飛び込み型のサーベイも実践しています。例えば、ガソリンスタンドで張っておいて、他社製品を使っているユーザーも含め、「ガソリンを入れている間、ちょっと話を聞かせてください。ハイ! どうぞ冷たいお飲み物など」なんてこともやっています。

フェル: エンジニアというと研究室にこもっているイメージがありましたが、週刊誌記者の「突撃取材」のようなことまでやるんですね。

多田: 話を聞くだけでなくて、実際に農場に行って作業をするような体験型サーベイも実践しています。市場の飽和も進んでいくなかで、ただ頭の中で考えるだけではダメで、体を動かしてこそ新しい市場の切り口も発見できると考えています。

また、州やエリアによってもニーズは異なります。時にはチームを組んで、テキサス近郊だけでなく、西海岸や東海岸を回るなど全米を駆け回っています。

フェル: 凄い。“5ゲン”を大事にするクボタならではですね。

現場レポート1 クボタのユーザー Frank Schefflerさん

――興味深いクボタサーベイの実態を聞いている間に、Frank Schefflerさん宅に到着。都心部でビジネスパーソンとして忙しい日々を過ごした後、郊外でゆったりカントリーライフを過ごしたいと今の地に。なんと40エーカー(東京ドーム3個分超)という広大な土地で、木材販売のビジネスも手掛けつつ、家族共々、庭いじりや芝刈りなども楽しんでいます。

さて、私もフェル流サーベイの実践といきましょう。

フランクさんとフェルさん

フェル: 覆面をしたままで失礼いたします。いつからクボタの製品を使っていらっしゃるのか。その魅力も含めて教えてください。

Scheffler: クボタ歴はもう28年になるんだ。クボタを選ぶ理由? そうだね、1つは自前主義であること。機器のエンジン、トランスミッションなど主要な部品がクボタ製で、信頼感がある。これは他社にはないアドバンテージだね。2つ目は品質。クボタはもともと鋳物メーカーだったから、エンジンのクオリティが飛び抜けている。3つ目がテクノロジー。操作性がなめらかで、坂道などでも自動的にパワーが調整されるのもいい。インプルメントの装着性がいいのも気に入っているよ。

フェル: 値段についてはどうですか?

Scheffler: 値段は大きな問題ではない。価値に値すると思えたら投資するというのが私のスタンスなんだ。

クボタを信頼し、長く使い続けているからね。もし値段がリーズナブルな他メーカー製品があったとしても、価値を損なうようなリスクを負うより、クボタに投資するのが長い目で見ても理にかなっている。ところで隣のガレージを見たかい?

フェル: はい、クボタの製品がズラリ並んでいますね。

Scheffler: そう、今、7種類のクボタ製品を所有しているが、雨にぬれないよう屋根の下に置いてしっかり手入れしている。じゃあ、ガレージに入らない私の自家用車がどこにあるかというと家の外。クルマは雨ざらしだ(笑)。

フェル: クルマよりトラクタの方が大事だ、と(笑)。それほどクボタ製品を愛していらっしゃるわけですね。ちなみに何かクボタに改善してほしいポイントはありますか?

Scheffler: そうだなぁ……。特に不満はないのだが、あえて言えば愛用するクボタのロゴ入りカップを入れやすいように、ホルダーのサイズを調整してもらえるといいね。私のカップは大きいから、このホルダーに上手くはまらないんだ。ミスター・タダ、ぜひ改善を検討してください(笑)。

フランクさんとエンジニアさんとフェルさん

クボタ愛深きSchefflerさんと世間話をしながらも、製品へのリクエストや意見を巧みに聞き出していく多田さん。「自身で仮説を立てた上で、なるべく数多くの意見に耳を傾けることが正しい判断につながっていきます」

現場レポート2 ディーラー Ellis Equipment Company

Schefflerさんの並々ならぬクボタ愛を伺った後、ディーラーのEllis Equipment Companyへ。1948年に創業し、79年からクボタ製品の取り扱いをスタート。2005年にディーラーシップに加わり、専業ディーラーとしてトラクタ、建機、草刈り機についてはクボタブランドのみを扱っています。

かっぷくもよし、生粋のテキサスマンであるマネージャーのJason Medlockさんが対応してくれました。

ディーラーさんとエンジニアさんとフェルさん

フェル: 他社と比較したクボタの強みについて聞かせてください。

Jason: なんといってもエンジン含め、主要なコンポーネントが自社製である信頼感は大きなポイントだね。顧客は個々のパーツがどこから来ているのかをすごく気にするんだ。

また、クボタは鋳物技術の蓄積もあって、非常に堅牢(けんろう)な車体構造で故障が少ない。耐久性があることもユーザーの支持を集めているね。

フェル: お客さんはどういうルートでクボタを知り、選ぶんですか?

Jason: 最近は口コミが多いですね。隣に住んでいる人が買ったクボタのトラクタを見ていいなと思ったり、SNSなどの評判を見たりして買う人も多い。他社製品からの乗り換えも多いし、別のブランドにスイッチしてもまた戻ってくるケースもよくありますよ。

フェル: 評判は年々上がっている、と?

Jason: 05年、正式にディーラーになったときは、正直、他ブランドのほうが有名だった。けれど、今は一軍のメジャーブランドとして認知され、年々、評判が向上していることは出荷台数を見ても実感している。ローンで購入できる安心感もいいね。

フェル: クボタへのリクエストはありますか?

Jason: 逆説的に聞こえるかもしれないけれど……、顧客の多くはウィークエンドファーマー。テクノロジーを追求することは大事だけれど、あまりにハイスペックになり過ぎて使いにくくなっては本末転倒。彼らが大事な週末を楽しく過ごせるよう、現場の視点を大事にするクボタらしい製品作りを続けていってほしいね。

にこやかに話すジェイソンさんとエンジニアさん

地域、ディーラーによっても顧客層、求められる商品が変わってくる。「クボタの評判がディーラーの評判を大きく左右する。責任が重い分、やりがい大の仕事です」

――こちらでもクボタ愛あふれる話を聞いた後、ひとしきりマネージャーのJasonさんへのサーベイを続けていた多田さん。帰りにこの仕事の魅力、苦労についても聞いてみました。

フェル: サーベイの醍醐味、苦労についてはどうですか。

多田: 数多くの意見があるなか、単純に表面通りに言葉を捉えるのではなく、言葉の裏にあるお客様やディーラーの思いを推し量ることが肝要です。英語力ももちろん必須ですが、現場で培った技術力や経験値がモノを言います。

特にディーラーさんは、クボタの製品の良しあしが彼らのビジネスを左右することになります。自分の担当ではない製品への意見やクレームも真摯に捉え、素早い対応を心掛けています。

若きエンジニアたちのホンネに迫る!
クボタに入って、ぶっちゃけどうですか?

クボタのエンジニアたちとフェルさん

「北米汎用技術部の躍進に向けて、がんばるぞー!」「おー!」

サーベイに貫かれる“現場主義”を感じ取ったところで、米国に派遣されている北米汎用技術部の若きエンジニア諸君にも話を伺いました。

フェル: おお、みなさん本当に若い方が多いですね。

箕浦: 一番の古株の私が55歳で、その下が43歳。一番若手で28歳になります。

フェル: この中で転職組の方はいらっしゃいますか? ズバリ、転職して良かったと思われますか? まあ箕浦部長がいらっしゃる前で、「失敗した」とは言いにくいでしょうが……(笑)。

――いや、本当に良かったと実感しています(笑)。車両をやりたいという思いで、同業他社から転職したんですが、部品の一部だけでなく、本機全体を任せてもらえるのはクボタならでは。最近は“任され過ぎかも”と思うぐらいで、やりがいは十分過ぎるぐらい(笑)。会社の雰囲気も和気あいあいとしていて、チームで仕事が取り組みやすいのも魅力です。

――私は自動車系の部品メーカーにいましたが、車両メーカーさんと製品のテストなどに同行すると、機械全体を手掛けたいという思いが強くなり、転職を決意しました。今はやりたいことができているな、と感じています。

フェル: なるほど。皆さん、大学の専攻は機械の方が多いと思いますが、同期の方は自動車メーカーに進まれるケースが多いのでは?

クボタのエンジニアたち

――そうですね。ただ先輩に話を聞くと、自動車メーカーは分業体制で、ドアノブのデザインや燃料系の研究といった、一部しか関われずに終わってしまうことが多いと聞きまして。クボタならマシン丸ごと任せてもらえるという話を聞いて、クボタに決めました。

フェル: やはり「このマシンは俺が作った」と胸を張って言えるのは、エンジニア冥利につきるということでしょうか。北米汎用技術部の魅力ということではいかがですか。

――クボタで最初に配属になった他部署から北米汎用技術部に来て思うのは、新しい部署なのでより自由度が高い。極端に言えば「お客様が望むものであれば、何を作ってもいい」というスタンスで、若いうちから新しいタイプの製品開発にチャレンジできるのがいいですね。

フェル: 皆さん、初の海外赴任だと思いますが、海外ならではの仕事の醍醐味は?

――市場、お客様との距離が近いのはアドバンテージです。
これまで日本で米国向けの製品開発に携わってきて、品質保証の対応一つとっても、実際の製品が見られない、情報が取りにくい、実際にお客様のところにも行けない。距離の問題で、もどかしい思いをすることもありました。

ここではすぐにアクションがとれて、お客様の生の声がすぐに聞ける。必要なら日本にもすぐにフィードバックができる。サプライヤーさんとの連携もしやすく、現場のニーズに即した対応ができていると実感しています。

クボタのエンジニアたち

フェル: アメリカ人とのコミュニケーションで「なんだ、こいつ、何考えてんだ!」(笑)なんて異文化交流のご苦労はないですか?

――今年から駐在してアメリカ人のスタッフと一緒に現地開発をしたんですが、コミュニケーションについてはまだまだ試行錯誤ですね。日本のスタイルを押し付けてもいけないですし、言葉や文化の違いもある。そこは正直なところ、悩みながらも全スタッフで奮闘している最中です。

――コミュニケーションのスタイルの違いということでは、学ぶべきポイントも多くあります。日本にいるときは、上司や先輩に言われたことには、なんとなく従うというのが当たり前だったのが、アメリカ人のスタッフはしっかり考えて、納得しないと動かない。

「私はそうは思わない。なぜそうなのか?」と問われて、うまく答えられないこともしばしば。伝えたいことは、なぜそれが必要なのかをきちんと自身の頭で考え、言葉にするクセがついたのは、今後の仕事を進める上でも糧になっていると感じます。

――私も同じですね。直属の上司がアメリカ人なんですが、自分がどういうことができるのか、きちんと言葉にしないと分かってもらえない。日本からせっかく米国に来たからには、自分が提供できる価値を確立し、しっかりと明文化して伝えるようにしています。

フェル: あうんの呼吸は通じない、と。海外勤務だからこその貴重な経験ですね。

箕浦部長は、汎用技術部門発足から30年間、山あり谷ありのご経験があるかと思いますが、若いエンジニアにはこんなことを大事にしてほしい。こんな資質を持ったエンジニアに来てほしいということではいかがですか。

箕浦: 私自身、最初の米国駐在中に元所属の技術部自体がなくなるという経験もしましたが、とにかく大事にするべきは、「自分から動く」こと。実際、芝刈り機のゼロターンモアについては、自分が「これは面白い」と考え、自ら作りたいと上司に相談したからこそ、納得いくものが完成し、今のヒットにつながったと考えています。

箕浦 章 氏

その観点では、「やりたい」と手を挙げたら、若いエンジニアでもやらせてもらえる風土、機運があるのは、クボタならではでないでしょうか。

そして、サーベイなどでフィールド(市場)に出るからこそ分かることもあります。実際、私も試作機のゼロターンモアをトラックに載せて、フロリダのディーラーを回っていたとき、その日のサーベイも終わり、トラックに再び試作機を載せて帰ろうとしたら、どこから聞いたのか、クボタのトラクタのユーザーの方々が大勢集まってきたことがあります。

聞くと「なぜ事前に来ることを教えてくれないのか」「もう一回、試作機を下ろして説明してくれ」「こういうマシンがクボタから出るのを待っていたのだ」と。最後は「機械を置いていけ」とまで言われました(笑)。その瞬間にこの製品はすごく売れるかもしれない、と。

こういう思いを現場でリアルに味わえるのも、フィールド(現場や市場)を大事にするクボタのエンジニアの醍醐味です。だからこそ国内だけでなく、海外にもどんどん積極的に出ていくべし。異国の仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、新たな切り口の製品を生み出してほしいですね。

フェル: 実にいいお話です。ここにいる若いエンジニアの皆さんから、クボタの将来を担うヒットが生まれることを私も心から期待しています。

変化を恐れず、
愚直に挑戦し続ける姿勢を大事にしてほしい

吉川社長

「常にチャレンジャーという立場で、新しいことに果敢に向かっていく若きエンジニアにぜひ門戸をたたいてほしいですね」と吉川社長

最後に、北米販売会社クボタトラクターコーポレーション(Kubota Tractor Corporation、以下KTC)代表の吉川正人社長に伺い、グローバルメジャーブランドを目指していく上で、その担い手となる人材像について聞いた。

フェル: 日本の技術部門からKTC、KMAに派遣されている数多くの若きエンジニアたちにお会いし、生き生きと働いていらっしゃる様子に感銘を受けました。特に米国市場は、グローバル戦略を進める上で、最も重要な位置付けにあると思います。吉川社長は、ズバリどんな人材、とくにエンジニアには、どんな資質が必要だとお考えですか。

吉川: 当社は米国においては、チャレンジャーという立場で農業機械メーカーという殻を打ち破り、製品の多角化を図り、未知の市場を開拓し続けてきました。変化を恐れず、愚直に挑戦し続けるという姿勢は、これからも持続的な成長を継続していく上では、欠かせない素養だと考えています。

若い社員にも、上司に言われてやるのではなく、プレーヤーとして自分が中心になって物事を動かす気概を大事にしてほしいですね。

またエンジニアについて言うならば、今後はICT技術を駆使した自動制御や精密農業などへの取り組みも強化していく必要があります。その点では、従来の機械の知識だけでなく、ソフトウェアの技術、知識を持った幅広い人材も求めています。

フェル: UVも高速化の領域に入っていく上で、自動車フィールドで経験を持つ人間も必要になるのでは?

吉川: そうですね、ガソリンエンジン、制御の知識、経験を持っているエンジニアも必要不可欠です。また、北米だけでなく、これからはヨーロッパ、アジア、さらにはアフリカ・中南米など他エリアにも事業を拡大し、進出していく余地はまだまだあると考えています。若いエンジニアにはどんどん海外に行ってもらっていますし、グローバルに活躍したいと考えているエンジニアには、チャンス大の会社だと思います。

そして、我々がビジョンに掲げるのが「For Earth, For Life」。ライフスタイル製品でブランドを北米で確立したように、農業フィールドだけでなく、地球環境、人々の生活に役立つものを生み出すというミッションを理解し、共感し、新しい分野にチャレンジしたい人にはぜひ門戸をたたいていただきたいですね。

フェル: 「壁がある。だから、行く。」の精神で、若きサムライたちが集い、世界でますますプレゼンスを高めていくクボタを、私も陰ながら応援しております。今回はありがとうございました。

クボタで活躍する人たちに聞く
将来のエンジニアへのメッセージ

エンジニアリング部門の統括担当 小林 孝さん

小林 孝さんとフェルさん

クボタのエンジニアの特徴として、任される仕事の領域が実に広いことが挙げられます。私も大型トラクタ「M7」の開発に携わってきて、「自分が手掛けたマシンはコレです」と言えるのは誇らしく、エンジニア冥利に尽きると実感しています。

だからこそエンジニアを志す方には、「自分の担当ではありません」「これはできません」などと自分の可能性を狭めることなく、幅広くさまざまなことに関心を持ってほしい。今、クボタが米国でNo.1のシェアを占めるコンパクトトラクタの分野も、この先、どうなるかは分かりません。今までのクボタがそうであったように、常にチャレンジャーで居続けることが、米国、世界中で愛されるブランドの実現につながります。

そして、年齢に関係なく「やりたい」と手を挙げれば、どんどんチャンスを与えてくれるのもクボタの社風です。国境に関係なく、世界を股にバリバリと現場で働きたいという方、ぜひ一緒にがんばりましょう!

エンジニアリング部門(建機)担当 倉地 宏晃さん

倉地 宏晃さんとフェルさん

クボタでエンジニアとして働いて思うのは、農業や水環境ビジネス、建設機械といった、人が生活する基盤に関わる必要不可欠なサービスを提供していくことに関われるということ。それが日本だけでなく、世界各国のお客様のお役に立てるということは、非常に意義ある仕事だと感じています。

現在は建設機械開発のサポートとして、ディーラーやお客様の現場に出向いてヒアリング活動(サーベイ)を行うことが多いのですが、「クボタはエンジニア自らが現場に足を運んでくれて、ディーラーの意見を次期製品に反映してくれる」といった評価をいただくと、やりがいを感じるとともに、身が引き締まる思いです。

海外で働くということは、文化や言葉のハードルもありますが、海外売上高が7割を占める弊社にあっては、自分が手掛けた製品がどう使われているかを最後まで見届け、責任を持つという醍醐味にもつながります。これから入社してくる方には、ぜひ海外赴任のチャンスがあれば積極的にチャレンジしていただきたいですね。

北米汎用製品企画室 室長 多田 浩之さん

多田 浩之さんとフェルさん

私自身、開発の分野とはまったく異なる部署を経て、日本の汎用技術部で芝刈り機の設計、さらにKMAに派遣されて芝刈り機の開発に従事し、今は汎用事業部のメンバーとして、サーベイと呼ばれるディーラー、お客様の現場に出向いてのヒアリング活動に従事。新しい市場の開拓、新製品開発をサポートしています。

この仕事の醍醐味は、なんといっても現場で生の声に触れられること。特にアメリカはローカルの集合体であり、州や地域によってもニーズが異なります。サーベイに関しても、その時のテーマ、課題に応じて、どのディーラーさん、お客様を回り、何を引き出すか。事前に綿密なプランを練り、営業のメンバーも含めてチームで協力しながら、日本や米国の技術部隊にフィードバックしていくことが肝要となります。ヒアリングにあたっては英語力も大事ですが、技術的な裏付けと知識、これまでのキャリアがモノを言うケースも多いですね。自身のサーベイ一つが、クボタの新規市場開拓、さらにはディーラーさんのビジネスの成否にも関わってくる。やりがいがある分、責任が重い仕事でもあります。

単純に開発・設計という仕事だけでなく、“現場を実際に見て、市場を作る”という仕事に携われるのも現場主義を貫くクボタならでは。まだ見ぬ未知のマーケットを創出したいという意欲にあふれる方に、ぜひクボタの門戸をたたいていただきたいですね。

クボタ・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ
コーポレーション 社長
クボタ・インダストリアル・イクイップメント
コーポレーション 社長
新井 洋彦さん

新井洋彦さんとフェルさん

現職以前、製造・生産技術・資材調達、工場長と現場を渡り歩いてきた経験から、若きエンジニアにお伝えしたいのは、“結果”としての製品だけでなく、モノができるまでの“プロセス”にぜひ関心を持っていただきたいということです。

「現場で何が改善され、この製品が作られているのか」あるいは「現場でどんなボトルネックがあって、問題が起きているのか」。社内の生産の現場だけでなく、サプライヤーの現場にまで目を配れるような視野の広さを持っていただきたい。それこそが、クボタが真に追求すべき「KPS」の実現につながると考えています。

また、その観点からもう一つ申し上げると、日本の製造業の強さの一つに「すり合わせ技術」があります。部品や機能を独自に設計し、互いに調整しながら組み合わせることで高品質の製品を作りあげることを指しますが、これぞまさにクボタが大事にするプロセスでもあります。例えば漢字でも書き順がありますが、必ずそこには意味がある。書き順にもこだわってこそ美しい字が生まれるように、作業のプロセスにも正しい“あり方”が存在します。こだわりあるモノ作りに従事していきたいという方、お待ちしています。

北米汎用技術部長 箕浦 章さん

箕浦 章さんとフェルさん

クボタでは人々の生活、地球環境に役立つ製品を世に提供することを使命に、実に多様な製品を手掛けています。一口に農業機械といっても、トラクタ、コンバイン、田植え機など種類はさまざま。クボタのエンジニアは、その一つ一つの製品を“商店”とするならば、その担当者として商売の成否を担う“商店主”のようなもの。責任は重大ですが、仕事のフィールドも広く、若いうちからチャレンジできるのは、大きなやりがいにつながる要素だと思います。

また、海外に積極的にエンジニアを送り出しているのも、クボタならでは。私自身、入社早々に海外製品担当の技術部に配属となり、早くから米国に駐在となりました。その当時の同期のアメリカ人のメンバーが今では、KMAの主要なポストで活躍しています。このように国を超え、社内のメンバーだけでなく、販売会社、サプライヤー、ディーラー、そしてお客様とのつながりを育めるのも海外事業に携わる醍醐味です。

「求めよ、さらば与えられん」。さまざまな可能性を試したいというエネルギーにあふれる方とぜひ一緒に働きたいですね。

クボタはなぜアメリカ人に愛されるのか?
							米国市場におけるクボタの軌跡とグローバル戦略に迫る‼
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