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総合花巻病院が取り組む空間づくり 人と地域の安心をともに支えるクボタの「空気環境」 vol.2 Case Study 1

クボタが販売する業務用加湿空気清浄機「ピュアウォッシャー」が選ばれる理由を紐解きながら、コロナ禍における企業の「安心」への取り組みに迫っていく本企画。連載第2回目は、岩手県花巻市で地域医療の中核を担う「総合花巻病院」の導入事例を紹介。ピュアウォッシャーを選んだ理由と、同院が考えるこれからの医療のあり方とは何か。事務長と現場の看護師に話を聞いた。

地方医療現場で進む
人材不足と患者の高齢化

 1923年(大正12年)の創業から地域医療の中核を担ってきた総合花巻病院。敷地内には老人ホームなどの福祉施設を併設しており、現在も重要な社会インフラの一つとして地域を支えている。

 多くの地方都市で人口減少と高齢化が顕著となる中、中でも花巻市の高齢化率は約35%と全国平均よりも高く、それに伴う医療従事者の人材不足や高齢化する患者への対応が課題となっていた。そうした中で、今回の新型コロナウイルスの出現が、現場の負担を増大させたのは言うまでもない。

 感染管理認定看護師の及川聖子さんは「以前からインフルエンザやノロウイルスなどには常に気を配っていましたが、今回のような未知のウイルスに対し、職員も不安を抱えながら今できる最善の対策を行っています」と話す。

 そうした中、2020年3月。病院の新築移転のタイミングを迎えた。

総合花巻病院

総合花巻病院 施設概要

岩手県花巻市に位置する1923年(大正12年)に開設された、地域医療の中核を担う歴史ある病院。2020年3月に新築移転。約11,000㎡の敷地に、病院棟、通所リハビリテーション棟、地域包括ケア病棟、介護付き有料老人ホーム、保育施設、高等看護専門学校などの施設を構える。空気環境により配慮した空間づくりを目指し、計20台の「ピュアウォッシャー」を設置している。入院病床は198床、職員数は約330人、1日の外来患者数は約150~200人。

現場の医療従事者も
安心して働ける環境をつくる

「より安心できる空間づくりを目指し、新施設では空気環境に配慮しました」と語るのは、事務長を務める千葉久人さんだ。その解の一つに、クボタが販売する業務用加湿空気清浄機「ピュアウォッシャー」の導入を決めた。

 ピュアウォッシャーは、除菌・加湿・消臭・空気清浄といった基本性能に加え、機体内で生成した除菌水「微酸性電解水」を抽出できるといった特徴を持つ。

 導入の決め手について、まず1台で200㎡がカバーできる対応範囲の広さがあった。新病棟は、外来受付が1階の壁仕切りのない総合受付に集約されている。座席数も多く、密を避けることは難しいことから、まずはこの空間に3台の設置が決定された。

 現場に勤務する職員は、とくに加湿の面での効果を感じたという。看護部長の佐藤久美子さんは、「病院という場所柄、湿度には気を使ってきましたが、移転前は冬場の乾燥などに悩まされていました。ですがこれを置いた場所では、明らかな空気の違いを感じますし、コンタクトレンズが乾くといった声も聞かなくなりました」と話す。

 また、空気環境以外の点では、職員の負担軽減に関する効果を上げた。

 以前は、除菌製剤を用意するのも薬剤の購入から生成まで行う手間があったが、ピュアウォッシャー導入後は、「微酸性電解水」をそのまま環境整備に活用でき、工程の省略化につながった。人手不足が続く医療現場では「日夜働く彼らに働きやすい環境を提供することは非常に重要」と千葉さんは語る。

「ピュアウォッシャーの導入が、患者さんの安心につながるだけでなく、現場の職員の安心感と負担軽減にも寄与していると思います」(佐藤さん)

 現在では、食堂など不特定多数が出入りする場所に加え、併設する福祉施設にも導入しており、その台数は計20台に上る。

 千葉さんは「こういった機器の導入は、病院としての安心への取り組みを示すことにもつながります。そうした思いが、患者様や施設にお越しになった方々にも伝わっていれば嬉しいですし、現場で働く人たちの負担が少しでも軽減されることも願っています」と話す。

施設全体の空気環境を管理
20台のピュアウォッシャーが活躍中

現在ピュアウォッシャーは、総合受付、救急搬送入り口、リハビリ施設、多目的室、食堂、老人ホーム、保育施設など、不特定多数が往来し、衛生環境面にとくに気を使う必要がある場所に設置されている。「見える場所に設置でき、患者や職員に然るべき処置を講じていることが伝えられるメリットは大きいですね」(千葉さん)。

総合花巻病院 総合花巻病院 総合花巻病院

地方都市を支える
「連携」がつなぐこれからの医療

 コロナ禍に限らず、高齢化や人口減、人手不足などは、医療現場のみならず市が抱える常態化した課題でもある。こういった時代のニーズに合わせた施設運営が重要になる中で、佐藤さんは、今後の地方医療は「連携」が鍵だと話す。

「訪問診療などの在宅医療との連携。病院内の多職種との連携が、地域全体を支える上で重要になると思います」

 患者とその家族、そして地域全体と医療機関が連携することが、今後の地方都市を支える鍵となっていく中で、その中核を担う病院という場所が、前提として安心できる場であるために、空気環境を整える重要性は大きい。

 最後に千葉さんは「病院から在宅まで、連携した医療福祉を提供することをスローガンにしています。そうした中で、ピュアウォッシャーには、人と地域の安心をともに支える存在として、今後も期待したいですね」と語った。

次回は大手フィットネスクラブの事例を紹介。
安心で快適な環境づくりへの取り組みを取材します。

クボタの技術で実現した
業務用加湿空気清浄機
「ピュアウォッシャー」とは?
ピュアウォッシャー

「ピュアウォッシャー」は、水を使って空気を除菌する業務用加湿空気清浄機。1台で最大200㎡の大空間の空気を吸引。クボタの空調事業の技術「エアワッシャ技術」で吸い込んだ空気と水を機内で接触させ、微細な粉塵および水溶性のガスを除去する。機内で生成し、取り出しも可能な「微酸性電解水」は、一般的な細菌やウイルスなどに対する抑制効果が実証されている

*1 空気清浄・除菌に関する(株)クボタ基準目安。

*2 微酸性電解水は、高い安全性と強い除菌力を持つ機能水。 除菌成分「次亜塩素酸」を豊富に含む。

*3 特定の菌・ウイルスに対する効果は確認しておりません。

ピュアウォッシャー

総合受付の座席数は200ほどあり、壁仕切りのない大空間スペースで常に不特定多数の人の出入りがある場所だ。ここには3台のピュアウォッシャーを導入している。

ピュアウォッシャー

手すりやテーブルなど、人が手を触れる部分の環境整備に電解水を活用している。以前は除菌製剤をつくる手間があったが、ピュアウォッシャーの導入によりその工程が省けた。

総合花巻病院でのピュアウォッシャーの活用方法を紹介!

本文では紹介し切れなかった、総合花巻病院および併設施設での、ピュアウォッシャー活用術を紹介! 現在は、病院内の不特定多数が出入りする場所に加えて、保育園や老人ホームなどにも設置されているという。それぞれの場所での使い方を見ていこう。

病院での電解水の使用方法は?

病院での電解水の使用方法は?

ピュアウォッシャーは、機体内で生成した「微酸性電解水」を取り出すことができる。抽出量の入力や抽出の開始などはタッチパネルで設定。シンプルな表示で、機械に詳しくなくても直感的な操作が可能だ。総合花巻病院では、電解水の使い方にルールを設けており、基本的には手すりや機器類、テーブルなどの環境整備に電解水を使用している。

電解水を取り出す

電解水を取り出す

ピュアウォッシャー導入前の環境整備用の除菌製剤は、薬剤を取り寄せ計量し自分たちで作るという工程があった。導入後、取り出した電解水を直接使えるようになり、大幅に手間が削減されたという。コロナ禍以前は1日1回だった環境整備の回数も、コロナ禍ではその回数が4回と増えただけに、「手間の削減はありがたい」と及川さん。

救急医療センター入り口

救急医療センター入口

総合花巻病院は、地域の一般急性期(軽度急性期)医療の受け皿。救急医療センターの通路にはピュアウォッシャーと非接触型サーモグラフィーを設置。急な体調不良を訴える患者が運ばれてくる場所でも、感染症の被害を最小限に封じ込める対策を講じている。

通所リハビリテーション室

通所リハビリテーション室

入院患者だけでなく、外来患者がリハビリを行う施設「通所リハビリテーション室」もある。リハビリは患者と職員が近い距離で接することになるため、空気環境の管理は非常に重要だ。ピュアウォッシャーの設置は、患者と職員の双方にとっての安心につながっている。

食堂・談話室

食堂・談話室

入院患者との面会の場として、外部から訪れる人も利用する食堂。ここにもピュアウォッシャーが設置されている。一般的にウイルス感染の確率は湿度40%以上で低くなると言われているが、ピュアウォッシャーは、タッチパネルで室内の湿度を簡単に管理できるので、インフルエンザやノロといったウイルス感染症の不安の軽減にも役立つ存在だ。

敷地内併設保育園(こどものくに保育園)

敷地内併設保育園(こどものくに保育園) 敷地内併設保育園(こどものくに保育園)

総合花巻病院では、医療従事者や職員がお子さんを預けられるよう、施設内に保育園を併設している。棚の隣にピュアウォッシャーを設置しているが、自動販売機と同じサイズの筐体は、奥行きも取らないコンパクトな設計になっている。取り出した電解水は病院と同じルールの下使用されているが、微酸性電解水は食品添加物に該当しているため、万が一、子どもが口にしてしまっても安心な点が嬉しい。

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