ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社
プリンシパル・テクノロジスト
岩本 知博氏
自治体のAI活用が加速度的に進んでいる。最近は生成AIの進化系で、自律的にタスクをこなすAIエージェントも登場。本格的なAI時代を迎える中、重要性を増しているのが「ストレージ」だ。AIを軸に、自治体が業務効率化、住民サービスの向上を図る上では、大量のデータをセキュアかつ高速に処理できる環境を整えることが欠かせない。
この状況で注目を集めるのが、フラッシュメモリーにデータを記録するSSDである。2010年代に普及し始めたSSDは、HDDよりも高速にデータを読み書きできる半面、容量単価が高いという弱点があった。そこでストレージメーカーは、こぞってHDDとSSDを組み合わせたハイブリッド型の製品の開発に力を入れた。そのような中、一貫してオールフラッシュにこだわってビジネスを展開してきたのが2009年創業のピュア・ストレージだ。
「当社は、技術の進展でいずれすべての記憶装置がフラッシュメモリーで構成されることを予見していました。投資をオールフラッシュに絞ることで、アーキテクチャーの高度化をいち早く進めることができたのです」とピュア・ストレージ・ジャパンの岩本 知博氏は語る(図)。
同社の製品の強みの1つが設計のシンプルさだ。ハイブリッド製品でエンタープライズストレージを構成する場合、性能・機能要件の検討から本稼働までに通常、数カ月を要する。一方、ピュア・ストレージのオールフラッシュ製品は、1カ月未満で本稼働させることが可能だという。