Dataiku Japan
AI運用をユニバーサルAIプラットフォームで実現
世界700社以上が活用するDataiku
木邑 文彦氏
Dataiku Japan株式会社
セールスエンジニア
「Everyday AI, Extraordinary People」をビジョンに掲げる米Dataiku。2013年にフランスで創業し、2022年に日本法人を設立した。金融・製造・小売りなど業界を問わず、多様な企業700社以上にユニバーサルAIプラットフォームを提供している。
同社が2024年に実施した生成AI導入状況を把握するためのアンケートでは、約半数が生成AI関連で100万ドル以上の投資を予定しているという結果を得た。その一方、導入済みのツールについては、データ分析に最適化されていないとの回答が44%、技術面での遅れが問題という回答が43%、5つ以上のツールが混在しているという回答が60%に達した。「企業がこれらの課題解決を求めた結果、Dataikuの生成AI機能を含むユニバーサルAIプラットフォームを採用するケースが非常に増えている」と同社の木邑文彦氏は語る。
データ分析から運用まで
必要な業務を包括的に支援
DataikuのユニバーサルAIプラットフォームは、データの分析や前処理も含むデータサイエンティスト向けのフルコードでの処理だけでなく、一般的なビジネスユーザーでも容易に使えるノーコード/ローコードの処理にも対応していることが特徴である。統一したプラットフォーム上で、機械学習、分析、本番環境へのデプロイ、活用状況の視覚化など、企業での生成AI運用を支える多様な機能に対応している。
同社はユニバーサルAIプラットフォームの製品コンセプトとして、「LLM(大規模言語モデル)メッシュ」というキーワードを掲げている。同プラットフォームには、生成AIの一種であるLLM機能を搭載済みで、さらにGPTなど他社が提供するLLM、NLP(自然言語処理)技術と連携し、例えば「感情分析・要約」などのデータ分析自体や、運用コスト・セキュリティ・個人情報・監査証跡の管理など、対象データの整形から分析、可視化、プロジェクト管理に至る多様な業務を連携させて運用できる。
入力データから出力(回答)を生成する機能要素を「レシピ」と呼び、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)形式で表示した個々のレシピをつなげたフロー画面を表示させながら作業工程を設計していく。これらの多様な機能群を扱うのが「LLMメッシュ」である。
LLMメッシュでは、多様な業務を連携して運用できる
問い合わせ対応などのチャットボットをWebサイトで提供する企業も増えている。Dataikuはチャットボットの開発向けに、LLMが持つ既存の知識に加えて、最新の外部情報を検索して取り入れることで回答精度を高めたRAG(検索拡張生成)機能を備える。「RAGの機能要素をまとめてフローで表現しながら開発し、ユーザーに公開するためのWebアプリケーションも提供している」(木邑氏)。
AIアシスタントが開発支援
さらなる開発自動化を目指す
DataikuのユニバーサルAIプラットフォームでは、AIソリューションの開発を支援する観点でも生成AIを活用している。まず「AIアシスタント」機能により、プロンプトによる指示でデータ分析のフローを容易に開発できる。「開発したデータ処理コードをプロンプトで加工したり、コードを生成AIが読み解いて解説書を出力したりできる」(木邑氏)。また、「Gen AIソリューション」機能では、既存顧客の事例から生まれた汎用的なソリューションをテンプレートとして提供し、ユーザー企業の開発工程短縮を支援している。
今後の展開としては、生成AIによる開発支援をさらに促進する狙いから、「AIエージェント」機能を強化するビジョンを掲げる。コードを書いたり、日々の業務をサポートしてくれたりする多様なエージェント開発を支援するほか、あるエージェントが他のエージェントを呼び出して最適な支援内容を自動提供してくれるというイメージを描いている。木邑氏は「複数のエージェントが連携して得意な領域を担当し、処理内容をモニタリングしながら出力の精度を上げていくような世界観を目指している」と意気込む。
基調講演を含めたGenerative AI Conferenceの講演動画は
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